最近は新型コロナによる影響でテレビ等の報道では医療崩壊やオーバーシュートなど社会的な不安ニュースが流れています。その結果身の回りには先々の不安や心配事が多くなっています。
ある時に気が付くと「マイナス思考になっている」ことがあるのです。
最近の研究から「ポジティブ思考と免疫力の関係」が分かったきました。
英国での研究結果を参考にして3つのポイントを活用して免疫力を高めて健康的に過ごしましょう。
その2:ポジティブになる言葉
その3:自分に優しくする
その1:ポジティブ思考が免疫力を高める理由
人間がポジティブ思考になると免疫力が高まることが研究から分かってきました。
その研究結果が学術誌「Clinical Psychological Science」発表されていています。この研究を基に簡単に免疫力が高まる仕組みを紹介します。
ネガティブ思考は生理学的に有害だが、ポジティブ思考は心拍数を抑え免疫力を高めることが分かった。
引用:英国テレグラフ:学術誌:「Clinical Psychological Science」2019年
免疫力の実験
発表された研究内容が非常に難しいので、大事な部分を簡単に説明します。
英エクセター大学(University of Exeter)と英オックスフォード(University of Oxford)の研究者らは、健康な135人に対してある免疫力の実験をしました。
実験の内容は2種類の「音声」を聞かせて変化を測定しました。2種類の音は次の通りです。肯定と否定要素を持つ2つの音声です。
音声2.自分を批判するように促される声
この2つの音声を聞いた反応は次の様になりました。
音声1:自分に愛情を持って優しくする声
自己に愛情をもって優しくする音声を聞いたグループは「自己への思いやりと他人とのつながり」という感情を抱きました。
さらに、くつろいで安心している時に現れる身体的反応が見られ心臓が環境の変化に柔軟に反応して健康な状態だったのです。
音声2:自分を批判するように促される声
自分を批判するよう促される内容を聞かされたグループは、心拍数が上昇し発汗反応も強くなりました。これは恐怖や苦悩を感じた時に現れる症状と一致したのです。
この実験から分かった事
研究を進めたリーダーでエクセター大学のアンケ・カール(Anke Karl)氏は次のように述べています。
この実験が行われる前は、下記の様になぜ免疫力が高まるのかまだわかっていませんでした。
「過去の研究で、自己への思いやりが体と心の健康の向上に関連していることは明らかになっていたが、その理由は分かっていなかった」
引用:英国代理-テレグラフより、エクセター大学のアンケ・カール(Anke Karl)氏 2019/2/16(土)
この研究を通して、「自分に愛情をもって優しく接する」ことで健康状態(免疫力)が良くなることが解明したと語っています。
その2:ポジティブになる言葉
自分を否定するような声を聴いたときには「恐怖や不安」が生じたときと同じ症状が出たと言います。
つまりポジティブな言葉を発したり聞いたりすることで健康な状態になるということになります。
人間は昔からたくさんの前向きになれる諺に元気づけられて生きてきました。落ち込んだりマイナス思考に陥ったりする時には「ポジティブ思考」に切り替えて免疫力を高めましょう。
ポジティブ思考になる言葉
否定的な言葉を肯定的な言葉に変えることです。
例えば「新型コロナの感染者が減らないので自分が感染するか不安だ」を「新型コロナの感染者が増えてもしっかりと対策すれば健康でいられる」と置き換えることです。
このポジティブ思考はポジティブな行動につながり健康な状態となります。
その3:自分に優しくする
この大事な研究結果を私たちが健康状態を保つために活用することが大切です。
「自分を批判否定しないで、愛情をもって優しくすることだ」とカール氏もまとめています。
うまく行かない時は、ネガティブに自分を批判したり否定するのでは無く、ポジティブ思考で「自分に愛情をもって優しく前向きに考えること」が大切なのです。
つまり、「疲れたら自分に優しくして、おおいにあまえましょう!!」
それが、身体的にも健康になり結果「免疫力」がアップにつながるのです。
医療従事者のみなさんに感謝しましょう!
困難に立ち向かっている多くの医療従事者のみなさんに心から感謝し応援しましょう。