人生は予測がつかないものです。禁酒を誓ってから早2年目の夏を迎えました。今年の夏は新型コロナで3密を避けるという条件が付いたのです。これが良かったのか悪かったのかは分かりませんが、今までとは違う夏なのです。
禁酒で迎える新型コロナの夏
禁酒と新型コロナはどう関係するのか?意外にもメリットにもなりデメリットにもなるから人生はわかりません。
禁酒するとなにが変わるかと言うと「呑兵衛仲間」が全く近くに居なくなることです。だから、「まあ、一杯やろうよ!」といって集まる仲間が一人もいなくなるのです。
禁酒がもたらす「お一人様」です。
べつにお酒を禁酒しなくても問題はなかったのです。ではなぜ禁酒したかといえば、どうでもいいことですが、「もしかして、アル中になるかもしれない」という一種の怖さからです。
どうしてそんなに弱気になったかと言えば、お酒が大好きだからです。
まだアルコール依存症ではありません。休肝日も飲まないでいられるし、今日はお酒を飲まないで接待しろと言われれば飲まないでいられる状態だからです。だから、まだお酒をコントロールできるのでアル中ではないと思っているのです。
目の前に冷たいビールが出ても平気になった!

禁酒してから初めての夏だった去年は、まだお酒がチラチラするのです。真夏の暑い夕方には生ビールをグイッと一杯飲んでいる人を見ると、無性に飲みたくなったのを思い出します。
でも今年は、全くそれを感じなくなったのです。強炭酸水にレモンを絞って飲めばOKです。逆に女房は生ビールを目の前で飲んでいるのです。それも気にならなくなりました。
それまでは、なんで禁酒なんかやってんだろう!自分だけ損している感じがして、どこかに「お酒が飲みたい」という気持ちがのこっていたのです。
メリットは夕方お酒を探さなくなった

単純なことなのですが、お酒を飲んでいた時は夕方になるとソワソワして早く一杯やろうよ!という雰囲気でキッチン周りをふらふらするのです。
つまり、お酒を探しに歩いているのです。決してアル中ではないのですが、早めの一杯が美味しいからついついウロウロしてしまうのです。
それが全くなくなったことは「健康的だ!」と自慢したくなるのです。
禁酒するとご飯がおいしくなった
お酒を飲んでいる時は、食べ物はだいたいおつまみにだから味わうというよりも酒の肴です。
それが、お酒がないと人は食べ物に興味を持ちだします。これはおいしいとかこれは何の料理だとか、食べ物をおいしく食べるようになってくるのです。
デメリットは飲み友達を失う
先に書いているように飲み友達が全く消えてしまったことです。寂しいというか酒の繋がりだったというか、見事に誰もいなくなったのです。
そういえば、飲んでいた頃は「飲めない奴は、話にならないな」とか生意気いっていたのを思い出しました。
飲んで楽しく過ごせば、難しい話でも分かりあえる、酒は飲みニュケーションだなどと大声で言ってた自分を少し反省しています。
コロナ時代は飲み会も自粛、これがメリットに
最近、離れて行った飲み仲間がSNSで戻って来たのです。
事情を聴くと飲み会ができなくなり、一人で飲んでもつまらないからSNSにもどってきたようだ。そういえば、居酒屋さんは新型コロナで大変な経営状態になっている。
飲み仲間が行けなくなったからでしょうね。
そんな訳で、離れて行った呑兵衛たちが、戻って来たのです。コロナが引き寄せてくれたかもしれません。
今は、飲み仲間から話仲間になりました。