65歳以上の高齢者で希望者を対象に無料のPCR検査が千葉県市川市で2021年1月にスタートしました。
こうした検査は千葉県内では初めてとなります。
新型コロナは高齢者の重症化リスクが高く、こうした中で検査がどのように行われるのか紹介します。
市川市が行う65歳以上の無料PCR検査とは?
2020年11月16日に市川市は、新型コロナウイルス対策で65歳以上の高齢者の希望者を対象に唾液によるPCR検査を無料で行うと発表しました。
唾液によるPCR検査を高齢者に無料で行う理由について市長の村越祐民さんは
「第三波が確実に来ている状況。高齢者は重症化リスクが高く、検査が安心につながればいい」
と説明しています。
県内では初めてのパターンで市の事業として実施します。
無料PCR検査の対象者となる65歳以上の高齢者を含む対象者の総数は約105,000人です。
市川市の予想では約65,000人が検査を受けると見込んでいます。
予算額は約1億7500万円となっています。
■「65歳以上の方を対象にした新型コロナウイルス感染症のPCR検査を無料で行います」➡市川市公式サイト
参考記事:東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/68854
どのように無料PCR検査が行われるのか
対象者は65歳以上の高齢者と、60〜64歳で心臓や肝臓、呼吸器などに疾患がる市民も対象となります。
無料PCR検査キットの受取り
市川市内の公民館など公共施設約20カ所で市が作成したスケジュールに基づいて実施します。
年齢と本人の確認後に唾液を採取して検査する無料PCR検査キットが同意書と一緒に渡されて、簡単に使い方の注意点と説明を受けて終了します。
唾液を採取して検査するタイプのPCRキット

唾液を採取する方法の説明書

自宅で翌朝唾液を採取して、同じ検査場所に持参します。
その後民間の検査センターへ送られます。
結果については、陽性の疑いがある場合だけ市から連絡が来きます。その場合は再度医療機関でPCR検査を受けることになります。
PCR検査キットの配布会場
無料PCR検査キットが配布されたのは、指定日の午後1時から4時の間です。
初日の受付開始午後1時の5分前に配布場所に到着しました。
すでに会場には恒例の方が10名以上並んでいまいした。雨なので受付の外にも数名が傘をさして並んでいました。
検査場所となる公民館等では、受付で手のアルコール消毒と体温を測定して中に入ります。
列は距離を置いて並びます。
最初に市の職員の方が机で年齢確認をします。この場合免許証や保険証が必要になります。
そして無料PCR検査キットと説明書、同意者を渡されてから簡単に説明をうけて終了します。
受付からPCR検査キット受取りまで約10分位でした。
その後は徐々に来場者が増えてきました。
PCRの結果
PCR検査の結果は市川市役所の公式サイトで確認できます。
今回の検査結果によると新型コロナには感染していませんでした。

検査結果が陽性ではなく安心しました。
しかし、その後の行動によっては感染する可能性もあるので、引き続き感染防止に努めましょう。
おわりに
65歳以上の高齢者が新型コロナに感染すると渋滞になるリスクが高まることから、自治体が無料で行ってくれるのは安心感があります。
いつ感染しているか分からないので、命を守ることと感染を拡大させないためにも普段からの感染防止対策が重要ですね。