山形県「天童温泉」のお湯にはどんな特徴と魅力があるのでしょうか?
全国でも有名は天童温泉の隠れたお湯の特徴と魅力を紹介します。
また、天童温泉ではめずらしい「源泉かけ流し」の温泉宿も紹介します。
天童温泉の歴史
天童市にある標高242.1mの舞鶴山は天童城址で現在の天童公園で桜の名所として有名です。
舞鶴山の北に位置するのが天童温泉。
1911年(明治44年)、天童市鎌田地区で行われた井戸掘りで田んぼの中に高温の源泉を発見したのが温泉のはじまりです。
当初は発見された地名により「鎌田温泉」と命名されました。
その後「天童温泉」に改名され現在に至っています。2011年に開湯100年を迎えました。
山形県の中央に位置する天童温泉は交通にも便利な立地。
そのため山形県内観光の宿泊拠点として発展してきました。
天童温泉は街中にある温泉街といっても過言ではありません。
天童温泉の特徴と魅力
天童市役所の南側を流れる倉津川の両岸には1.4kmにわたりしだれ桜が咲き誇ることで有名です。
天童温泉から近いので散策の最適なコースとして人気です。
天童温泉街には近代的なホテルから純和風旅館まで様々なタイプの温泉宿があります。
天童温泉街は四季を通してのんびりとまち歩きが楽しめる旅情あふれる温泉です。
天童温泉の泉質は「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉」です。
硫酸塩泉の特徴は成分によって、「ナトリウムー硫酸塩泉」「カルシウムー硫酸塩泉」「マグネシウムー硫酸塩泉」などに分類されます。
入浴の適応症は、動脈硬化症・きりきず・やけど・慢性皮膚症・神経痛・関節痛・冷え性・慢性消化器症・疲労回復などで、飲用の適応症は胆道系機能障害・高コレステロール血症・便秘。
天童温泉「源泉かけ流し」の温泉宿3軒
天童温泉の中にめずらしく「源泉かけ流し」の温泉宿が2軒あるので紹介します。
「源泉かけ流し」とは、源泉に水を加える(加水)ことをしない温泉です。温めたる(加温)のはOK。
また「源泉100%かけ流し」とは源泉に水を加えたり(加水)、温めたり(加温)しない源泉そのままの温泉のことです。
つまり温泉の源泉の効能をそのまま体感できるのが「源泉100%かけ流し」の方式です。
どちらも湯量が豊富だからこそできる方式なので温泉通に人気があります。
天童温泉 湯の香 松の湯
天童温泉で2種類の源泉を持つのは松の湯だけです。
本物の天然温泉による「源泉かけ流し」を採用している温泉宿。
大浴場からは四季のうつろいを感じられる庭園が望めて人気です。
浴場の床にはウミユリの化石が入った石灰岩が使われています。
源泉1:天童温泉協同組合源泉 61.5℃
泉質:ナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉
飲泉できる
源泉2:松の湯の源泉 47.0℃
泉質:単純泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
方式:源泉かけ流し
露天風呂あり
住所:山形県天童市鎌田本町2-2-54
TEL:023-653-2265
公式サイト:https://www.matunoyu.co.jp/
展望露天風呂と岩盤浴の宿 栄屋ホテル
天童唯一の展望露天風呂から出羽の山々を眺められます。
温泉に浸りながら堪能できるのが人気。
四季を通して表情を変える自然の逞しさすら覚える眺望です。
またオンドル風岩盤浴と女性に優しいよもぎ蒸しがあります。
加水加温を一切せずに、純度の高い温泉をお客様へ味わうことができます。
源泉:天童温泉第八号 源泉約69℃(栄屋ホテルの敷地)
泉質:カルシウム・ナトリウム硫酸塩温泉
方式:源泉100%かけ流し
飲泉できる
展望露天風呂あり
住所:山形県天童市鎌田2-3-16
TEL:023-653-3151
公式サイト:https://sakaeyahotel.co.jp/
「桜桃の花 湯坊いちらく」
露天風呂は天童温泉の源泉かけ流しです。
山形出身の彫刻家・松田重仁の世界がエントランスを飾っています。
天童ブルワリーの出来立てビールが味わえる。
滞在中の追加料金を気にすることなく飲食や館内の施設、アクティビティなどを自由に無料で楽しめるオールインクルーシブサービスが人気。
源泉:天童温泉
泉質:硫酸塩温泉
方式:源泉100%かけ流し
貸切露天風呂あり
住所:山形県天童市鎌田本町二丁目2-21
TEL:023-654-3311
公式サイト:https://itiraku.com/
天童温泉のホテル・旅館一覧
天童温泉の源泉かけ流し温泉を含む温泉宿の一覧です。
どの温泉宿も天童温泉のいい湯が楽しめます。
- 「ほほえみの宿 滝の湯」https://www.takinoyu.com/
- 「ホテル王将」http://www.ohshokaido.co.jp/hotelohsho/
- 「美味求真の宿 天童ホテル」https://www.tendohotel.co.jp/
- 「ほほえみの空湯舟 つるや」https://www.tsuruya-h.co.jp/
- 「天童荘」https://www.tendoso.jp/
- 「天童グランドホテル 舞鶴荘」https://www.maizurusou.co.jp/
- 「湯の香 松の湯」https://www.matunoyu.co.jp/
- 「桜桃の花 湯坊いちらく」https://itiraku.com/
- 「松伯亭 あづま荘」https://www.azumaso.com/
- 「展望露天風呂と岩盤浴の宿 栄屋ホテル」http://www.sakaeyahotel.co.jp/
天童温泉に宿泊した感想
天童温泉は街中にあるのでとっても便利です。
今回宿泊した宿は紹介した中の源泉かけ流しの宿「いちらく」。
天童温泉のお湯は柔らかく、とっても温まりますよ!
山形の地酒と山形牛などおいしいさは山形ならでは。
空気とお米と水がいいのですね。
近くには松尾芭蕉が立ち寄り俳句を詠んだ「山寺」もあり観光地巡りにも抜群の立地。
また山形は美味しいものがたくさんあり、お蕎麦やサクランボも買うことができます。
少し離れたところには「銀山温泉」というとってもレトロな雰囲気が味わえる温泉もあります。
天童温泉はぜひ行っていただきたい温泉です。