新型コロナで『スーパーの食品・雑貨』品薄の意外な心理

くらぶオフィス
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新型コロナに寄り拡大で世界の感染者は3月27日に累計50万人を超えました。国内ではクルーズ船を除き3月27日現在1463人と増加をしています。

このような状況から東京をはじめとする首都圏では外出自粛を呼びかけています。その中で食品や雑貨の買いだめが自粛の呼びかけにも反して進んでいます。

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食品雑貨「品薄」の背景

国からは食品や生活必需品の在庫は十分であり大丈夫だとアナウンスがあります。しかし一向に買いだめが減少しません。買いだめを自粛した人の間には「買いだめを自粛しても品薄で必要な時にに手に入らない」という事態が発生しています。

やはり「 買える時に買っておく」という心理からでしょうか。

次の3つのポイントに絞り調べてみました。

その①:食品等の在庫状況
その②:買いだめに走る心理
その③:対策方法
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その①:品薄食品等の在庫状況

メーカーやスーパー等に品薄になっている食品の在庫はあるのか農林水産省のデータで調べてみました。

令和2年3月26日 江藤農林水産大臣メッセージとして「食料品についてのお願い(新型コロナウイルス感染症対策について)」が同省のホームページに公開されました。

食料品は、十分な供給量を確保しているので、 安心して、落ち着いた購買行動をお願いいたします。

食料品は必要な分だけ買うようにしましょう。
過度な買いだめや 買い急ぎはしないでください。
転売目的の購入はしないでください。

引用:農林水産省 令和2年3月26日 江藤農林水産大臣メッセージ

国としては十分な供給量を確保しているから心配はいらないということです。

その②:買いだめに走る心理

2019年の台風による水害で避難所に非難しなかった人たちの取材で「まだ大丈夫だと思った」というインタビューを聞いたことがあると思います。

この事を「社会心理学」「災害心理学」の専門用語で「正常性バイアス」と呼ぶというのです。自分はまだ大丈夫という心理が働くことだといいます。

2019年の大型台風での事例

実際に100年に一度の大雨で避難勧告或いは避難指示が出ても理解できずに、まだ大丈夫と思って非難しなかったことです。その為避難が遅れてボートで救助されたことは記憶に新しいことです。

マスク不足・トイレットペーパー不足の事例

一方、マスクが品薄で売っていないとなると転売がお切り以上に高くても買う人が出ていました。ドラッグストアを何件も探しまわったり朝から並んだりと手に入れる行動を起こしました。

その後、九州でトイレットペーパーの原料がマスクと同じということでトイレットペーパーが無くなるというデマが流れて一斉に買いだめに走り売切れて店頭から姿を消した事がありました。九州で無くなった翌日には千葉県でも品薄状態が始まりました。

「雨量計の数字」より強い「棚が空っぽ」の危機感

この2つの事例を比べると、大雨では避難勧告や指示は雨量が何ミリという情報や言葉での情報が住民に伝えられたことです。これから起こるかもしれないという不安はあっても今は起きていないので「自分はまだ大丈夫」と思うのです。

しかし、マスクやトイレットペーパーは実際にドラッグストアの棚から消えていることを目で見たのです。報道やSNSで発信された写真では「棚が空になった」のを見ると、自分や家族の事として現実に危機感を肌で感じるのです。

その後、デマと分かってもしばらくはトイレットペーパーが棚から消えた状態は続いたのを覆えています。追加補給されても。棚からすぐに無くなる事がしばらく続いたのです。

マスク・トイレットペーパーで品薄のパニックを経験した人々

今回の外出自粛が東京都から報道された直後から人々はスーパーに買い出しに走りました。おそらく「マスクの品薄」での経験があるからでしょう。

政府からはテレビでマスクを増産しているので来週には出回ることが報道されましたが、現在でもマスクは全く手に入らない状態が続いているのです。

分かっていても買いだめする意外な心理

食料品の在庫が十分にあると国が報道してもTVでアキダイの社長が倉庫の在庫を見せても、人々は買い出しに走ります。

つまり在庫が保証されていても店頭に並ぶとすぐに 無くなるため、実際に買いだめしない人が買いに行くと毎回そこにはすでに商品が無いのです。

自粛して我慢した人も、「今度は無くなる前に商品がある内に多めに買っておこう」という心理が働き、さらに買いだめする人が増加して品薄状態が続くのです。

翌朝も夜も店頭に山積みなら人々は納得するのでしょうけどしばらくは時間がかかるのです。

その③:買いだめの対策方法

一人一人が必要な分だけ購入する量が確保されれば解決するのです。

しかし、このような緊急事態の元では「実物が大量に山積み」になっていないと人々は国のアナウンスですら信じることができずに買いだめに走るのです。
単純に目に見える「山積み」「棚が埋まっている」を実現しない限り難しいことが伺えます。

AとBのどちらが品薄状態のときにパニックを起こさないでしょうか?

人間の脳は「否定的な表現」はマイナス思考を連鎖します。「肯定的な表現」はプラス思考を連鎖します。

A:「お好きなだけお買い求めください!明日もまた十分な量が入荷します」

B:「食料品は必要な分だけ買うようにしましょう。過度な買いだめや買い急ぎはしないでください

勝手な私見ですが「お好きなだけお買い求めください!明日もまた十分な量が入荷します」として実際に翌朝からタップリと店頭に並べた方が安心するのではないでしょうか。店も売り上げが増加するし、物流もさらに動くと思うのです。

現在は、「食料品は必要な分だけ買うようにしましょう。過度な買いだめや買い急ぎはしないでください」とPRしています。この手順は「ほんとは物が無いのではないか?」「入荷しても今が品薄だからすぐになくなってしまうかもしれない。多めに買っておこう!」と朝から並ぶ人が増えると思うのです。実際に店頭が品薄状態です。

2020年3月26日 午後7時頃のスーパーの棚(千葉県某スーパー)

3月26日の夜、要請があったもこの品薄状態が続いています。翌日3月27日の夕方も同様に品薄状態が解消されていません。

3月26日午後7時のスーパー パンの棚
3月26日午後7時のスーパー 麺類の棚
3月26日午後7時のスーパー 肉類の棚
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