静岡県の熱海温泉街にあって安く泊まれると評判の「ホテルサンミ倶楽部」とは、どのようなホテルなのでしょうか?
今回は、近年人気の熱海温泉で格安のホテルに宿泊してみた体験と、メリットを紹介します。
熱海は近年大きく変わっていました。
熱海温泉の近況と人気の理由とは?

熱海温泉の近況について、最新の情報を調べてまとめてみましたので紹介します。
熱海温泉の近況
熱海温泉の人気や宿泊客数の回復、その好調な推移を紹介します。
熱海市が2024年の年間宿泊客数を306万4,731人(入湯税ベース)と発表し、前年より約24万人増加してコロナ禍前の2019年に記録した311万人以来5年ぶりに300万人に回復しました。
これは3年連続の増加で、急速に観光客が増えている状況です。
人気の3つの理由
1. 戦略的なブランド変革 大きな転機となったのは2013年のJTBと熱海市による「意外と熱海」ブランド・プロモーション事業で、かつての団体旅行の温泉地というイメージを払拭し、学生や女子旅といった若者や子連れファミリーなど、新たな客層の獲得に成功しました。
2. アクセスの良さ 東京から新幹線で約50分という近さで気軽に旅行を楽しめることが大きな魅力となっています。
3. 若者層への訴求力 現在では熱海銀座を歩いているのは女子旅のグループ、カップル、ファミリーが目立ち、若い個人観光客が確実に増えています。
温泉の特徴
熱海は湯量豊富で源泉かけ流しの温泉宿が多く、古い歴史を持ち、風情ある街並みが魅力的です。
予約をせずにふらっと立ち寄れる温泉もあり、首都圏をはじめ全国各地から熱海の湯を求めて観光客が訪れています。
徳川家康が愛したことでも知られる名湯として、日本屈指の温泉地としての地位を保っています。
観光の多様化
温泉以外にも名物グルメや珍しい博物館などさまざまな楽しみ方ができ、日帰りでも長期ステイでも、老若男女問わず楽しめる観光地として発展しています。
夏は海水浴やマリンスポーツを満喫できる人気のエリアでもあります。
外国人観光客の状況
熱海の復活は特徴的で、訪日外国人(インバウンド)に頼らない異例の復活をとげています。
ただし、インバウンド対策も進められており、2024年にはHISと熱海市がインバウンド観光推進に関する協定を締結し、台湾から人材を派遣してプロモーションを強化する取り組みを開始しました。
街づくりと連動した活況
街づくりを手掛ける「machimori」などの取り組みにより、元気な街には人が訪れ、消費し、さらに街が活性化されるという好循環が生まれ、「熱海の奇跡」と呼ばれるV字回復を実現しています。
今後の展望
熱海は国内観光客による復活を基盤として、今後はインバウンド誘致にも力を入れる方針で、訪日客誘致を強化する方向性を示しています。
熱海温泉は、伝統的な温泉地としての魅力を保ちながら、現代のニーズに合わせた戦略的な観光地づくりにより、見事な復活を遂げた成功例と言えるでしょう。
安く泊まれるホテルサンミ倶楽部

ホテルサンミ倶楽部は、熱海の海岸沿いに位置し、全室バルコニー付きの客室から相模湾の絶景を楽しめる宿泊施設です。
JR東海道線『熱海駅』より東海バス『マリンスパあたみ』下車徒歩1分という便利な立地にあります。
客室は街側44.47㎡・海側44.13㎡の和洋室で、ツインベッドに和室を組み合わせた広々とした造りが特徴です。
ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、まるで化粧水のように肌に優しい温泉を楽しめ、展望露天風呂からは熱海の街と熱海港を見下ろす解放感のある眺望が自慢です。
館内には24時間営業のコンビニも設置されており、1人旅からカップルまで気軽に泊まれるカジュアルホテルとして親しまれています。
リーズナブルな料金設定で、熱海温泉を手軽に楽しめる宿として人気を集めています。
宿泊した体験とメリットを紹介

ホテルサンミ倶楽部 5F客室からの夜景
ホテルサンミ倶楽部は熱海駅から南に下った、熱海港の近くにあります。熱海駅からタクシーで1400円です。
ホテルの送迎バスが出発した直後だったのでタクシーにしました。
ホテルはきれいですが、昭和の社員旅行の記憶をふつふつと思い出される基調な一面もある魅力的なホテルです。
サンミ倶楽部のメリット
選んだ理由は「宿泊費が安い」からです。
また口コミでもサービスが良いとコメントがあり、選んでみました。
確かに、夕食のバイキングで注文した生ビールのことで、そのサービスに気分をよくしたことがありました。
「アワ少な目がいいですか?」と聞いてくれたこと。
お酒が好きなら、泡が1/3もあるビールより、たっぷりの方がいいですね!
これが「アワ少な目」にしてもらったビールです。

食事は基本バイキングスタイルで、品数は普通ですが、おいしいので満足です。人気はお寿司や刺身、ローストビーフなどです。
飲み物は、写真の大きなジョッキの生ビールが770円とかなりお安い価格!
源泉かけ流しではありませんが、屋上に露天風呂があり景色はいいです。室内にも大きいとは言えない浴場があります。
泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉だからやわらかい感じのお湯です。
客室は寝室と居間の2部屋だから贅沢です。
昭和を思い出す古い作りですが、どこか安心感があり、熱海温泉の居心地の良さを感じました。
窓から見える夜景や昼間の海は、リラックスできる最高のお部屋でした。
- 〒413-0023 静岡県熱海市和田浜南町5-8 熱海温泉 ホテル・サンミ倶楽部
- https://sunmi.co.jp/spa
まとめ
久しぶりに訪れた熱海温泉は、活況を帯びていて、以前とは違う感じに圧倒されました。
駅直結のお土産屋さんが多数入っているビルは、満杯状態と、エネルギッシュな熱海に出会えたホットしました。
サンミ倶楽部は、リーズナブルでゆったり過ごせるホテルとしておすすめします。
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