日々新型コロナの感染が爆発的に拡大し世界で100万人を超えた今日、日本でも始まっていることが感じられるのです。
まだ、緊急事態宣言を発令するまでには至っていないとの見解を以下の様に示している首相です。
「少しでも気を緩めればいつ拡大してもおかしくない。まさに瀬戸際が継続している」
引用:4月3日の参院本会議の安倍首相より
「現時点ではまだ、全国的かつ急速なまん延という状況には至っておらず、ぎりぎり持ちこたえている」「必要な状況になれば、ちゅうちょなく行う」
日本の新型コロナ感染は「まだ持ちこたえている」?
ここからは私見で書きたいと思います。
フランスに住んでいる日本の方が友人に送ったコメントを頂きました。
今の日本の状況を心配する声です。長くなりますが参考に引用しました。
フランスの現地から今の日本へのメッセージ
2020年3月30日受信
日本の友達へ
引用:facebookより筆者が転記
フランスは最悪な状況です。たった2週間ちょっと前、地続きのイタリアがすでに医療崩壊状態になっているにもかかわらず、「うちは大丈夫でしょう」という雰囲気があり、外出自粛が言われていたにもかかわらず、週末は街も公園も春の陽気を楽しむ人で賑わっていました。ちょうど今の日本のお花見の雰囲気でした。
それからすぐ厳しい外出規制がかかり、1週間もしないうちに感染者が爆発的に増えました。私が住んでいるアルザス地方は特にひどく、私ももれなく感染しました。
2週間前の、小張日和からたった2週間。医療機関は崩壊寸前、気が付いたらウイルスも感染者もそこらじゅうにいる、どいう状況になるなんて、全く想像していませんでした。感染者の多い地域では、もうベッドも医療器具もマスクも足りず、医療設備の付いた電車や飛行機で患者さんを別の地域に移動させています。
老人ホームで感染したお年寄りの方たちは、病院にすら行けません。若い人が優先だからです。命に優先順位をつけなければならないような悪夢が、先進国で起こっているのです。(というより経済第一優先した先進国だからこそ、こうなっているのでしょう)
どの国も政府の対応が遅くて、もっと早くに外出禁止にしていれば、もっと検査を徹底すれば、まぬがれただろう状況に陥っているのが、ほんとうに許せません。
今、遠くから日本を見ていて、同じ状況になるのではないか、と怖くて仕方がありません。日本では法律上の問題もあり、厳しい規制をすることは難しいそうですが、大切な人や自分が感染してしまった時に政府を恨んでもどうにもなりません。
政府の対応を待つのではなく、個人個人が、自分のこととしてとらえて今すぐできることを徹底して実践する、それしかないのだと思います。
そして、今、がカギだと思います。
ウイルスは足を持っていません。感染拡大の原因はウイルス自体ではなく、人の移動、人同士の接触です。
感染拡大は、医療崩壊に直結します。私みたいに、まだ若くて健康な人は自力で治せる。でも、その意識の低さが、だれかを死に追いやることになるかもしれないのです。
今は、少し大げさなくらい気を付ける方が、絶対に後悔しないと思います。
少しでも症状があったら「今かける迷惑」より少し先を考えて、すぐに休むなどなど、すぐに徹底してできることは沢山あると思います。桜も、元気なら、また来年見れる。
今、これを読んでくれた友達にとって、私は「知り合いの感染者第1号!」かもしれません。だから、身近な人も自分も、大切な人も感染しうる、と少しでも危機感をもってもらえたら、と思って書きました。
鬱陶しいと思われるかもしれないけど、その場合はごめんなさい。
みなさん、本当に気を付けて。
一日も早く、普通のことを普通に楽しめる生活がもどってきますように。
参考に引用いたしました。
フランスにおいても似ている状況だと感じるところです。今まさにオーバーシュートを目の前にしている日本人です。
フランスが直面する2週間前よりもさらに進んでいいるようで心配しています。
フランスの彼女が感じているように、政府の対応を待つのではなく(待ってもどうしようもない)個人個人が自分はもとより人に感染させないという危機感をもち、外出をしないようにすることが重要だと感じています。
いままでブログで様々な状況を記事に書いてきましたが、やはり現在重大な局面にいることをあらためて感じています。
明日は自分が感染していると想定した行動と生活をすることが大事だと思います。
新型コロナ感染「自分が人に拡散させない」
厚生労働省では感染拡大防止対策で次の3つの密を避けるキャンペーンをしています。
改めて確認してみましょう。
密閉:換気に悪い「密閉空間」
引用:厚生労働省
密集:多数の集まる「密集空間」
密接:間近で会話や発声をする「密接場面」
まだ緊急事態宣言は出ていないのですが、発令した時と同様な行動を自発的に進めることが必要ではないかと感じています。
必要最小限の移動にしてテレワークやネット利用した方法を多様してできるだけ自宅での自粛をすることが必要ではないでしょうか。
外出自粛で影響が出ている
現在様々な対策を行うようですが、マスクも重要だけれども休業補償や仕事を失った方々への緊急救済対策や地方の経済へのテコ入れ、そして自宅待機を強く優先してほしいという要望、署名や動きも始まっているようです。
日本で今大切なことは中国やフランス・イタリア・韓国・米国の状況を学び一刻も早く感染拡大をこれ以上しないように具体的な対策と合わせて個人個人のレベルで感染防止の徹底をすることが重要だと強く感じています。
おわりに
冷静に新型コロナの機器を乗り越えなけらばなりません。
先に紹介したフランスからのコメントが強く残ります。
「政府の対応を待つのではなく、個人個人が、自分のこととしてとらえて今すぐできることを徹底して実践する、それしかないのだと思います。」
フランスの現実からのメッセージを「日本の今」と受け止め協力して乗り越えることだと思います。