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関東地方の温泉

草津温泉は日本最大の自然噴出量。おすすめ軒源泉100%かけ流しの和風温泉宿1軒

群馬県にある「草津温泉」はとても有名で全国に知られていますが、まだまだ未知の部分もたくさんあります。

そこで草津温泉の歴史やお湯(泉質)の特長、入湯した著名人など少し深掘りしてご紹介します。

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草津温泉は日本最大の自然噴出量

草津温泉街の夜

草津温泉は活火山「草津白根山」の東側、標高1000~1200メートルに位置する「日本三名泉」の一つ。

草津白根山の地下水と火山ガスが混じってできた源泉。

自噴する温泉では日本最大の湧出量を誇ります。

強酸性のお湯でその効能は高く昔から湯治場として永い歴史があります。

湧出温度が50~90℃の高温の温泉は短時間入浴する「時間湯」が有名です。

自噴で高温のお湯は沸かす必要もなく、湧出量が豊富なので加水する必要がありません。

そのため源泉が使える理想的な温泉というわけです。

草津温泉の主な源泉は6カ所

草津温泉には、

  1. 「湯畑」
  2. 「白旗」
  3. 「西の河原」
  4. 「地蔵」
  5. 「煮川」
  6. 「万代鉱」

の6つの主要源泉があり毎分14,700リットルのお湯が湧き出ています。

草津温泉全体の約4割の湧出量です。

湯畑(ゆばたけ)

草津温泉のシンボル。毎分4,000リットルの熱湯がこんこんと湧き出しています。

白旗

白旗源泉は草津に湧く源泉のなかでも白濁しやすい泉質。白旗の湯は草津温泉内で最も大きな共同湯。地元の人の生活のために設置されています。地元の人たちが管理利用している。

西の河原

男女合わせると総面積約500㎡。男湯:333.5㎡、女湯:166.0㎡。日本でも有数の広さを誇る森林の中にある露天風呂。

地蔵

湯治にも利用される地蔵の湯。源泉掛け流しの泉質にはまる人も多い。無料の共同浴場。

煮川

煮川源泉はここだけにしかない貴重な源泉。草津温泉の中でもかなり熱めのお湯です。

万代鉱(ばんだいこう)

万代鉱源泉は湯畑を中心にして湧出する源泉とは違います。ポツンと離れたこの場所だけで湧出する特別な源泉。

この他にも大小合わせると100近く源泉があるといわれています。

草津温泉全体では毎分36,000リットルの湧出量は自噴で日本一を誇ります。

特に有名な源泉には「湯畑」があります。

温泉街の中心部にあり草津温泉の顔ともいえる源泉です。

「湯端」源泉では毎分4,000リットルの湧出量。高温の温泉が7つの木樋を伝って温度が下げられ、湯の花が採取され、温泉街の各宿と共同浴場にも配湯されています。

草津温泉の歴史

草津温泉の開湯伝説には諸説あります。

最も古いのは大和時代で、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の折、大和国に帰る際に草津白根山に立ち寄り温泉を発見したという伝説です。

奈良時代の伝説では僧「行基」が草津にて祈祷した折に温泉が湧き出したという記述が草津山光泉寺の書物「温泉奇功記」という書物に残されています。

鎌倉時代の伝説では、建久4年(1193年)「源頼朝」が三原の荘での狩りの最中に浅間山に立ち寄り白煙が立ち上る温泉を発見したというもの。

草津温泉に入湯した著名人

草津温泉 徳川将軍御汲上の湯枠
草津温泉 徳川将軍御汲上の湯枠

草津温泉観光協会(https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/)の資料によると、草津温泉に入湯した著名人少なくありません。

その中から時代を代表する著名人を取り上げてみました。

■室町時代

  • 文明4年(1472)浄土真宗本願寺 連如法主
  • 文明18年(1486)歌人 藤之坊堯恵
  • 延徳3年(1491)相国寺の僧 万里集九
  • 文亀2年(1491)歌人 宗祇法師

■安土桃山時代

  • 天正16年(1587)豊臣秀吉の異母妹 朝日姫。浄土宗本願寺 顕如法主
  • 天正16年(1588)豊臣秀吉の養子 秀次
  • 文録4年(1595)豊臣秀吉が入湯の触書を出す
  • 慶長元年(1596)豊臣秀吉が病中の徳川家康に湯治を奨める
  • 慶長3年(1598)加賀百万石の大名 前田利家

■江戸時代

  • 亨保2年(1717)八代将軍 徳川吉宗、草津の湯を江戸城に運ばせて入浴
  • 安永9年(1780)漢学者 平沢旭山
  • 文化5年(1808)俳人 小林一茶
  • 文政2年(1819)戲作者 十返舎一九
  • 嘉永元年(1848)幕末の科学者 佐久間象山

■大正時代

  • 大正7年(1918)詩人 平井晩村
  • 大正11年(1922)作家 志賀直哉

■昭和時代

  • 昭和4年(1929)詩人 尾崎喜八、高村光太郎、竹久夢二
  • 昭和8年(1933)歌人 斎藤茂吉

草津温泉の泉質は豊富な5種類

草津温泉の泉質は5種類あります。療養泉の泉質は10種類ですから半分の泉質が楽しめるという恵まれた温泉です。

  • 酸性泉
  • 硫黄泉(硫化水素型)
  • 含アルミニウム泉
  • 硫酸塩泉
  • 塩化物泉

出典:日本温泉協会 https://www.spa.or.jp/

草津温泉のお湯は「pH2.08」という強酸性です。

これは、1円玉なら1週間で溶け、5寸釘なら10日で針金の様になってしまうといいます。

また、大腸菌が数分で死んでしまうほど殺菌力がありほとんどの細菌や雑菌は繁殖できません。

草津温泉 湯もみ
草津温泉 湯もみ

草津温泉の温度は50~90℃の高温です。そのため「湯もみ」という草津温泉で古来より行われている独自の風習があります。

温泉の中に大きな木の板の先端を差し込んでかき混ぜながら泉温を下げる方法です。

このため温泉が薄くなって成分が薄れてることもありません。

おすすめ草津温泉「源泉100%かけ流し」の温泉宿

「源泉100%かけ流し」とは、お湯の温度を下げるため加水(水を加える)や温度が低い場合は加温(温める)ことをしない、源泉そのものの温泉にことを言います。

さらに源泉のまま湯船にどんどん流し込み、あふれたお湯はどんどん捨てるので、絶えず新鮮な天然の源泉に入ることができます。

とても贅沢な方式で源泉100%かけ流しの方式をとれるのは、湯量が豊富でないとできません。

今回ご紹介する泊まってみたい温泉宿は「源泉100%かけ流し」を表示しているホテル櫻井さんです。

草津温泉宿の中から1件選んだ理由は、

大型旅館や高級リゾートホテルとは違う源泉100%かけ流しの心温まる情緒にあふれる特別な宿だから

この外にも素晴らしい温泉宿はたくさんありますので是非チェックしてみてくださいね。

いずれも草津温泉の源泉を100%引湯して、かけ流し温泉となっています。

草津温泉ホテル 櫻井

源泉100%かけ流し温泉の宿和風情緒豊かなホテル。

三種の源泉を引く大浴場と露天風呂。和洋中の豪華バイキングや地産地消の会席膳が人気。名物の湯もみと太鼓ショーも開催。

  • 源泉:①西の河原源泉、②万代鉱源泉、③綿の湯源泉
  • 泉質:酸性・含硫黄―アルミニウム―硫酸塩・塩化物温泉
  • 方式:源泉100%かけ流し
  • お風呂:長さ約30mの大浴場、露天風呂
  • 備考:「綿の湯源泉」は共同浴場にはありません。
  • 所在地:群馬県吾妻郡草津町465-4
  • TEL:0279-88-321
  • 公式サイト:https://www.hotel-sakurai.co.jp/