料理の腕をもっと上げたいと思う方は少なくありません。
食材の選び方、料理の方法、レシピの工夫なども重要なことですが、実はもう一つ大切なことがあります。
それは食材を調理するための「まな板」の存在です。
料理番組を見ているとまな板はそれでいいの?という場面が多々見受けられます。
そこで今回は調理の腕をワンラック上げる「まな板」の特徴と選び方を紹介します。
料理の腕を上げるには?「まな板」が大事?

定年退職してまずは始めるのが料理ではないでしょうか?
おいしい料理を作れば家族にも喜ばれます!
また、年を重ねると料理作りはボケ防止にも効果的。
実は、まな板しだいで料理の出来が変わると言います。
理由は、切れる包丁を使ってもまな板の材質によっては刃先が丸くなったり、切れ具合が鈍ったります。
その結果、素材の切り口が雑になり料理の出来具合が違ってきます。
キャベツやお刺身のさくを切った時など、調理後の味にその差が表れてきます。
そこで今回は、おいしい料理を作るための「まな板」について説明します。
まな板の種類と特徴
まな板の材質の種類によって料理に差が出てきます。
まな板の素材は一般的に「木製」、「樹脂製」、「ゴム・シリコン製」の素材があります。
まな板は素材によって特徴があります。
素材とまな板の関係を説明します。
「木製」まな板の特徴

木製まな板の特徴は、包丁で切った時にまな板に当たる「刃当たり」が良いことです。
木製のまな板は包丁で切った時の衝撃を和らげる効果があります。
それは包丁の刃先を傷めないことにも繋がります。
その結果、包丁の切れが持続し疲れにくいのがメリットです。
また、ヒノキのまな板は抗菌作用があるので衛生面でもメリットとなります。
木製のまな板は包丁の刃に優しいことからプロの料理人は好んで使っています。
木製のまな板は包丁の切れが持続するので素材の切り口もきれいなので料理のおいしさに違いが出てきます。
「樹脂製」のまな板

樹脂製のまな板は価格がリーズナブルなのでよく使われています。
樹脂製の特徴はカラーのバリエーションが豊富なことから、おしゃれなキッチンに合わせることも楽しめます。
樹脂製のまな板の難点は、食材の色が移りやすいことと、包丁の刃当たりが良いとは言えません。
その結果、包丁の刃先が丸くなり切れなくなるデメリットがあります。
包丁を切れるように研ぐ回数も増えます。
「ゴム・シリコン製」のまな板

ゴムやシリコン素材を使ったまな板は、樹脂製よりも包丁の刃当たりは比較的良いと言えます。
ゴムやシリコン製まな板のメリットは手入れが簡単で、濡れても乾きやすく、樹脂製に比べて素材の色が付きにくいと言えます。
ただし、木製や樹脂製に比べて重いことと、100℃以上で変形する特徴があるので注意が必要です。
料理の腕を上げるまな板の選び方
料理の腕を上げるまな板の選び方は、素材・厚さ・広さ(サイズ)がポイントとなります。
素材から選ぶ方法
まな板の素材は「木製」「樹脂製」「ゴム・シリコン製」がありましたね。
木製のまな板は本格的に切れる包丁で料理の腕を上げたい方に向いています。包丁の刃当たりが優しいことから、調理しても腕が疲れません。
樹脂製のまな板は価格が安いこととカラーのバリエーションが豊富なのでおしゃれな一人暮らしの方、そんなに料理をしない方にピッタリです。
ただし、包丁の手入れは必要になります。
ゴム・シリコン製のまな板は、乾きやすく漂白剤もしっかり使えるので衛生面で抜群と言えます。
厚さから選ぶ方法
まな板の厚さの目安は最低でも1.5センチは必要と言えます。
理由は、それ以上薄いまな板だと包丁で切る料理をしていると疲れてしまうからです。
まな板の厚さが厚いほど、包丁さばきがラクになります。
参考ですが、ぼくが愛用しているまな板は厚さが3センチのヒノキの一枚板です。
包丁で切ったとき手にショックが少ないです。
包丁もしっかりと食材を切ることができるため重宝しています。

本格的に料理をするなら、まな板の厚さは重要なポイントとなります。
サイズの選び方
まな板はサイズが広ければ料理の食材がラクに置けるので効率も上がります。
でも調理台が狭い場合、サイズが広いまな板は使いにくくなります。
キッチンの広さに見合ったサイズのまな板を選びましょう。
一般的なサイズは最低でも30センチ × 25センチ以上が目安です。
もし広いキッチンなら45センチ ×30センチあると便利です。
おすすめのまな板は3種類!料理腕が上がります

いいまな板を使って料理の腕を上げるなら、次の3つのまな板をおすすめします。
食器洗い乾燥機対応のヒノキのまな板
側面はウレタン樹脂塗装が施されていていて乾きが早く黒ズミ・カビを抑えます。
熱風・熱湯に強い反り防止加工済みで軽量で使いやすい薄型タイプ。
食器洗い乾燥機に入れて洗浄することができます。
ヒノキのまな板
無印良品のまな板は反り止めがされており、お手入れしやすい薄く・軽いデザイン。
包丁の刃当たりがよく、水切れも良いといわれるヒノキを使用。
「購入から5ヵ月で毎日のように使用しても反る気配は今のところありません」という口コミもあるほど。
ひのき特有の良い香りも良いまな板です。
永く使え傷がつきにくいゴムまな板
弾性があるため包丁の刃当たりが柔らかく、傷もつきにくく永く使えるゴムまな板です。
なんと使用期間の目安は10年程度。
実際あるお寿司屋さんでは40年、家庭では35年以上の使用実績があります。
吸水しにくいため、雑菌やカビの繁殖が少なく衛生的。乾きが早く、一拭きしてすぐに食材をのせることができます。
料理の腕を上げるまな板の選び方(まとめ)
まな板で料理の出来具合が変わることと、まな板の選び方について紹介しました。
料理の出来具合はまな板と包丁のセットが重要な役割を担っています。
60代が作る料理の腕がワンラックアップする、いいまな板を選びましょう!
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