「源泉100%かけ流し」とはどんな温泉なのでしょうか?
温泉通に人気の「源泉かけ流し」とは違うのでしょうか?
そこで今回は「源泉100%かけ流し」と「源泉かけ流し」の違いをわかりやすく解説します。
「源泉100%かけ流し」とはどんな温泉?
「源泉100%かけ流し」とは、次の条件をとっている「かけ流し」方式です。
- 温泉に水を加えていない(加水しない)
- 源泉を温めていない(加温しない)
正式名称は、「源泉100%完全放流式」と言われます。
源泉から湧き出るお湯はそのまま入浴できる温度とはいえません。
例えば、湧き出たお湯の温度が90℃にもなれば、熱すぎてそのまま入浴できません。
そこで、水を加え(加水)して温度を下げることもあります。
また逆に湧き出たお湯の温度が低いため温める(加温)することもあります。
「源泉100%かけ流し」の場合は、加水も加温もしていない「かけ流し」の温泉を言います。
つまり、源泉から湧き出たお湯をそのまま浴槽に入れて、あふれたら廃棄すること。
これを「源泉100%かけ流し」の温泉といいます。
このタイプは、源泉から湧き出るお湯の温度が適温で、湯量が豊富でないとできませんね。
「源泉かけ流し」との違い
「源泉かけながし」には100%が付いていません。
どう違うのでしょうか?
「源泉かけ流し」
「源泉100%かけ流し」の温泉では、加水も加温もしませんでした。
しかし、熱すぎたり温かった場合は、加水したり加温することもあります。
「源泉かけ流し」は次の通り。
- 源泉を温めている(加温)
- 源泉に水を加えていない(加水)
温度を上げる(加温する)ても、水を加えない(加水しない)温泉のこと。
理由は、源泉を温めるだけだから。
水で薄まらないため源泉に影響がないといえます。
とうぜんかけ流しなので再利用はしません。
そもそも「かけ流し」とは?
かけ流しとは、かんたんに説明すれば、温泉の方式のことを言います。
「かけ流し」方式は、源泉のお湯が湧き出してからの流れは次の通り。
- 源泉からお湯が湧き出す
- 源泉で湧き出したお湯を湯船に引く
- 湯船に源泉のお湯が入る
- 湯船は温泉のお湯でいっぱいになる
- 湯船からお湯があふれる
- 湯船からあふれたお湯はそのまま捨てられる
この流が「かけ流し」という方式です。
つまり、源泉から湧き出たお湯を湯船に入れて溢れたお湯はそのまま廃棄する方式。
温泉のお湯を再利用しないことが原則です。
源泉100%かけ流しのある温泉郷
源泉100%かけ流しのある温泉郷は数少ないとも言えます。
どんな温泉郷があるか一例を紹介します。
温泉郷の中に源泉100%かけ流しのある温泉宿があります。
お時間があれば探してみてください!
源泉100%かけ流し温泉の特徴(まとめ)
今回は「源泉100%かけ流し」と「源泉かけ流し」の違いを解説しました。
「源泉100%かけ流し」と「源泉かけ流し」の違いは、お湯を温めるかどうかだけです。
どちらも「加水」をしていない源泉そのものです。