定年退職から10年。 振り返れば、特別な出来事があるわけでもなく、気づけば一日が終わっている。そんな日々が続いています。
「やることが無い」と感じる日もあります。
でも、ふと立ち止まって思うのです。 ——それも、人生ではないだろうか。
本記事では、今70代を迎えた男性に向けて、
気張らず、無理をせず、ありのままに生きる「ゆるい生き方」の良さと、
その意外なメリットについて考えてみます。
「何もしない日」を否定しなくていい

現役時代は、常に予定があり、役割があり、成果を求められてきました。
その感覚が抜けきらず、「今日も何もできなかった」と自分を責めてしまうことがあります。
しかし、老後の時間は“成果”のためにあるわけではありません。
何もしない日があってもいい。
テレビを見て、散歩をして、昼寝をする。 それは怠けではなく、人生の速度を落としただけなのです。
ゆるく生きることで見えてくるもの
ゆっくりした日々を受け入れると、不思議な変化が起きます。
- 季節の移ろいに気づく
- 近所の人との何気ない会話が心地よくなる
- 若い頃には気にも留めなかった小さな出来事に、味わいを感じる
忙しさから解放されて、ようやく「今ここ」に戻ってこられる。
ゆるく生きることは、感覚を取り戻すことでもあります。
無理に前向きにならなくていい
老後の生き方について調べると、「新しい挑戦」「社会貢献」「生きがいを見つけよう」といった言葉が並びます。
もちろん、それが合う人もいます。
でも、全員がエネルギッシュである必要はありません。
- 今日は何もしない
- 明日も特に予定はない
- それでも心が穏やか
それで十分ではないでしょうか。 前向きであろうと無理をしないことも、立派な選択です。
ゆっくり過ごす日々がくれる幸せ

ゆっくり過ごす生活のメリットは、派手ではありません。 けれど、確かにあります。
- 心と体が疲れにくくなる
- 他人と比べなくなる
- 「まあ、いいか」と思える余裕が生まれる
若い頃のような達成感ではなく、 「今日も無事に一日が終わった」という静かな満足感。
この感覚こそ、老後ならではの幸せなのかもしれません。
何もない日々を受入れてみた
老後はこうあった方がいい、老後はやりたいことを見つけよう!、そんな記事をかいてきたのですが、70歳を迎えた今、新たな考えが浮かんできました。
ありのままに、無理せずに、受け入れて生きてみることです。
老後に向けて気が張っていた自分を解きほぐし、自由にその日を生きてみることにしました。
その結果、楽になりました。
これも人生かなと、今日一を味わっています。
おわりに:何気ない今日が、人生そのもの
何気なく過ぎていく一日。 特別なことは何も起きなかったけれど、心は穏やかだった。
それを「つまらない」と切り捨てるのではなく、 「これも人生だ」と受け入れてみる。
すると、不思議と明日が少しだけ軽くなります。
ゆるく、気張らず、ありのままに。 70代の今だからこそ味わえる人生を、静かに楽しんでいきませんか。

