60代から先の整理資金や配偶者の生活費はどうする?

大変だった子育てもおわりホッとしている60代ではないでしょうか?

60代になると、これから先の70代80代に向けて今までとは違う考え方が大切です。

今回はシニアが直面する「医療費」「整理資金」「配偶者の生活費」と保険の選び方について解説します。

子育てが終わったシニアとは?

子育てというか「子供が独立したシニア世代」には何千万円という高額な死亡保障の生命保険はいらなくなってきます。

子育て中は万が一の時に備えた「家族の生活を守るための保険」として考えてきました。

子育て中には家族の生活費、子どもの教育費を万が一の時でも確保できるように保険に加入したと思います。

そのため死亡保障も高額な保険が必要でした。

子育て中の保険の補償対象
子育て中の保険の補償対象

ところが子どもが独立すると、こんとは夫婦2人がこれからの「老後生活のための保険」ということになります。

もう子どもが独立すると必要なのは「配偶者の生活費」「整理資金」ではないでしょうか。

シニアの保険の補償対象
シニアの保険の補償対象

年を重ねると増えてくる身体の変調、突然のお別れにかかる費用、残された配偶者の生活費などを考えた、老後2人のための保険を選ぶことが大切になってきます。

老後ふえる「医療費」はどうする?

シニア世代で気になるのが病気のリスクが増えてくることではないでしょうか?

日本人の死因で最も多い「がん」をはじめ高齢になるほど多様な疾病の発症するリスクが高まる傾向にあります。

がんについて「国立研究開発法人国立がん研究センター」の最新がん統計を紹介します。

項目男性女性合計
2019年
新たに診断されたがん
566,460例432,607例999,075例
性別不詳があり合計不一致
2020年
がんの死亡者
220,989人157,396人378,385人
2009~2011年
5年相対生存率
62.0 %66.9 %64.1 %
がんと診断される確率
2018年データ
65.0%
(2人に1人)
50.2%
(2人に1人)
がんで死亡する確率
2020年データ
26.7%
(4人に1人)
17.9%
(6人に1人)
出典:国立研究開発法人国立がん研究センター最新がん統計 (筆者が表を作成)

病気にかかるリスクに対応した「医療保険」「がん保険」「介護保険」などがあるので検討してみてはいかがでしょうか。

年齢別罹患率を調べると、男性では60代から、女性では40代からがんのリスクが高まってきます。

シニアの病気に対する保険は近年変化しています。

資料引用:国立研究開発法人国立がん研究センター

シニア向け保険がぞくぞくと登場!

例えば日本生命グループの「はなさく生命」のシニア向け保険では、持病があってもOKで85才まで申し込めるのです。さらに医師の審査が不要、一生涯保障の医療保険があり月払い保険料は60才の男性3,001円、女性2,659円です。

また、住友生命グループの「メディケア生命」のシニア向け保険は85才まで申込み可能、50才女性の月額保険料1,685円で一生保険料が上がらないのです。70才まで申し込める「死亡定期保険」は50才女性の月額保険証が業界最安値953円などもあります。

TVのCMで話題の尾木ママが出演している「オリックス生命」は480万件を突破する驚くべき契約件数をもっています。60才女性の月額掛金1,206円で病気でも事故でも家族に200万円残せるなど少額の掛け金で保障が得られる仕組みです。

「整理資金」はどうする?

万が一の場合には葬儀費用などの突然の整理資金がかかります。近年は家族葬などコンパクトな葬儀が主流となています。またコロナの影響もありさらに簡素化が進んでいるようです。

そんな理由から整理資金は必要最低限の保障にすることがポイントだと思います。

もしろん最初から退職金や預貯金から充当できる方は死亡保障に加入する必要はありません。

整理資金が不安な方は葬儀保険があります。葬儀保険とは「葬儀代」「葬儀後の整理費用」に備えることを目的とした保険です。別名「終活保険」ともいわれます。

少子高齢化や核家族化が進むなかで注目を集めています。高齢の方でも加入しやすく少額から始められます。

「終活相談付き みんなの葬儀保険」「保険金固定型葬儀保険・みんなのキズナ」「SBIいきいき少短の死亡保険」「やさしい終活保険」「葬儀保険(ごあんしん共済・おそうしき共済)」などがあります。

「配偶者の生活費」をチェック

夫の亡くなった場合、残された妻(配偶者)の生活費なども心配になります。

総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2020年度」では、65歳以上無職世帯の生活費は、単身者で月額13万3146円(夫婦の場合22万4390円)です。

夫婦2人の時の生活費の約60%です。

夫が亡くなった後に残された妻の年金はどうなるのでしょうか?

夫の老齢基礎年金は支給されなくなります。夫が自営業の場合は妻に支給されるのは老齢年金のみです。

夫の老齢厚生年金が停止され、その代わり妻には遺族厚生年金が支給されます。

遺族厚生年金の額は、夫の老齢厚生年金の支給額の約4分の3です。

その額がどれ位なのかは個人により違うのでしっかりと明確にチェックしておきましょう。

総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2020年度」

まとめ

子育てが終わり子どもが独立すると、こんどは夫婦2人のための保険を見なおす時期になります。

それまでも高額な死亡保障から、医療、整理資金、配偶者の生活などをメインとしたものに変わってきます。

この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。

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