東京の水道水はもう品質で販売もしている位美味しいと言われています。その水道に浄水器を取り付ける人が増えているようです。
その理由は水道水の通り道の「水道管」や「貯水槽」の事情にありました。
3つのポイントから水道直結の浄水器を取り付ける理由を紹介します。
その2:なぜ浄水器を取り付けるのか
その3:水道直結式が好まれる3つの理由
その1:東京の水道水は浄水器はいらない?
日本の水道水は厳しい基準をクリアして毎日管理された中で家庭や職場に供給されているので安全な水です。
その上東京の水道水は高品質と東京都水道局がPRしています。なので、わざわざ浄水器を取り付ける必要は無いのです。
東京都水道局の水道水
水道局が水をPRするのは珍しいので以下に東京都水道局から引用して紹介します。
東京都水道局では、安全でおいしい高品質な水道水を提供しています。
引用;東京都水道局
ペットボトル「東京水」は、蛇口までお届けしている高度浄水処理された水道水をボトルに詰めたもの※です。イベント等で無償配布しているほか、都関連施設等での販売や通信販売を実施しています。
品質・技術力ともに世界に誇る水道水のおいしさを、ペットボトル「東京水」を飲んで実感してください!
そして、ぜひ家庭や職場の蛇口から、水道水を飲んでみてください。
※ペットボトル「東京水」は、製造過程で塩素を除去しています。
東京の水道水は販売している位に美味しく安全な水なのです。
ではなぜ東京の水道水に浄水器を取り付けるのでしょうか?
その2:浄水器を取り付ける3つの理由
(2)貯水槽に溜まった水
(3)本管・貯水槽から蛇口の間の配管
(1)鉛配管の影響
最も大きな理由は水道水に含まれる「鉛」の除去のためです。実は古い時代に埋設した鉛製の水道管が全国にまだ残っています。
財団法人 水道技術研究センターの「鉛給水管の使用状況調査」
1,999年(平成 11 年)度で約 27,000 キロメートル、2009年(平成 21年)度でもまだ延長 7,530kmを超える膨大な鉛製給水管が残存している状況なのです。
水道水に含まれる「鉛」
鉛製水道管から溶けでる「鉛」の量は1993(平成 5)年 12 月から従来の 0.1mg/L から 0.05mg/L に基準が強化されました。
鉛の健康影響は厚生労働省の資料を見ると「造血系、中枢・抹消神経系、腎臓系等を障害する。体内の蓄積する鉛脳症が重大な影響」として知られています。
特に子供は大人の4~5倍吸収しやすいとされています。
鉛製水道管が使われた背景
鉛管は管内に錆が発生せず、可とう性、柔軟性に富み、加工・修繕が容易であるという特性があるため、古代ローマ時代から給水管として使用されてきました。
日本での鉛管は1887(明治 20)年、横浜に近代水道が創設されたときから近年に至るまで給水管用として全国的に使用されてきました。
その後、鉛給水管からの鉛の溶出が問題とされ、1993(平成 5)年に JIS の規格から「裸鉛管」が削除され「ポリエチレンライニング鉛管」のみの規格に改正されました。
水道水と鉛
鉛による慢性毒性は古くから認識され、各国の水道水や飲料水の水質基準でも有害物質としての基準が設定されていましたが、より厳しい規制が必要と考えられ始めたのは近年になってからです。
(2)貯水槽に溜まった水
マンションアでは水道本管から引込まれた水道水は貯水槽に貯められて各家庭に供給されています。
貯水槽に溜まった水が問題なのです。貯水槽の管理が定期的に行われていないと、時々中に動物の死骸やゴミなどが入ることがあります。
どの様に紛れ込むのかはわかりませんが実際に努めていた会社でカラスが入っていたこともありました。
水道水が常時流れている場合はいいのですが、自然災害時や停電時に止まったりして復旧まで時間がかかった時は注意が必要です。
(3)本管・貯水槽から蛇口の間の配管
鉛静水道管は2009(平成 21)年度、全国で延長 7,530kmが残存しているという調査結果があります。
さらに設置が古いと敷地内でも鉛配管が使われている可能性もあります。

老朽化した水道管や貯水槽から、剥がれ落ちた異物や汚れなどが混じります。
実際に家庭なの蛇口についている金属製のフィルターを外して確認すると砂利の様な異物や汚れがついていることが確認できます。
その3:水道直結式が好まれる3つの理由
(2)災害断水復旧後の安全な水の確保
(3)水の交換ボトルが不要
(1)水道配管の鉛等不純物を除去するため
水道水が安全でも途中の水道管や貯水層の老朽化による水の汚れは避けられないリスクがあることが分かりました。
水道管直結式では、主に水道水に含まれる鉛等の化学物質の除去のためです。現在は鉛の他に菌やウイルスまで除去できる高性能のフィルターを持っています。
(2)災害断水復旧後の安全な水の確保
もう一つの理由は、災害の後に水道が復旧してからのことです。安全な水が大量に確保できるかどうかです。水道管の工事や給水装置の停電などの影響で水道水に不安が残ることです。特に長期に渡る断水の後では効力を発揮します。
自然災害での停電や断水での飲料水は5年保存のペットボトル等の災害用備蓄をすることでしのげます。
(3)水の交換ボトルが不要
水道直結式なので断水しない限り使い放題というメリットが理由です。使いきれない水ボトルが玄関先に溜まる心配は不要な点です。
これらの除去性能を持っていて水道直結の家庭用浄水器があります。
さかなくんがCMでPRしている「ウォータースタンド」が人気です。
参考サイト(厚生労働省、東京都水道局)
・厚生労働省の「鉛の健康影響について」
・水 道 水 中 の 鉛 除 去 に 関 す る 調 査報 告 書
・水質基準に関する省令の一部改正について(通知)
・鉛製給水管布設替えに関する手引き
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おわりに
水道水に浄水器は必要かという問題を紹介しました。安心な水を確保する意味でも条件によってはあったほうが良いと思います。