5月に入りマスクの値下げが続いています。
あれほど手に入らなかったマスクがゾクゾクと店頭やネット販売で見かけるようになってきました。
昨日ドラッグストアで買えたマスクは5枚入り450円で1枚90円です。ネットでは1枚40円前後もあります。
いったい何が起きているのでしょうか?以下の3つの視点から調て見ました。
その②:マスクが出回ってきた事情
その③:今後のマスクはどうなる?
その①:値下げマスクは今いくら?
品薄だったマスクは今いくらでうられているのか調べてみました。販売していました。
下の写真のマスクは5月11日にはTSUTAYAで10%引きで買った5枚で450円(税別)。1枚90円となります。

Amazonで調べてみると安いもので50枚で2000円前後が多く1枚が約40円です。
また、株式会社キョウエイでは中国製の使い捨てマスクを最低ロット1箱50枚入り40箱で税別5万円で卸しています。
1枚25円の安さです。ネットから予約できるので2000枚単位で購入できます。
マスクの最安値が分かるサイトがあります。
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その②:マスクが出回ってきた事情
世界のシェア50%を占める中国のマスクは生産量の80%を日本向けに輸出してきました。
ところが新型コロナ禍で世界的な需要増となり当初は自国用として確保するため3月後半まで海外への輸出は規制してきました。
需要が高またため中国国内には新規参入するマスク製造会社が乱立しその数は1万社にも達するとも言われています。
しかし、中国での新型コロナが収束に向かいさらにマスクの国内向け在庫が十分になり4月に入ってから海外への輸出を解禁しました。
その結果、日本にはにわかマスク会社となって製造したマスクもどんどん入ってくるようになったのです。
アベノマスクの品質管理が甘く粗悪品であったように、中には同様な物も混入している可能性も無いとはいえません。
この様な状況からドラッグストアなどでは販売することが難しく、普通はマスクを販売しないような店の店頭に並ぶことになったのです。
ある日突然マスクを買いませんかと売りに来る業者がいて、自粛で売り上げが無くなった店としては少しでも販売することで収入を得ることができたと言います。
中には月に250万円も売ったと報道された店もあり、その後周りでも売り始めたためマスクが飽和して値下げ競争で価格が大幅に下がりが始めたというのです。
その③:今後のマスクはどうなる?
輸入に頼っていたマスクですが、国内生産も増産が進んでいるようです。
特に医療従事者や介護施設で必要な医療用マスクは、製造量に国際的な変動があっても国内で在庫が賄える体制が必要ですね。
中国からの輸入品では新型コロナ前から輸入している会社で品質がしっかり管理されている商品は、TSUTAYAで買ったように1枚100円前後する可能性があります。
値段が高い理由は原材料メルトブローが高騰しているためです。
新型コロナ感染対策で今後第2波、第3波と予測されていることから需要はしばらく続くと思われます。
感染防止で使うマスクは品質が 保証されているものでやはり値段が高めになるのではないかと推測します。
まとめ
品薄だったマスクが値下がりして出回っている理由を紹介しました。
今後しばらくは新型コロナ感染防止からマスクは必需品であり消費も増えることが予想されます。
国内生産のマスクが増産されて十分な在庫を確保してほしいものです。