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60歳こそ「卒婚」か?自立への歩み方

60歳を過ぎたら、夫婦はどんな距離で暮らすのが幸せなのでしょうか?

定年後もたっぷりある時間を夫婦で1日中いっしょに過ごすことは初めての経験かもしれません。

人生100年時代ともなれば、老後の夫婦の過ごし方も考えなければなりません。

そこで今回は60歳を過ぎた夫婦はどのような距離感をもって暮らすのが幸せなのかを「卒婚」から考察してみました。

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「卒婚」とはどんなこと?

老後の暮らし方で話題となった「卒婚」という生き方があります。

卒婚とは造語ですが、それは「結婚を卒業」するという意味です。

一方、結婚を途中で放棄すれば「離婚」になります。

では具体的に「結婚を卒業する」ということはどういうことなのでしょうか?

「卒婚」の定義を次のように仮定してみます。

「戸籍上の婚姻関係は残したまま、夫婦どうし干渉せず自由な生活を送ること」

つまり、卒婚は夫婦がある程度距離を置いて、理解し強力しながらお互いに自分の自由な生き方をすることに行きつきます。

その結果、卒婚に最も重要なのは「夫婦の距離感」だと考えます。

60歳「卒婚」がなぜ叫ばれるのか?

この「卒婚」スタイルこそが、定年退職後の夫婦が幸せに暮らすっポイントだといわれています。

その理由の一つには、ご主人の定年後の生活スタイルにあります。

それまで奥様はパートをしながらでもご主人の世話や子育てになど全力で家庭を支えてきました。

そして子供の自立とご主人の定年退職を迎え、いよいよ自分の生き方を考えるゆとりが出てくる時期を迎えます。

その結果、それまで自分がやりたくてもできなかったことへチャレンジできるチャンスが来たと言えます。

一方ご主人の方は、人生に定年退職という区切りをつけ、これからはゆっくりと会社から解き放され通勤もなく自宅で自由にやりたいことをやって過ごそうと思うのは当然な流れです。

ところが問題は、ご主人が奥様が自由にチャレンジしたいということに気付いていないことです。

その結果、奥様を現役時代と同じようにやってくれると、それまでと同様に考えている方が多いと言えます。

給与を稼いで家族をここまで養ってきたのはお疲れ様です。

とはいえその陰で支えてくれた家族や奥様の協力もあってのこと。

一人で達成したわけではない事が頭ではわかっていてもなかなか理解はできていないのが現実。

無事定年を迎え自由になれたのは、実は奥様の大変な協力があってのことですね。

そこでどちらかと言えば、ぼくたちご主人が凝り固まった会社人間の習慣を卒業して、新たな生活へと頭を切り替えることが求められます。

今までの夫婦の過ごし方から、新しい生活スタイル「卒婚」へと切り替えることで、奥様のチャレンジもご主人のやりたいことも実現できるといえます。

会社人間のクセがとれないご主人?

ご主人の定年退職後は自宅が生活のベースになります。

もし、趣味もなく自宅に1日中いられたら・・・

1日中、家にいられると奥様は、もう限界になるといいます。

その理由にひとつには、ご主人が会社勤めをしているときは、昼間は自分の時間がありました。

しかし、定年後に自宅にいると奥様は自分の時間がほぼ取れないといいます。

その原因はご主人がまだ会社人間のクセが取れていないから。

ご主人には定年という区切りがあるのですが、奥様はずっと家事や食事の用意、ご主人の面倒を見ることが死ぬまで続くと思うと、もうやってられないのです。

ご主人は「奥様は自分をフォローしてくれる」と考えていることが続いているのです。

ましてや、家事を手伝うわけでもなく、奥様に口うるさく細かに「ああしろ」とか「こうしろ」とか指示を出したりします。

会社の部下に指示を出すように私物化して奥様を使うことが、奥様にはどれほどストレスになっているか気が付かないのです。

「女房はおれのもの、言うことを聞いてあたりまえ」と思っていることが多いといいます。

また、時代はジェンダーレスへと進んでいます。

ジェンダーレス(genderless)とは、gender(性差や男女の文化的、社会的な差)とless(~がない)を組み合わせた言葉です。

つまり社会的・文化的な男女の差がない、またはないことを目指す考え方です。

その結果、奥様、ご主人という社会的な差や男女の文化的差がない生き方へと進んでいます。

女房だから!夫だから!という時代から、男女差のない生活スタイル「卒婚」へと進化しています。

卒婚で自立するための3つの条件

つまり、家庭を奥様に任せっきりで仕事に励んでいた時代を卒業したら、ご主人は自立しなければなりません。

それまで奥様に任せていた、掃除、洗濯、料理、食事の支度や後片付けなどの家事もこなすことになります。

さらに、奥様もご主人も自律した生活スタイル「卒婚」へと舵を切ることが必要と思います。

具体的に「卒婚」には次の3つのポイントがあります。

  1. 家の中では一緒にいない時間を作る
  2. 奥様用の部屋か空間を用意する
  3. 家事の役割を分担する

順番に説明します。

家の中では一緒にいない時間を作る

ご主人と一緒にいる時間がどれほど煩わしいか、意外とご主人には理解できないといいます。

ずっと一緒に夫婦生活をしてきたので、奥様は自分に寄り添っていると錯覚しているのが原因です。

奥様は単に我慢してついてきただけなのですが・・・

できるだけ奥様が自宅にいる時は、ご主人は外出するか自分の部屋にいるなどして声をかけないことです。

奥様には自由な時間を確保することは「卒婚」に必須です。

私は一緒にいる時間は、朝6時~8時、夕方5時~7時位に決めています。

それ以外は、別々の生活をするように心がけています。

何かあれば、奥様の方からやって来るくらいのゆとりの距離感が「卒婚」には必要です。

奥様用の部屋か空間を用意する

卒婚にとって物理的な距離を設けることが必要です。

子育てが終わると部屋も余りますので、奥様専用の部屋にすることも一案ですね。

「夫が嫌いで顔もみたくない!」となれば離婚が近い最悪の状況かもしれません。

奥様とは物理的な距離が「卒婚」には必要です。

そうならない様に、奥様との距離を置く事は「卒婚」には大事です。

その方がお互いに新鮮さを保つことが出来ます。

たまに会ってスキンシップするから長続きするといわれています。

それが卒婚のいいところですね。

家事の役割を分担する

卒婚は家事に対するご主人の意識改革が必要です。

「これだけキレイに掃除やったよ!」

「ありがとう!」など期待して奥様にいうと、気分を害すこともあります。

理由は本来は奥様がやるべきことを、ぼくがやってやった!という勘違い。

お手伝いしたという勘違いです。

また、ご主人が自主的にやっているとは思っていないから見返りが欲しくなるのです。

「男子厨房に入らず」と母親に育てられたマザコン男性中心の時代とは違うのです。

「卒婚」では家事は男女平等に分担することが重要。

家事は仕事として、男女平等にしっかりと分担し、運営は臨機応変にすることです。

洗濯、掃除、炊事、風呂掃除、トイレ掃除を女性がやるものだという考えをきっぱりと捨て去ることです。

ベランダで洗濯物を干すことが普通にできる事がご主人の自立、つまり「卒婚」には必要ですね。

卒婚で始めたいこと

奥様は意外とお友達などやコミュニティとの付き合いがあるのですが、ご主人は定年後は付き合いもまばらになって、最後はお一人様になるケースが多いといいます。

卒婚での課題は一人でどう過ごすかということ。

ご主人の自立とは「一人遊び」ができることだと言われています。

一人遊びができる

趣味でもウォーキングでもなんでもいいので、卒婚の要件として一人遊びができる様になることです。

とは言え一人遊びを見つけるのは大変なことです。

一人遊びを探す記事を作ったのでもしよかったらご覧ください。

「濡れ落ち葉」から卒業!

卒婚では、あたかも「濡れ落ち葉」のごとくスーパーまで奥様について行き、要らない物まで先頭切って買い込んではいけません。

奥様がスーパーに行くのはリフレッシュや息抜きもあるので、実は1人で行くのが心地よいのです。

奥様から要望が無い時は一緒について行ってはいけません。

卒婚の鉄則です。

奥様が買い物に行くときに「一緒にいこう!」というクセからから卒業しましょう!

卒婚をやってみた結果

実は以前外出先の妻からスマホで連絡があったのを思い出します。

「卒婚という特集をNHKのあさイチで放送してるから見た方がいいよ!」

という内容です。

「ウチではもうすでに卒婚やっているわよね!」と奥様は自慢げでした。

私は定年の2年前に卒婚というスタイルを発見しました。

定年後から卒婚に対応したのは、家事の分担です。

ぼくは卒婚をはじめてから、毎朝、夫婦の朝食の準備と後片付けをします。

また、自分の昼食の準備と後片付けも毎日しています。

それに、家の部屋の掃除とお風呂の掃除、キッチンの掃除、換気扇の掃除、家の周りの掃除。

毎日の洗濯と取り込み、仕分け。

それから卒婚の対策として、妻には相談して狭いながらも自分の部屋を設けたことです。

そこにはテレビや机、パソコンやネット環境までもしっかりと設定しました。

妻はますます元気でボランティアやお付き合いなどで家を空けることができるようになりました。

卒婚で定年後の夫婦がわくわくする生活になっています!

60歳こそ「卒婚」と自立への歩み方(まとめ)

最後まで卒婚について読んでいただいてありがとうございます。

卒婚という考えはそれまでありませんでした。

しかし卒婚という生活スタイルを聞いたときはそれまでの会社人間のクセが取れていないことに気付きました。

60歳から始める卒婚は、夫婦のお互いの生き方を新鮮にしてくれます。

ぼくもやっと会社人間のクセが取れつつあり、自分で自立できるように日々の生活を楽しんでいます。

卒婚は実践してこそ、その効果が出てきます。

ぜひ60歳を過ぎたら卒婚へと舵を切ってみてはいかがでしょうか。

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