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大丈夫か?28倍の「PFAS」が一部の水道水から検出?全国の検出状況を調査開始

世界でトップクラスの日本の水道水から、あのPFAS(有機フッ素化合物)」が、国の暫定目標値の28倍もの濃度で検出されたことが分かりました。

日本の水道水の安全は大丈夫なのでしょうか?

そこで今回は、PFASとは何か?どんな影響があるのか?を調べてみました。

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PFASとはどんな物質なの?

PFASとは「有機フッ素化合物」のことを言います。

PFASは、「ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物」と呼んでいます。

「有機フッ素化合物」とは、炭素とフッ素の結合を持つ有機化合物です。

PFASの一つであるPFOSやPFOAについては、人の健康の保護の観点から、その目標値や基準に関し国際的にも様々な科学的な議論が行われ、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)においても規制対象物質とされています。

引用元:環境省
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PFASの人への影響とは?

また、国際がん研究機関(IARC)は、PFASの一種であるPFOAとPFOSを「ヒトに対して発がん性がある」と分類しています。

PFASは、世界では科学的な議論が行われているようです。

ヒトに対して発がん性がある物質と分類されていることから、健康への影響も懸念されますね。

まだ、国内では、最近話題になり始めたばかりですので、まだ詳しく知らないことも多いですね。

国は全国の水道水のPFAS検出状況を調査

国内ではPFASは、水道水からも検出されたことが分かっています。

2023年10月には、岡山県吉備中央町で水道水からPFASが検出されました。

その値は、なんと国の暫定目標値の28倍もの濃度のPFASが検出されていたことが発覚したと報道しています。

国は全国の水道水のPFAS検出状況を把握することを、自治体や水道事業者に対して9月末までに回答するよう要請したことが報道されました。(出典:NHK 2024年6月23日 15時33分)

環境省と国土交通省が全国調査を行う理由は、これまでPFASの水質検査の実施は自治体などによる任意だったため、把握されていなかったためといいます。

全国的な状況は把握されていなかったようです。

その結果、現在、検出状況が分からない地域も数多くあるといいます。

全国のPFAS調査では、上水道、簡易水道が対象としています。

水道を管理する自治体や水道事業者などに対し、次の回答を求めています。

  1. 令和2年度から今年度にかけての水質検査の実施の有無
  2. 検出された場合はその最大の濃度
  3. 検査を実施していない場合はその理由や今後の実施予定

出典:環境省
出典:環境省 PFOS、PFOA の国内の検出状況
NHK:NHK NEWS WEB 2024年6月23日 15時33分

まとめ

PFASが高濃度で水道水から検出されたことから、本格的に全国調査に国は乗り出したようです。

世界でもトップクラスの安全できれいなはずの水道水から、PFASが検出されたことは、すこしショックを感じます。

国際がん研究機関(IARC)では、PFASは発がん性があると伝えていることから、今後の調査が重要となります。

水道水も安全とは言えない時代に入ったのでしょうか?

水道水からPFASなどをろ過する浄水器があると安心ですね。

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