春から秋にかけて活動的なアリは、家の中にまで侵入してきます。
はじめ1匹のアリでも放置するすごい数になります。
アリが家の中にいることは不快ですよね。クロアリの近くにはシロアリの可能性もあり早く駆除しましょう。
今回は家の中にアリが発生する原因、アリの種類、駆除方法を紹介します。
また、実際にアリを駆除して1匹もいなくなった事例も紹介します。
家の中にアリがいる原因
家の中にクロアリが侵入してくる最も大きな原因は「食べ物」ですね!
小さいころから、アリと遊ぶことがおおく角砂糖などを置くとすぐやってきて、あっと言う間にアリで真っ黒になるを見てきました。
また、自分よりも大きな獲物を巣に運んでいたり、歩くのがものすごく速かった記憶があります。なので、アリをずっと見ているのが好きなのです。
ところが、アリが外にいる時はそれでも安心なのですが、キッチンや居間にたくさんいたらどうでしょうか?
最近の住宅はアリが侵入しやすく食べ物に近いキッチンの勝手口があったり、こどもが食べこぼしたアイスやお菓子等のくずを求めてアリがやってきます。
特に、サッシの窓はアリが入れるすき間があるのです。浴室の脱衣場に液体洗剤をなめに来たアリもいました。
アリが好きなのは、あまいお菓子の食べ物だけではありません。桃やメロンなどにも寄ってくることもあります。
その他のタンパク質を含んだ食べ物も好んで食べるのです。
アリが家に侵入するルート
アリのサイズは、数ミリなのでほんの狭いすき間からでも、家に侵入することができます。
勝手口や窓があると、そこから侵入してくることが予想できますが、実は壁や床の隙間からも侵入してきます。床下に巣が作られていることもあります。
窓などにわずかな歪みによるすき間ができると、アリはそこから侵入してきます。
家の周りをチェックして、アリの侵入を防ぐためにも、そのようなすき間があったらメンテナンスをしておくことが大切です。
築年数が経過した家
大きな地震の後や、築年数が経過した建物では、床や壁、外壁などのひび割れやすき間がアリには絶好の侵入経路となります。
隙間風がどこからともなく入り込んでくるような古い家は注意が必要です。
ベランダに出したゴミ
マンションに住んだことがある方なら経験があると思います。
実は2階以上までもアリはやってきます。マンションの外壁や配管を伝わってベランダに侵入することがあります。ベランダにゴミを出しておいたりするとやってきます。
2階以上だからアリは来ないなどと、安心はできません。
ベランダは植木にも密を好むアリが来ます。食べ物のゴミや食べこぼしがあれば、速やかに掃除しておくことが大切です。
家に侵入するアリの種類
家に侵入してくるアリは、食べ物を求めいるクロアリです。また似たようなシロアリがいます。 クロアリとシロアリはどこがちがうのでしょうか?
簡単に説明します。
クロアリとシロアリは全く別の進化を遂げてきました。
クロアリの先祖はハチで、シロアリの先祖はゴキブリです。研究によると1~3億年前から別々に進化してきたと言われています。シロ蟻は最悪の場合、家が倒壊する原因になるほど甚大な被害をもたらします。
また、アリは場所や食べ物で種類が変わってきます。雑食性と吸密性のアリに分かれます。
雑食性のアリは、ミミズや虫の死骸を運びます。民家の周辺に多く虫の死骸を好んで食べる特徴があります。
吸密性のアリは、砂糖や植物に寄生しているアブラムシが分泌する蜜などを好みます。そのため餌を運ぶ習性はあまりなく、雑木林など緑のある所に多く生息しています。
巣の外をウロウロしている働きアリは全体のほんの一部で、アリの97%は巣の中で活動をしているといわれています。
アリの活動時期
アリは種類によって活動時期が違います。
- ヤマトシロアリ: 4~6月頃の午前中
- イエシロアリ: 6~7月頃の夕方から夜
- アメリカカンザイシロアリ:6月~9月頃
- クロアリ:6月~11月頃
クロアリ、シロアリは基本的に春から夏によく活動をします。
しかし、クロアリだけは秋まで活動するのが特徴です。
アリを徹底して駆除する方法
アリを駆除する方法は、3つあります。それぞれ簡単に解説いたします。
(1)家に侵入したアリを捕獲する
すでに家に侵入しているアリは捕獲しましょう。
掃除機で吸うと、後から逃げ出すこともあるので注意が必要です。
できれば、濡れティッシュなどでアリをしっかりと捕獲して逃げ出さないようにすることです。
(2)アリの侵入経路に駆除剤を置く
アリが連なって侵入してくるルート上に薬剤をまいておきます。それを食べたり踏んだりしたことでアリを駆除する方法です。
その薬剤を食べて巣に戻り、巣の中の他のアリをも駆除するものもあります。
(3)アリの巣ごと駆除
家の中に侵入してくるのは働きアリなので、いくら駆除しても次から次へと巣の中から出てきます。
なので巣ごと駆除するのが適切です。
はじめに、アリの侵入ルートを見つけます。そして、どこから入ってきているのかルートを探します。アリの歩く後をついていくとわかることが多いです。
アリの巣は必ずしも土の中だけでありません。イエヒメアリなどは、家の壁の中に巣を作ります。
アリの巣を薬剤で駆除する
アリの巣を薬剤を使って駆除する方法です。アリの巣を駆除する薬剤で有名なのは「アリの巣コロリ」がよく知られています。
また、「アリメツ」という駆除剤がありこれを使うと翌日には一匹もいなくなります。すごい効果があるものです。
記事の最後では「アリメツ」を使った実例を紹介します。
アリの侵入経路が不明の場合
一体どこからアリが侵入してくるのでしょう?
どこを探してもアリの発生する場所と侵入ルートが不明なことがあります。
そんな場合は、専門の業者に相談してみてもいいですね。
アリ駆除の業者に依頼する
黒アリの近くにはシロアリがいることもあるようです。
黒アリが侵入するのは、実はシロアリを捕食するためかもしれませんね。
黒アリのえさとしてシロアリを捕食するとも言われています。もしかして、シロアリの危険性も潜んでいる可能性も否定できません。
そんな場合は、専門の業者に駆除を相談してみましょう。
アリの巣を駆除する相場は1万円~/㎡が目安とされています。事前に現地調査をしてもらい駆除をする場所を確認してからの作業となります。
アリの侵入を予防する方法
アリが家の中に侵入するのを普段から予防しておきましょう。雑食系のアリは食料を求めて家に中に侵入してきます。
つまり、アリが捕食できる環境をつくらないことです。
そのためには、
- キッチン回りを清掃する
- 食事をしたまま放置しない
- 残った食べ物をテーブルの上などに放置しない
- ゴミはアリが侵入しないような工夫をする
などを普段から心がけることでアリの侵入が予防できます。
アリの駆除を実際にやってみた!
夏の初めごろから、どうもクロアリが玄関の中を徘徊していました。
毎年アリが庭の表面から穴をあけて出てくるのですが、今年はそのアリの行動が活発でとうとう玄関の中にまで侵入してきました。
アリの巣はすでにわかっているので、巣を駆除することにしました。
今年は例年になくアリの活動が活発で、コンクリートのすき間ができたところから土を掘り出してすごいことになっていました。
このアリが玄関までやってきて、食べ物を捕食しようとウロウロしていたようです。
アリの巣駆除剤「アリメツ」を使う
アリが「アリメツ」のおいしいジェルを食べて巣に戻ると、数時間後~アリは中毒を起こして駆除されるという仕組みです。
アリメツは、糖蜜とホウ酸で作られていて耐性が付きにくく、アリに警戒されにくく作られています。
アリメツはアリの生活状態と習性を永年研究した結果生まれた殺蟻剤です。 一匹のアリが本剤を発見すると仲間を呼んで一時にアリメツに集中吸食し、 餌として巣の中に運ばれ貯蔵し、女王アリをはじめとする巣全体のアリが食べる事により、 巣の仲間を時間の経過と共に全滅させます。
引用:Amazonのアリメツより
アリを巣ごと全滅させてしまう、すぐれものだと評判なんです!
中に入っているのは、「アリメツ」の液体とそれを乗せてアリの巣の近くに置くためのトレーが2枚入っています。
アリの巣の近くにアリメツを置く
アリメツの液体を十数滴トレイに垂らして、アリの巣の近くに置くだけです。
はじめ、アリはトレイを警戒して一度様子をうかがっています。
アリの中の1匹が堂々と密を食べ始めると、それにつられたように他のアリもやってきます。
1時間ほどしてから、アリの巣を確認に行くと、アリで一杯です!
一時は、アリが横一列に並ぶ形で、満員御礼です。
アリは、どんどん増えていきました。1時間もするとアリで真っ黒になり始めました。
そして翌朝、アリの巣を確認に行ってみました。
アリが1匹もみあたらない?
昨日までものすごいアリが徘徊していた巣の周りに、1匹も見当たりません。
昨日まであんなに、たくさんのアリが働いていたのに、ゴーストタウンのようです。
アリには、とっても申し訳ない思いでいっぱいです。
でも、近くの植木鉢を乗せてた古い木材には、小さなシロアリも発見!
被害が広がる前にアリの駆除をしておいて、安心しました。
アリメツは、いままで使ったアリ駆除の中では、とんでもない効果があります。
アリの駆除でお困りの方は、ぜひ使ってみてはどうでしょうか?
ぼくは、Amazonで注文したら送料込みで740円で3日後に届きました。
まとめ
暖かくなると出てくるアリが家の中に侵入する時の対処方法を紹介しました。
クロアリは単に家に侵入するだけではなく、時としてシロアリを餌にすることから近くにはシロアリのリスクも否定できません。
家の中にアリが侵入したら、速やかにすき間とアリのルートチェックをして、対策をしましょう。