定年後まで夫婦が一緒に暮してきただけでも、すごいことだと思います。
ボクは結婚37年目を通り過ぎました。
途中、もうだめか!という難局も乗り越え夫婦円満に暮らしています。
それには、夫婦でもそれぞれの部屋を持つ大切さがあります。
そのメリットとデメリットも含め、夫婦円満の秘訣「夫婦それぞれの部屋を持つ」ことの重要性をお伝えしたいと思います。
定年後は、夫婦それぞれの部屋が必要なの?
新婚時代、子育て時代、ローン返済時代など、それぞれの困難ともいえる時代があったのではないでしょうか。
そんな時代を夫婦で乗り切ってきたからこそ、定年を迎えたら夫婦円満な過ごし方を考えてみたいものです。
そのひとつが今回取り上げる「夫婦がそれぞれの部屋を持つ」というテーマです。定年後に夫婦がそれぞれの部屋を持つことには、夫婦円満に生活する上でどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
定年後に夫婦のそれぞれの部屋があるメリット
新婚時代なら、ひと時とも離れずに一緒にいたいと思うことも多いと思います。
でも、何十年も一緒に暮していると、次第に自分だけのスペースが欲しくなってくるものです。それは、決して愛情が冷えてしまったというワケではありません。
それぞれの生き方を尊重して夫婦円満に暮らしたいと思うからですよね。
夫婦がそれぞれの部屋を持つメリットです。
- 一人だけの時間が持てる。
- 夫婦お互いに気を使うことがない。
一緒に一部屋で過ごした時代には、お互いに気を使うこともありました。年を重ねてくると、それぞれに老後の生き方を考える時を迎えます。
そんな時に、一人になってゆっくり考える部屋も欲しいものです。
定年後に夫婦のそれぞれの部屋があるデメリット
夫婦がそれぞれの部屋を持ってみると、とっても楽なことを体感します。それが夫婦円満につながることも少なくありません。
まして、定年後では夫が暇なので、奥様に話相手になってほしかったりします。そんな時は、奥様のストレスも限界になってしまします。
なので、夫婦それぞれの部屋を持つととっても気分が楽になります。
そのことに慣れてくると夫婦円満だったはずが、逆に夫婦お互いのことを気遣わなくなってしまう、デメリットにもなってしまいます。
時には、夫婦が一緒に過ごす時間を意図的に設けることも必要になってきます。
定年後に夫婦それぞれの部屋でなにをしている?
夫婦がそれぞれの部屋を持つようになると、いったいお互いにどんなことをしているのでしょうか?
今回は、夫婦が人に知られたくない秘密の行動や、やってはいけないこと等を除いて説明します。
夫婦それぞれの部屋で夫がしていること
夫婦のそれぞれの部屋で過ごすことになると、今までできなかった事が出来るようになります。
- 好きなテレビや音楽を鑑賞する
- パソコンでブログを書く
- ゆっくりお酒を飲む
- 読書や新聞を読む
- 好きな趣味に没頭する
- 昼寝する
- 他自由に過ごす
趣味のものつくりをしたり、読書をしたり、好きなテレビをじゃまされずに見たりできます。
昼寝なども自由にできるので、「怠けている」とか「ぐうたらやってる」などの視線を感じることなく、ゆったりとくつろいで過ごしているようです。
このゆとりが夫婦円満に過ごす秘訣でもあります。
夫婦それぞれの部屋で妻がしていること
夫婦がそれぞれの部屋を持てば、妻の方も気が楽になります。それまで、何か意図は無くても「夫に見られている」というか、そんな視線が気になるものです。
- ドラマや映画を鑑賞する
- 友人と電話でゆっくりと話す
- 読書をする
- 趣味の時間を過ごす
- 横になって休む
自分の部屋があることで、夫の視線を気にせずにゆっくりと過ごすこともできます。
昼寝など疲れたころには、ごろんとしている時間も夫に気兼ねなくとれますね。
ゆとりの時間があると心も広くなり、結果として夫婦円満につながっていきます。
夫婦それぞれの部屋を持つ方法
夫婦がそれぞれの部屋を持つには、どのような方法があるのでしょうか?
いくつかのパターンを紹介します。ぼくは戸建ての住宅なので、合わせて紹介させていただきます。
夫婦それぞれ部屋を個室にする
理想は夫婦がそれぞれに個室が確保できることですよね。
たまたま、ぼくの場合は3人の子供が独立して外に出て行ったことと、両親が他界していることから家の部屋が空いていたことです。
小さな一軒家で2階に4.5畳が2部屋と6畳の3部屋があり、1階には4.5畳のダイニングリビングと6畳とキッチンのある4LDKの戸建てです。
女房は2階で寝室4.5畳と仕事部屋として4.5畳を使っています。洗面所もトイレもあるので、ほぼワンルームマンションです。
ぼくは、1階の6畳一間とトイレと洗面所を専用に使っているので、これもワンルームマンションみないなものです。
共通して使っているのは、キッチン、ダイニングリビング、お風呂です。
これだけの居場所を夫婦で使えるのは贅沢だと思っています。
一つの部屋を夫婦が交代で使う
ぼくの友人は定年後は都心に近いマンションに移り住んで2人で夫婦円満に暮らしています。
都心に近く便利なだけに、郊外にあるぼくの家の様に多くの部屋が取れません。
そこで、友人がとった方法は、ダイニングを夫婦が交代で使うという方法です。日を決めたり時間で区切ったりして、占有する時間帯をきめて自由に過ごすという方法です。
その間、夫婦のどちらかは外出するか、あるいは寝室で過ごすかなど、とにかく一人の時間をじゃましない方法を取っています。
わずかな時間でも、自分だけの時間とスペースがあることで、リラックスできると言います。夫婦が円満に過ごすコツとも言えますね!
部屋を区切るのも一つの方法
一人3畳程度でも書斎にはなるものです。
ぼくの友人は、10畳のリビングをカーテンで仕切れるように工夫して使っています。
お互いの音は漏れるものの、カーテンで仕切られたスペースは居心地が良いようです。
キャンプで使っているテントの中にいると、プライベートなスペースとなり落ち着きますよね。あの薄いテントだけでも効果があるのです。
夫婦が一緒にいる時間を減らす
どうしても夫婦のそれぞれの部屋が取れない場合は、夫婦のどちらかが外出する時間を作ることです。
2時間でも半日でも、一人だけで過ごせる時間とスペースを取ることで自分だけのリラックスした時間が取れます。
この方法は、狭い日本の住宅事情のなかで夫婦円満に暮らせるコツで、実際にも多いようです。
夫婦それぞれの部屋の使い方
夫婦のそれぞれの部屋が確保できたり、工夫で夫婦が一人で使えるようにした時に、夫婦円満のために守るべきルールと過ごす部屋の環境があります。
揃えたいもの過ごしやすい部屋の環境
夫婦がそれぞれの部屋を持つことができたら、ぜひ用意したいものがあります。
- エアコン
- 専用のテレビ
- 机やテーブル
- 専用の下着ボックス
近年の温暖化による異常気象で気温が高かったりします。熱中症を避けるためには、ぜひエアコンを用意すると快適になります。
また、専用のテレビや机もあると部屋の中で長時間過ごせるので巣ごもりができる環境もあるといいですね。小型冷蔵庫なども便利です。
夫婦間のマナーを守る
夫婦それぞれの部屋を持ったからこそ、夫婦円満のために守りたいマナーがあります。
それは、お互いの部屋を訪ねる時には、ぜひ事前に了解をとっておくことです。一言でもいいので、勝手に入室しないことがマナーとなります。
夫婦でも最低限守ってほしいルールですね。
夫婦それぞれの部屋のプライバシーを守る
夫婦がそれぞれの部屋を持つということは、夫婦が別々のスマホを持っているのと同じではないでしょうか?
それぞれの生活圏には、それぞれのプライバシーがあるので、勝手に踏み込まないこととお互いを尊重することが夫婦円満には大切ですね。
「俺の女房だから…」なんて私物のように自由に女房のプライバシーに踏み込めた時代は、当の昔に無くなっていますよ!
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
定年を迎えた夫婦がこれから先の夫婦円満な老後に向かって共同生活する上で大切なことを紹介しました。
それは、
- 夫婦がそれぞれの部屋・時間・場所を持つこと
- それそれのプライバシーを尊重し、マナーを守る
- 自分の世界をもつこと
ではないでしょうか。
新しい老後の時代を、夫婦円満でいつまでも一緒に楽しんで過ごして行きましょう。