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60代の「スマホ」所有率は?気になる所有の理由と使い方

60代はスマホを所有している人はどれ位いるのでしょうか?

今回は60代、70代のシニア層がスマホをどれくらい所有しているのか、また、スマホをどのような使い方をしているのかを紹介します。

60代はスマホを所有する時代から活用する時代へとシフトし始めているようです。

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60代のスマホの所有率はどれくらい?

今回参考にしたのはNTTドコモ モバイル社会研究所(https://www.moba-ken.jp/)が行っているシニアのICT利活用に関する調査です。

2022年1月に行った調査では60代のスマホ所有率は約9割です。また70代の所有率は約7割です。

ちなみに7年前の2015年10月は60代で約30%でした。この7年間で3倍に増えたことになります。

2015年は携帯所有者(17才~70才)の半分がスマホになった時代です。総務省が2014年に行った「平成26年通信利用動向調査」では、70代のスマホ所有率はまだ5.3%という時代です。

総務省 平成26年通信利用動向調査:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/150717_1.pdf

シニアがスマホを所有する理由

モバイル社会研究所の調査をさらに見ていくと、60代~70代のシニア層がスマホを所有する理由は2015年と2022年では変わってきていると分析しています。

2015年のシニアは「使いたい機能がある」という理由が多かったといいます。自分から使いたい機能がスマホにはあるから所有するという能動的な理由でした。

2022年のシニアは「家族からの勧め」「周囲がスマホを持ったから」が増加して、さらに最近では「フィーチャーフォン(ガラケー携帯が使えなくなると聞いたから」という理由も多くなっているとしています。

その背景を分析すると、実は意外にもシニア世代のスマホ利用が進んでいないのではないか?という出来事があると分析しています。

そのひとつが記憶に新し「新型コロナワクチン接種の予約」での出来事です。

自治体はインターネットで接種予約の準備したにもかかわらず、スマホが活用できないことから電話予約や会場に足を運んだりしたことです。

電話予約が殺到して繋がらないなどで直接役所に詰めかける事態にもなり混乱しました。

シニアはどこまでスマホを活用している?

スマホの活用状況についてシニア層でスマホを所有している方に限定して、スマホ活用について聞いています。

数字は(%)です。60代前半 60代後半70代前半70代後半
電話をかけることができる989999100
メールやメッセージを送ることができる97938887
カメラを使って写真や動画を撮影することができる93948387
電話帳の設定ができる88837473
インターネットを使って情報を検索できる92847357
アプリのダウンロードや削除ができる72614339
Wi-Fiに接続することができる68564034
メールやメッセージの受信拒否設定ができる61423029
位置情報のON/OFF設定の仕方がわかる56422528
写真を編集・加工することができる48261716
データ出典:NTTドコモ モバイル社会研究所(https://www.moba-ken.jp/)*表は筆者が作成しました。

この表から分かることがあるといいます。ポイントをまとめると次の通りです。

  • 「情報を検索できる」は60代で約9割、70代でも約6割。
  • 「アプリのダウンロードや削除ができる」は60代で約6割、70代は約4割。
  • 情報検索を行うアプリはほとんどが最初からインストールされている

2022年1月の調査についてのコメントが「シニアのスマートフォン所有から活用の時代へ」のコラムにありましたので引用します。

つまり「情報検索はできるが、アプリをインストールできない」人は、購入時からインストールされているアプリのみを活用している可能性がある。スマホを活用するにはまず、アプリをダウンロードすることが重要となるが、現状ではそれができるのは約半数のシニアにとどまっている。

引用:NTTドコモ モバイル社会研究所「シニアのスマートフォン所有から活用の時代へ」https://www.moba-ken.jp/whitepaper/wp22/pdf/wp22_col6.pdf

また、スマホでアプリのダウンロードしてインストールをするには「ID・パスワードの設定・管理」が必須とも言えます。

ダウンロードにはさらに必須のセキュリティ対策という設定が待っています。

シニアがスマホのセキュリティ対策について聞いた調査では、

60代で半数超が「十分できている」、70代では3人に2人が「あまりできていない・できていない」との調査結果がでているようです。

シニアがよく使うアプリとは?

シニア層がよく使うアプリの調査では「防災アプリ」が支持を集めています。

特に人気なのが「NHKニュース・防災アプリ」です。

その理由を分析すると、シニア層には扱いが面倒なスマホとアプリです。

しかし、「NHKニュース・防災アプリ」は大規模な台風情報などがテレビと同時に映像をこのアプリで見られるからではないかと分析しています。

いつも見て慣れているテレビ映像がスマホで見られるので安心で操作も楽なのかもしれません。

防災という命を守るためには必要なアプリでシニアにもやさしい設計なのですね。

まとめ

シニア層にはそれまでパソコンやスマホを使ってきた経験のある方と、初めてスマホを手にする方、まだスマホを所有していない方などがいます。

国ではデジタル化を進めていますが、デジタルデバイド(情報格差)の解消もますます必要になっています。

PayPayなどのキャッシュレス決済など、一度乗り遅れるとなかなか難しくなるデジタル社会ですが、花の60代だからこそ、がんばってスマホを活用する時代へとチャレンジしていきましょう!

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