自分では気が付かない加齢臭を抑える方法を紹介します。特にお金をかけて処理するのではなく普段の心がけである程度解消することができます。
しかし、加齢臭は消せないと言われています。
仕事で物を運んだりして体を使った時に「加齢臭?」かなと感じることがあります。脇から?胸から?腕から?頭から?この臭いはどこから来ているのか悩んでしまいます。
「加齢臭」問題をどうすれば解決できるのか以下の3つのポイントから説明します。
その2:加齢臭は消せない?
その3:朝シャンで解決
その1:加齢臭の原因はどこから?
男女にかかわらず発生する加齢臭の原因は生体ガスにあると言われています。
嫌われ者の「加齢臭」は具体的にどこから来るのでしょうか?
「加齢臭」の源泉は3カ所
加齢臭の源はご存じの通り、皮脂腺、汗腺、ニオイ腺が混じり合い、そこに菌が繁殖し発酵を出して嫌なニオイが発生するのです。
その場所を特定しましょう。
(1)耳の裏
耳の裏で菌が発酵しているのです。
耳の裏側の耳たぶの少し上の引っ込んだところがポイントで皮脂腺が集中しているところです。
この場所はお風呂屋シャワーで意外と簡単に流してしまうところです。
(2)首の後ろ
次は首の後ろです。首の後ろは良く汗をかいたりしますね。真夏などは冷たいタオルで首筋を拭いたりします。
その場所で菌が腐敗するのです。汗をかいたり皮脂の汚れが溜まりやすいのです。
まくらのカバーが汚れたりまくらが臭いのは主に首の後ろの腐敗した汚れが原因です。
(3)後頭部
人の頭には頭髪があるのですが、ほとんどはてっぺんから後頭部にかけて生えています。てっぺんから後頭部にかけて頭皮の皮脂や汚れが腐敗して臭いを発するのです。
加齢臭は年代で違う臭い
加齢臭の研究の第一人者である東海大学の関根嘉香教授の記事から学びました。
それによると、30~40代と50才を過ぎた人の加齢臭は違うのだそうです。
30代の加齢臭
中年男性の出す臭いの原因物質「ジアセチル」でミドル臭とよばれている臭いです。汗に含まれている乳酸が汗と一緒に皮膚に出てきます。
皮膚1cm2に10万個といわれる常在菌がいて出てきた乳酸を食べると常在菌はジアセチルのガスを出すのです。これがミドル臭なのです。
50代以降の加齢臭
50才以上の人が出す「きらわれる」臭いの原因物質が「 2-ノネナール 」です。皮脂成分が紫外線によって分解されてあのイヤな臭いを出すのです。
若い人も同じなのですが、年取ると皮膚の状態が変わり出るガスもいやな臭いになるのです。
人間は様々な生体ガスを出している
口から出るガスは口臭につながるし皮膚から出るガスは「皮膚ガス」といって体臭になるのです。人間の皮膚から出る「皮膚ガス」は以下の3つの由来があるそうです。
表面反応由来
汗や皮脂が常在菌や何かの作用によって酸化し、それにより皮膚ガスが発生して汗の臭いや加齢臭をまき散らすのです。
皮膚腺由来
お酒にはエタノールが入っていて飲むと分解されてアセトアルデヒドになります。この血液中のアセトアルデヒドが皮膚からガスとなって出て臭うのです。
また、疲れていると皮膚から「アンモニア臭」のガスが出て「おしっこ」の臭いになるのです。
血液由来
これは血液中に化学物質が流れていて、それが皮脂腺に移動して皮膚ガスとして体外に出るものです。
その2:加齢臭は消せない?
ここまで説明した通り、人の体からは皮膚ガスが出る仕組みになっています。
つまり「加齢臭」は皮膚ガスだから消せないので基本出っぱなしですね。加齢臭はエネルギー代謝がうまく行っている証なので出るのが普通なのです。
では「悪臭」をどうすればいいのでしょうか?
その3:朝シャンで解決
加齢臭の研究の第一人者の東海大学関根教授の説明で加齢臭を消すことは構造上できないのですが、次の様に説明しています。
殆どの加齢臭は抑えることが出来るのだそうです。
朝シャンで抑えることが可能
朝シャワーを浴びると1日加齢臭を抑えることが出来ると説明しています。
特に臭いが良く出る、首筋、おでこ、後頭部、背中、おなかとその辺りを清潔に保つことが効果的です。
加齢臭用の石鹸やシャンプーを利用して朝シャンすれば、さらに快適になるかもしれません。
おわりに
加齢臭の発生するメカニズムと解決する方法を紹介しました。
加齢臭を抑えることができて「無臭」に近い状態が1日中保てるようになるはずです。