『遠紫外線C波』に弱い新型コロナ?米コロンビア大学の研究

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ある紫外線を照射することで新型コロナウイルスが不活性化するという研究に米コロンビア大学放射線研究センターが取り組んでいます。

研究結果は英科学誌ネイチャーに投稿されていて現在は検証段階にあると報じられています。

その研究とはどのような内容なのかを2020年5月19日現在の資料をもとに3つのポイントから紹介します。

その①:新型コロナウイルスが紫外線に弱い?
その②:遠紫外線Cの特徴
その③:新型コロナ対策への期待

その①:新型コロナウイルスが紫外線に弱い?

新型コロナウイルスの感染が問題となる以前からコロンビア大学放射線研究センターでは紫外線がウイルスに及ぼす影響を研究していました。

今回の新型コロナウイルスのパンデミック発生によって研究の重要性が出てきました。コロンビア大学が長年研究してきた内容はここで実証されることが期待されています。

紫外線(UV)の種類

はじめに紫外線はどの様な物なのかを案単に紹介します。太陽光に含まれる紫外線は波長によって「UV-A」、「UV-B」、「UV-C」の3つに分けられます。

UV-A:波長315~400nm(単位nm ナノメートル:0.000001 mm)

UV-Aは肌が黒くなります。30~50%が表皮を通過します。また、雲や霧、ガラスも透過する紫外線です。波長が長く 真皮(肌の深い部分)まで到達します。その結果、肌が黒くなります。

UV-B:波長280~315nm

UV-Bは赤く日焼けします。曇り、雨、冬は紫外線量が減少する特徴があります。表皮内で吸収され急激に働くため、赤く日焼けします。V-Bが赤く日焼けする(軽いやけど)原因となる紫外線なのです。

UV-C:波長100~280nm

UV-Cは大気に吸収されて地上に降り注ぐことはありません。特徴は皮膚ガンや眼疾患を誘発するなど危険な紫外線です。そのため菌やウイルス、カビ等の対策に効果があり実用化されていますが、人のいない場所でしか使用することができません。

研究で使っている「遠紫外線C」:波長222nm

コロンビア大放射線研究センターが研究対象として使った紫外線ランプの「遠紫外線C」は波長が222nmで人の皮膚や目の表面を貫通できません。

つまりウイルスにとっては有害でも人には無害だというのです。

参考:JIJIPRESS:AFP取材記事(英文)

その②:遠紫外線Cの特徴

遠紫外線Cは人に影響ないので人が密集する場所、密閉空間、感染リスクが高くなる場所でも「紫外線ランプ」として使用可能となるため新型コロナウイルス対策になります。経済的な様々な効果が期待できるかもしれません。

尚、遠赤外線Cの人体への影響がないことを現在マウスで実験中のようです。

次の研究では人の咳やくしゃみの飛沫、空中を舞うウイルスに「遠赤外選C」を照射する実験を積み重ねるとしています。

「遠紫外線ランプ」ができたら新型コロナ対策が進みますね。

その③:新型コロナ対策への期待

新型コロナウイルスが存在するような駅や空港を始め学校やイベント等で遠紫外線Cのランプを利用できれば、感染防止対策も加速すると思われます。

参考サイト
JIJIPRESS:Tests show UVC lamps could light the way in virus fight

おわりに

新型コロナウイルスと遠紫外線C波の関係を紹介しました。

コロンビア大学の研究途上であるとはいえ新しい発見は今後の新型コロナウイルスの対策に効果が期待されるところです。


以下のAmazonのリンクは従来からある「UV-C:波長253.7nm」(三共電気(株)製の紫外線ランプ)を使った一般的な紫外線消毒器の事例です。参考まで。

参考:UV-C(253.7nm)の紫外線消毒器(Amazon)

当記事でデータや研究結果の内容が変わった場合は追記します。

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