日々の喧騒を忘れ、心身ともにリフレッシュしたいあなたへ!
北海道の大自然の中に佇む、歴史ある温泉地「定山渓温泉」。
四季折々の美しい風景と、豊かな自然に抱かれた温泉は、訪れる人を癒やします。
今回は、そんな定山渓温泉の魅力を徹底解剖!古くから人々に愛されてきた歴史や、効能豊かな温泉、そして周辺の観光スポットまで、余すところなくご紹介します。
北海道旅行の計画に、ぜひ定山渓温泉を加えてみてはいかがでしょうか。
定山渓温泉とは?

定山渓温泉(じょうざんけい おんせん)は北海道札幌市南区に位置する、札幌の奥座敷として知られる温泉地です。豊かな自然に囲まれた渓谷の中にあり、古くから人々に親しまれてきました。
定山渓温泉の特徴は、良質な温泉にあります。豊富な湯量を誇り、その泉質はナトリウム塩化物泉が主体。肌に優しく、温まる効果も高いとされています。
また、温泉街には老舗旅館から個性的なホテルまで、様々な宿泊施設が立ち並び、日帰り温泉を楽しむことも可能です。
周辺には、美しい渓谷や森林が広がり、四季折々の自然を楽しむことができます。温泉だけでなく、トレッキングや紅葉狩りなど、様々なアクティビティも楽しめます。
札幌からアクセスも良く、日帰りでの利用もおすすめです。
歴史と自然が融合した、北海道を代表する温泉地として、多くの人々に愛されています。
定山渓温泉の歴史

定山渓温泉の歴史は、自然と人との深い繋がりの中で育まれてきました。
開湯のきっかけ
定山渓温泉の開湯は、慶応2年(1866年)に修験僧の美泉定山(みいずみ じょうざん) が、アイヌの人々の案内でこの地を訪れたことに始まります。
美泉定山は、1805年(文化2年)岡山県で生まれ、身長が6尺(180cm)近い大男だったと言われています。
定山は、1866年(慶応2年)、小樽の山中深くの地にアイヌの人達の案内により温泉が湧くのを教えられました。
アイヌの人々が傷ついた動物をこの泉に連れて行き、癒やしていることを知り、その効能に驚き、開湯を決意したと言われています。
定山渓の名前の由来
定山が現在の月見橋付近に小さな湯治場を開設し、東本願寺街道の視察に来ていた開拓長官の東久世通禧(ひがしくぜ みちとみ)は、その功績を称えこの地を「定山渓」と名付けられました。
定山は、この地に温泉場を築くだけでなく、周辺の開発にも尽力し、定山渓温泉の礎を築いた人物として知られています。
開発と発展
明治時代に入ると、政府の開拓政策により定山渓温泉は開発が進み、北海道を代表する温泉地として発展していきます。
大正時代には鉄道が開通され、札幌からのアクセスが向上し、多くの観光客が訪れるようになりました。
戦後と現在
第二次世界大戦後は、温泉街の再建が進み、再び多くの人々に愛される温泉地として復活しました。
近年では、日帰り温泉客の増加や、新しいタイプの宿泊施設の開業など、常に進化を続けています。
定山渓温泉の歴史を彩る出来事
- 慶応2年(1866年):美泉定山が定山渓温泉を発見
- 明治時代:政府の開拓政策により開発が進み、北海道を代表する温泉地として発展
- 大正時代:鉄道が開通し、アクセスが向上
- 昭和時代:第二次世界大戦後の再建
- 平成時代以降:日帰り温泉客の増加、新しいタイプの宿泊施設の開業
定山渓温泉は、自然と人との共生の歴史を刻んできた温泉地です。
豊かな自然に囲まれ、良質な温泉が湧出する定山渓温泉は、これからも多くの人々に癒しを提供し続けるでしょう。
定山渓温泉7つの魅力

定山渓温泉は、北海道の豊かな自然に抱かれた歴史ある温泉地です。
札幌から比較的近く、アクセスも良好なため、日帰り温泉や宿泊を楽しみ多くの人々に愛されています。
1. 自然との一体感
- 渓谷美: 豊平川の渓谷に沿って温泉街が広がり、四季折々の美しい自然を楽しめます。新緑、紅葉、雪景色など、どの季節を訪れても、大自然のパノラマが広がります。
- 森林浴: 温泉街周辺は森林に囲まれており、マイナスイオンをたっぷり浴びながら森林浴を楽しむことができます。心身のリラックス効果も抜群です。
2. 豊富な湯量と良質な泉質
- 源泉かけ流し: 多くの旅館やホテルが源泉かけ流しの温泉を提供しており、新鮮な温泉を心ゆくまで堪能できます。
- ナトリウム塩化物泉: 定山渓温泉の泉質は、ナトリウム塩化物泉が主体で、肌に優しく、温まる効果が高いとされています。神経痛や筋肉痛、冷え性などに効果があると言われています。
3. 多様な宿泊施設
- 老舗旅館: 歴史ある老舗旅館から、モダンなデザイナーズホテルまで、様々なタイプの宿泊施設があります。
- 日帰り温泉: 日帰りで気軽に温泉を楽しめる施設も充実しており、観光の合間の休憩にも最適です。
4. 四季折々の楽しみ
- 春: 新緑が芽吹き、渓谷が緑一色に染まります。
- 夏: 涼やかな渓谷で、自然を満喫できます。
- 秋: 紅葉シーズンには、渓谷が赤や黄色に染まり、美しい風景が広がります。
- 冬: 雪景色の中、露天風呂で温まるのは格別です。
5. 周辺観光
- 豊平峡ダム: 雄大なダム湖は、ドライブコースとしても人気です。
- 二見吊橋: 渓谷にかかる吊橋からは、絶景が楽しめます。
- 熊牧場: 定山渓熊牧場では、北海道のシンボルであるヒグマの姿を見ることができます。
6. 歴史と文化
- 開湯の歴史: 美泉定山が開湯した歴史や、温泉街の変遷を学ぶことができます。
- 温泉文化: 温泉文化に触れ、日本の伝統的なおもてなしを感じることができます。
7. アクセスが良い
- 札幌から近い: 札幌市街地から車で約1時間と、アクセスが便利です。
- 交通手段: 車のほか、バスや鉄道を利用することも可能です。
定山渓温泉は、自然、温泉、歴史、そして文化が融合した魅力的な場所です。心身のリフレッシュを求める方におすすめの温泉地です。
定山渓温泉の泉質と特長

定山渓温泉の泉質は、ナトリウム塩化物泉が主体です。
これは、国内でも最もポピュラーな泉質の一つで、無色透明でまろやかな塩辛さが特徴です。
定山渓温泉の泉質がもたらす特徴
- 保温効果が高い: 入浴すると肌に塩分が付着し、汗の蒸発を防ぐため、体の芯から温まります。冷え性の方や、寒い時期に訪れる方にもおすすめです。
- 肌に優しい: お湯が肌に優しく、しっとりとした肌触りを実感できます。乾燥肌の方や、アトピー性皮膚炎などでお悩みの方にもおすすめです。
- 疲労回復効果: 温泉に含まれる成分が、筋肉の疲れを癒し、心身をリラックスさせてくれます。日頃の疲れを癒したい方や、リフレッシュしたい方にも最適です。
- 豊富な湯量: 定山渓温泉は、豊富な湯量を誇っています。多くの宿で源泉かけ流しの温泉を楽しむことができ、新鮮な温泉を心ゆくまで堪能できます。
定山渓温泉の泉質の効能
- 神経痛、筋肉痛、関節痛: 温まる効果が高いため、これらの症状の緩和に効果が期待できます。
- 冷え性: 体の芯から温まるため、冷え性の改善に役立ちます。
- 疲労回復: 温泉に含まれる成分が、疲労回復を促します。
- 美肌効果: お湯が肌を潤し、美肌効果も期待できます。
その他の特徴
- 源泉の数: 定山渓温泉には、56カ所の源泉があり、そのほとんどが豊平川の川岸や川底の岩盤の割れ目から湧き出ています。
- 湧出温度: 湧出温度は60~80度と高温で、豊富な湯量と合わせて、定山渓温泉の大きな特徴となっています。
定山渓温泉のナトリウム塩化物泉は、保温効果が高く、肌に優しく、様々な効能が期待できる泉質です。豊かな自然の中で、良質な温泉を心ゆくまで堪能できることが、定山渓温泉の魅力の一つと言えるでしょう。
もし、定山渓温泉への旅行を検討されているなら、ぜひ一度、この良質な温泉を体験してみてください。
交通アクセス
定山渓温泉への交通アクセスは、大きく分けて車、電車+バス、高速バスの3つの手段があります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、ご自身の旅行スタイルに合った方法を選ぶと良いでしょう。
車でのアクセス
- メリット:
- 自由なスケジュールで移動できる。
- 温泉街周辺の観光スポットにも気軽に立ち寄れる。
- 荷物が多くても問題ない。
- デメリット:
- 運転の疲れがある。
- 冬道は路面状況が悪くなるため、注意が必要。
- 所要時間: 札幌市内から約50分~1時間
電車+バスでのアクセス
- メリット:
- 車を運転したくない方におすすめ。
- 窓から見える風景を楽しめる。
- デメリット:
- 乗り換えが必要で、時間がかかる場合がある。
- バス時刻表の確認が必要。
- 所要時間: 札幌駅から定山渓温泉まで、約1時間~1時間30分
高速バスでのアクセス
- メリット:
- 車を運転したくない方におすすめ。
- 比較的短時間で到着できる。
- デメリット:
- 予約が必要な場合がある。
- 荷物が多い場合は不便な場合がある。
- 所要時間: 札幌駅から定山渓温泉まで、約1時間
各交通手段の詳細
車でのアクセス
- 札幌市内から: 国道230号線を定山渓方面へ進みます。道中、美しい渓谷や森林が広がり、ドライブを楽しむことができます。
- 駐車場: 各旅館やホテルに駐車場が完備されていることが多いですが、繁忙期には満車になる場合もありますので、事前に確認することをおすすめします。
電車+バスでのアクセス
- JR札幌駅: じょうてつバス。定山渓温泉行きのバスが頻繁に運行しています。
- 地下鉄真駒内駅: 地下鉄南北線で真駒内駅まで行き、そこからじょうてつバスに乗り換えます。
高速バスでのアクセス
- じょうてつバス「かっぱライナー」: 札幌駅と定山渓温泉を結ぶ高速バスです。予約制ですが、快適な座席と車内設備が充実しています。
その他
- 冬季のアクセス: 冬期間は、路面状況が悪くなるため、スタッドレスタイヤの装着やチェーンの携行が必須です。
- 交通情報: 出かける前に、最新の交通情報を必ず確認しましょう。
より詳しい交通情報は、以下のサイトをご確認ください。
- 定山渓観光協会: https://jozankei.jp/access/
- じょうてつバス: https://www.jotetsu.co.jp/
ご自身の旅行プランに合わせて、最適な交通手段を選んで、快適な定山渓温泉旅行をお楽しみください。
源泉かけ流しの宿の紹介

定山渓温泉 章月グランドホテル
お風呂は、75℃の源泉かけ流し。源泉ならではの豊かな効能となめらかな肌触りにゆったりと浸かれば、湯のやさしさとやすらぎが体と心にしみ渡ります。
- 〒061-2302北海道札幌市南区定山渓温泉東3-239
- 電話:0570-026575
- Webサイト:https://www.shogetsugrand.com/
定山渓第一寶亭留 翠山亭
豊平川河畔の河床から自噴する3本の源泉がある。鉄分など各々含有成分が異なる源泉をブレンドすることで、より濃厚な温泉がたのしめる。
- 〒061-2303 北海道札幌市南区定山渓温泉西3丁目105
- 予約専用 011-598-2141
- Webサイト:https://www.jyozankei-daiichi.co.jp/jyozankei/
周辺観光スポット
定山渓温泉は、豊かな自然に囲まれた魅力的な温泉地です。
温泉だけでなく、周辺には様々な観光スポットがあり、一日中楽しむことができます。今回は、定山渓温泉周辺の観光スポットをいくつかご紹介します。
1. 二見吊橋

定山渓を代表する観光スポットの一つです。鮮やかな赤色の吊橋からは、豊平川の渓谷美を一望できます。紅葉シーズンには、特に美しい景色が広がり、多くの観光客が訪れます。
2. 豊平峡ダム

札幌市民の水がめとして知られる巨大なダムです。ダム湖の周辺には遊歩道が整備されており、雄大な自然を満喫できます。ダムカードを集めている方にもおすすめです。
3. 定山渓温泉 湯の花
定山渓温泉街の中心にある共同浴場です。地元の人々にも愛されており、リーズナブルな価格で温泉を楽しめます。
4. 定山渓神社

温泉の開祖である美泉定山を祀る神社です。静かな雰囲気の中で、心身を清めることができます。
5. 定山渓自然の村
バーベキューやキャンプを楽しむことができる施設です。自然の中で、家族や友人と過ごすのに最適です。
6. 白糸の滝

ホテルのすぐそばにある小さな滝です。マイナスイオンをたっぷり浴びながら、森林浴を楽しむことができます。
7. 定山渓ダム資料館
豊平峡ダムの歴史や構造について学ぶことができる資料館です。ダムの模型や写真などが展示されています。
その他
- 定山渓温泉散策路: 二見吊橋周辺には、自然散策路が整備されています。
- かっぱ淵: かっぱ伝説が残る神秘的な場所です。
- 岩戸観音堂: 洞窟の中に祀られた観音様が、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
季節ごとの楽しみ
- 春: 新緑が芽吹き、渓谷が緑一色に染まります。
- 夏: 涼やかな渓谷で、自然を満喫できます。
- 秋: 紅葉シーズンには、渓谷が赤や黄色に染まり、美しい風景が広がります。
- 冬: 雪景色の中、露天風呂で温まるのは格別です。
定山渓温泉は、四季折々の自然を楽しめる魅力的な場所です。温泉だけでなく、周辺の観光スポットも合わせて巡ってみてください。
まとめ
定山渓温泉は、豊かな自然と歴史ある温泉が魅力の観光地です。
良質な温泉で心身をリフレッシュできるだけでなく、周辺には二見吊橋や豊平峡ダムなど、見どころ満載。
四季折々の美しい風景も楽しめます。
温泉旅館も充実しており、源泉かけ流しや露天風呂付きの客室など、様々なタイプの宿を選ぶことができます。
札幌からアクセスも良く、日帰りでも気軽に訪れることができます。