人の生き方はそれぞれなので、これと言ってなにも決まりはないと思います。
悪いことをしない限り、生き方は自由なはずです。
しかし、過去にとらわれてしまうこともあります。
大切なことは今を生きることを大切にするといいます。
それはいったいどんな生き方なのでしょうか?
よく考えるとあるのは今だけ?
まだ20代の頃、恩師に悩みを相談した時に言われてことがあります。
それは今でも大切な考えだと思っていて、それがバックボーンになっているのです。
「過去は帰ってこないし、未来はどうなるかわからない。あるのは今だけ」
だから、今を一生懸命生きていけば、かならずいい方向になるから大丈夫といいました。
今さらですが、やはりこれは大事なことだと思うのです。
理由は、高齢者になると、先々のお迎えにいつくるのかが不安になることです。
しかし、未来はだれにも予測ができないので、考えるだけ無駄なエネルギーを使います。
60代がそろそろ終わり、70代へと進んでいきます。
体は元気なのですが、あっちこっちが痛んでいます。
サロンパスを張りながら、なんとかだましだまし体をきしませて生きているのです。
過去にとらわれる弊害とは
過去にとらわれるといいこともあります。
ときどき昭和50年代に流行した歌などを聞くと、当時の青春時代を思い出し、お酒がすすんでしまうことです。
ときどき胸が「ギュッと」となるのは、なんなんでしょうか?
あの青春のせいなのでしょうか?
過去にとらわれると弊害もあります。
仕事ではこんな手柄を立てたなどと武勇伝を披露することです。
一度ならまだ聞く耳を持つ家族も、なんどもなんども酒を飲むたびに聴かされるとうんざりするそうです。
それすらも自覚しないでいるのが、過去にとらわれてしまった弊害かもしれません。
ヘッドライトだけ照らして生きていく人もいれば、テールライトばかり照らして生きている人もいます。
今を生きるにはどうすればいいのか?
よく考えると、過去は戻ってこない思い出です。
思い出からは、新しいことは生まれてこないと思うのです。
つまり、何歳になってもヘッドライトを照らしつつ、たまにテールライトを照らして今を確認することかもしれません。
そこで最近考えたことがあります。
朝起きたら「今日は新年だ!今日が一番新しい日だ!」と思うことです。
そう思うと、新年のあのすがすがしさと、これから1年の計などを考える、あの澄み切った元日をおもいだすのです。
過去の思い出は、「そうだったね~」などと、軽く流す程度で生きること。
あまり、思い入れると、どこかに飛んでいきたくなるかもしれません・・・
だから過去はほどほどがいいかもしれません。
年金は何歳からもらう?
年金を60歳からもらうか、65歳からもらうか、70歳からもらうか、どれを選ぶか新聞に記事が出てました。
60歳から早めにもらうと、年金額がぐっと減ります。
ならば、5年遅らせて70歳からもらうと、年金額が増えますが、もらえる期間は65歳よりも短くなります。
規定通り65歳からもらった場合と、多めの70歳からもらった場合。
70歳まで生きていると確信している人は、70歳を選んだのでしょう。
81歳あたりで、合計は同額になるようです。
果たして81歳まで生きるのでしょうか?
しかし、人生何歳まで生きるのかはだれにも分かりません。
ぼくは65歳からもらいましたので、ちょうどいいと思っています。
自由な生き方こそ60代の生き方
60歳を越えたら自由に生きたらいいと思います。
目標は、たぶん過去のデータから決めるものでしょう。
つまり目標は過去に基づくもので、未来ではありません。
だから、それまでのクセだった目標はすててしまいました。
その結果、生き方が軽くなり、生き生きとなりました。
老後なんてあるかどうかわかりませんが、今日は自由に生きることができました。
ぼくは犬や猫を初めとする動物の生き方が興味あります。
何一つ自分のモノを持たず、過去など考えているわけではないでしょう。
理由は、昔買っていた犬がいます。
その犬は、たたかれても、怒られても、その時はしゅんとしますが、あっという間に忘れてしまうのかどうかわかりませんが、すぐにニコニコしてしっぽを振って立ち直ります。
体ひとつで、今だけを考えて生きる犬から学んだことはたくさんあります。
60代は今を楽しんで、未来を不安に思ったり、過去にとらわれたりしないで、自由な今を生きることにしました。
とっても軽くなり、スッキリした今日です!