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九州地方の温泉

由布院温泉に透明な「青い湯」の温泉がある。青湯3軒の紹介

由布院温泉のとある狭い地域にだけとってもめずらしい青い色をした「青湯」があります。

美肌効果もあるという「青湯」はどんな特徴の温泉なのでしょうか?

今回は由布院温泉に湧き出る青湯の特徴と青湯に入れる「源泉かけ流し」の温泉宿3軒を紹介します。

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由布院温泉の魅力とは?

大分県の中央部に由布院温泉があります。

由布院温泉と湯布院温泉、この温泉の名称の違いですが、温泉地としては「由布院温泉」で、由布院温泉と近辺の温泉が集まった温泉郷としては「湯布院温泉郷」と書きます。

すこし混乱するので詳しくは以下の記事を参考にしてください。

この記事では温泉地を紹介するので「由布院温泉」と書いています。

さて由布院温泉は、湧出量・源泉数ともに国内2位といわれています。

約900の源泉数と毎分38,600リットルのお湯(国内3位)が湧いています。

おもな泉質は「単純温泉」「アルカリ性単純温泉」で、その他「塩化物泉」「炭酸水素塩泉」もあります。

単純温泉は刺激が少なく癖がないお湯なので小さな子供からお年寄りまで安心して入浴できます。

また、保湿効果がある「メタケイ酸」が豊富な湯なので「美肌の湯」としても大人気!

由布院温泉の全国的にめずらしい「青い湯(青湯)」の温泉とはどんな温泉なのかご紹介します。

青い湯(青湯)とはどんな温泉?

湯布院温泉宿 野蒜山荘 この時は少しだけ青い
湯布院温泉宿 野蒜山荘 この時は少しだけ青い

青い色をしている温泉の湯で頭に浮かぶのは乳白色の濁り湯で少し青みがかった硫黄泉ではないでしょうか。

しかし、由布院温泉のある一角でみられる青い湯は透明感のある「青い湯」で濁っていません

この青い色のお湯は「青湯」といって国内では大変めずらしい温泉なのです。

青い色の湯は由布院温泉の隣の別府温泉の「明礬(みょうばん)の湯」でもみられます。青磁にたとえられる青みを帯びた白濁の湯です。また和歌山県の雲取温泉にも乳白色で青灰色のなめらかな湯があります。

いずれの湯も、由布院温泉の青湯のように透明感のある青い湯とは言えないかもしれません。

湯布院の青湯は国内では湯布院温泉郷でも「湯布院町川上」周辺だけに見られる貴重な温泉なのです。

青湯は源泉から湧き出た時は無色透明のお湯ですが、時間が経つにつれ徐々に青色に変わっていきます。しかし青色に変化するのは気象条件にも左右されるといわれています。

ぼくが泊まった青湯の温泉宿の女将によると特に青くなるのは年数回だといいます。

なぜ青湯になるのか温泉の専門家の説明によると、炭酸水素塩泉(食塩泉)に約100℃の高温・弱アルカリ性のお湯、高圧自噴(高温高圧)などが影響して青く変化する現象で非常にめずらしい温泉だとしています。

青湯の特徴は、青色の素になる「メタケイ酸」にあります。メタケイ酸が含まれたお湯はつかっている時はぬるぬる感があるのですが、お湯から出たあとは潤いのあるすべすべした肌になります。

一般的に温泉ではメタケイ酸の含有量がお湯1kgに対して50mgあれば美肌の湯となります。100mg以上は強い美肌の湯、栃木の塩原温泉に見られる美肌の湯では300mgを超えるお湯もあります。

末尾の由布院青湯の温泉宿リストで紹介する「泰葉」さんでは驚異の567mgもあります。超美肌の湯ですね!

青湯の温泉宿(3軒)の紹介

青湯が出るエリアで由布市湯布院町川上にある3軒の温泉宿を紹介します。

1.湯布院の風薫る癒しの宿 野蒜山荘(のびるさんそう)

野蒜山荘のお湯は体験しました。
野蒜山荘のお湯は体験しました。

湯布院の自然に抱かれた山の里にある温泉宿が「野蒜山荘」です。

源泉かけ流しの温泉は、コバルトブルー色の温泉が出ることもあり、肌にやさしく化粧水いらずと言われるほどすべすべした美人湯です。内湯付貸切露天風呂や男女別露天風呂などが利用できます。

泉質は青湯特有の保湿成分・メタケイ酸が多くふくまれるナトリウム-塩化物泉。

高温のお湯を冷却装置に通すことで96℃の源泉を加水することなく「源泉100%かけ流し」。

源泉:由布院温泉(天然温泉100%)
方式:源泉100%かけ流し
泉質:ナトリウム塩化物泉
住所:大分県由布市湯布院町川上786番地6
TEL:0977-85-4768
公式サイト:https://www.nobiru-sansou.com/

2.ゆふいん 束ノ間(つかのま)

メタケイ酸を多く含んでいてお肌のセラミドを整える作用がある美肌効果の高い温泉です。地下500mから吹き上げる自墳泉で温泉濃度の高いものを自然のままに配湯。

トロトロ浴感の青湯。湧き出た時は無色透明ですが空気に触れ、光を浴び、時と共に色が変化していきます。

源泉:由布院温泉(天然温泉100%)
方式:源泉100%かけ流し
泉質:ナトリウム-塩化物泉
泉温: 97.4℃
知覚試験:無味・無色・無臭
pH値(25℃): 8.6
住所:大分県由布市湯布院町川上444-3
TEL:0977-85-3105
公式サイト:https://tsukanoma.club/

3.杜の湯 ゆふいん泰葉(やすは)

天然保湿成分メタケイ酸が温泉法基準の11倍以上の567mgで国内トップクラスの名湯。男女別小浴場と、貸切半露天家族風呂で楽しめる。

貸切は全7室。山側と川音が心地よい川側の2タイプ。男女別小浴場は内湯のみ。

源泉:由布院温泉(天然温泉100%)
方式:温泉100%かけ流し
泉質:泉質炭酸水素塩泉、ナトリウム塩化物泉
住所:大分県由布市湯布院町川上1270-48
TEL:0977-85-2226
公式サイト:http://www.yasuha.co.jp/