新型コロナ感染予防対策ではマスク着用を進めてきました。しかし夏に向けて熱中症対策もありマスクで熱中症になる危険性が出ていました。
これに対して厚生労働省ではではその使用方法に新しい指針を2020年5月26日に公表しましたので紹介します。
ポイント②:マスクで熱中症になるリスク
ポイント①:屋外では人との距離2メートル以上で外す
環境省と厚生労働省の新しいマスク着用の指針
これから夏に向けて暑くなると熱中症の危険性が出てきます。2020年5月26日に環境省と厚生労働省では屋外でのマスクの使い方について新しい指針を公表しました。
「新しい生活様式」の中での熱中症予防のポイントを公表しました。
その中でマスク着用時は体に負荷がかかる作業や運動を避け、屋外で人と2メートル以上の距離を確保できる場合は適宜マスクを外すよう呼びかけました。
今迄はマスクを外すとあまり良いイメージはありませんでしたが、今回の様に明確な理由が示されたことで安心してマスクを外してウォーキングやランニングができます。
文部科学省スポーツ庁のマスク着用の指針
学校の体育の授業ではマスクの着用は必要ありませんが、体育の授業における感染リスクを避けるためには、地域の感染状況を踏まえ、児童生徒の間隔を十分に確保するなど、下記の事項を十分に踏まえた対策を講じることが必要とされています。
体育の授業前にマスクを外してから授業後にマスクを着用するまでの間、児童生徒間の距離を2m以上確保するとともに、ランニングなどで同じ方向に動く場合は更に長い距離を確保すること。また、児童生徒が教え合う場面では互いの距離を2m以上確保するとともに、児童生徒に不必要な会話や発声を行わないよう指導すること。併せて、体育の授業の前後に手洗いをするよう指導すること。
引用:スポーツ庁 2020年5月21日
また、マスクは運動時にはN95マスクなどの医療用や産業用マスクではなく、家庭用マスクを着用するように指導をしています。
参考:スポーツ庁 学校の体育の授業におけるマスク着用の必要性について
ポイント②:マスクで熱中症になるリスク
気温や湿度が高い中でマスクを着用すると熱中症になりやすくなる恐れがあることを注意しています。
環境省では「マスクを着けていると心拍数や呼吸数が上昇して体に負担がかかり、熱中症の危険度が上がる。
予防のポイントでは、換気扇や窓の開放で換気をしながら室内の温度を調整し、こまめな水分補給を心がけること」として注意を求めています。
おわりに
夏に向けての熱中症と新型コロナ対策ではマスクの着用について新しい指針が国から発表されました。
この様に具体的にマスクの着用方法を示してくれると安心して外せますね。
新しい指針のもとに熱中症対策をして夏を過ごしましょう。