デルタ株の感染力はどれくらい?猛威を振るうデルタ株とは

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現在世界中で猛威を振るっているデルタ株は、一体どれくらいの感染力があるのでしょうか?

今までよりも感染力が強いといわれていますが、実際はどれくらいの影響力があるのか、最近のWHO(世界保健機関)、CDC(米国疾病予防管理センター)、報道等の情報を元に感染力、症状、ワクチン効果を確認してみました。

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デルタ株とは?

デルタ株とは新型コロナウイルスが変異したウイルスで「変異株」のひとつです。

WHO(世界保健機関)によれば、2020年10月にインドで初めて報告されたと伝えています。そして、2021年4月以降のインドで感染が爆発的に拡大した原因の1つとしています。

その後デルタ株の感染は世界中で確認され、現在は130以上の国や地域で報告されています。

WHOでは、デルタ株を最も警戒度が高い変異株「VOC:懸念される変異株」としています。

出典:WHO Tracking SARS-CoV-2 variants

デルタ株の感染力

デルタ株は、スパイクたんぱく質(ウイルスの突起部分)の遺伝子に変異があります。「L452R」「P681R」と呼ばれます。この変異が感染力の高まりに関わっているとされています。

デルタ株の感染力は、今までのウイルスやイギリスで最初に確認されたアルファ株と比べて高まっているとされています。

厚生労働省の専門家会合では、日本国内のデルタ株の感染力は、従来のウイルスに比べて1.87倍、アルファ株に比べても1.30倍に高まっていたと報告しています。(2021年7月21日)

WHOでは、中国のグループの研究の報告から感染力の強さを関連性を指摘しています。中国の研究報告では「デルタ株に感染した人の体内のウイルスの量は、従来のウイルスなどと比べて1,200倍多かった」としています。

2021年8月11日のNHKの報道によるとデルタ株が従来のウイルスから置き換わった割合を次の通り報道しています。

「デルタ株」は、首都圏ではすでに感染全体の95%とほぼ置き換わっていて、関西でも80%以上を占めているとする推定の結果を国立感染症研究所がまとめました。

引用:NHK 首都圏 NEWS WEB 

福島県は2021年8月24日にデルタ株の疑いが強い「L452R」変異株の抽出検査の結果を公表しました。

福島県は8月24日、県衛生研究所や中核市の保健所、民間検査機関で行ったデルタ株の疑いが強い「L452R」変異株の抽出検査の結果を公表した。

引用:Yahooニュース8/24(火) 17:00

8月16日~22日の検査件数443件のうち414件が「L452R」変異株でした。感染者に占める割合は93.5%と急速に置き換わりが進んでいます。経過は次の通りです。

  • 7月26日~8月1日:69.1%
  • 8月2日~8日:77.0%
  • 8月9日~15日:86.4%
  • 8月16日~22日:93.5%

ワクチン完了者でも他者に感染拡散させる?

2021年7月30日の米国疾病予防管理センター(CDC)の発表によれば、新型コロナウイルスの変異株のひとつデルタ株は、ワクチン接種完了者でも同株に感染した場合、他者に拡散させるリスクを指摘しています。

High viral loads suggest an increased risk of transmission and raised concern that, unlike with other variants, vaccinated people infected with Delta can transmit the virus.

飲用:CDC Newsroom

ワクチン接種後にデルタ株に感染した場合、他の人に感染を拡散するリスクがあるといいます。

ワクチン接種が完了しても、マスクをはじめ感染防止対策は必須ですね。

デルタ株の症状とは?

デルタ株に感染した場合、どれくらいの症状になるのかはまだ詳しく分かっていません。

WHOによれば次のような報告をしています。

「カナダのグループが20万人の新型コロナの患者を分析した結果、デルタ株は従来のウイルスなどに比べて入院するリスクが2.2倍、ICUが必要になるリスクが3.87倍、死亡するリスクが2.37倍になっていた」とするデーターを示しています。

ワクチンの効果はどれくらい?

ワクチンがデルタ株に対してどれくらいの効果があるのでしょうか?NHKの新型コロナ特設サイトに次のような報告がありました。参考になるので引用しました。

また「デルタ株」に対するワクチンの効果について、WHOは2021年の7月27日の文書の中で、実験室レベルの研究では「デルタ株」に対してはワクチンによってできる中和抗体が少なくなるという結果が出ているとしました。ただ現在使われているワクチンは効果が非常に高いことなどから、これによって実際にワクチンを接種した際の効果自体が下がる訳ではないとしています。

引用:NHK新型コロナ特設サイト変異ウイルス Q&Aより

現在ワクチンには、アストラゼネカ、ファイザーが知られています。

感染を防ぐ効果や発症を防ぐ効果についてはアルファ株に比べてデルタ株では効果が下がる傾向があることがわかります。

しかし、重症化を防ぐ効果に関してはデルタ株に対してもそこまで大きな差は無いか、もしくは全く差が見られなかったとしていることから、ワクチンは重要な効果を果たしていると言えます。

まとめ

デルタ株をあらためてチェックしてみました。2021年8月14日現在、国内のほとんどがデルタ株に置き換わっていることから、一人一人の感染防止対策が必要とされています。

基本的な感染防止対策を今まで以上にしっかり行って、ひっ迫している医療に負担をかけないようにする必要が求められています。

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