「真夏を涼しく過ごす方法は、ないのだろうか?」
もしかして、自然な涼をもとめているのですか?
日本の江戸には、自然の「涼」を五感で感じる工夫がありました。
自然の「涼」はとっても涼しく感じて、心地よいかもしれませんよ?
エアコンなしでは危険な都会の夏!
真夏でも避暑地なら、涼しくすごせますよね!
でも、コンクリートのジャングルの都会では、「ヒートアイランド現象」があり、涼しく過ごすにはエアコンが必須の時代となりました。
ヒートアイランド現象とは、都市部が周辺よりも気温が高くなる現象です。
エアコンや交通、コンクリート、ビルなどからの排熱で温度が上昇する現象ですよね。
さらに温暖化による異常高温がプラスすると、命に危険な気温になることもあります。
ヒートアイランド現象は、人工的な構造物や排熱を要因として気温が上昇する現象で、その広がりは都市を中心とした限定的なものです。
引用:気象庁
一方、地球温暖化は、大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスが増えることを要因として気温が上昇する現象で、その広がりは地球規模です
江戸の「涼」は工夫がいっぱい!
ところで、江戸文化の中には「涼」を五感で楽しむ工夫が満載なのです!
もちろん現代ほど気温が高温ではないにしても、電気が無くエアコンもない江戸時代の都市。
そこには、現代人が忘れかけている「涼」のアイデアが潜んでいるのです。
金魚鉢
涼しげな金魚鉢に泳ぐ姿は、涼しさを呼びますね。
目で見て「涼」を楽しむ工夫です。
風鈴
微風に揺れて、チリン・チリンと涼しげな音色の風鈴。
その音色に癒されて、微風が気持ちよく、暑さを沈めてくれるのです。
そこに風鈴があるだけで、涼しく感じてきますよね!
打ち水
小さいころ、よく打ち水のお手伝いをしました。
気化熱で、地面の温度が下がり涼しくなります。
夕方、水を撒くと、その近辺に涼しい微風がふいてきます!
この微風が、とっても気持ちいいのです。
やりすぎの感もありますが、水道のホースで車に水をかけたり、家の屋根まで水を飛ばして「家全体に打ち水」をすることもあります。
かなり、涼しくなります。
簾(すだれ)
簾は見るからに涼しげですね!
外のまぶしさや、日光を和らげて、涼しさを醸し出しています。
和製ブラインドとでもいうのでしょうか?
簾があるのと無いのとでは、涼しさが格段に違います。
行水
行水の写真は、撮影できませんのでありません!
涼しそうなので、白川郷で撮影した冷たくて涼しい湧き水を掲載しました。
こんな冷たい水で行水したら、きっと気持ちいいでしょうね~
現代は、午後の水シャワーや水風呂に入ると、汗が引いてスッキリし爽やかになります。
エアコンと一緒に日本「江戸の涼」を楽しむ!
ずいぶん江戸の文化からかけ離れてしまいました。
結局、いかに涼しく過ごすかはアイデア次第ですね!
金魚鉢、風鈴、打ち水、簾、行水などを組み合わせて、エアコンと一緒に使えば、エコな涼をとることができます。
昔の人たちが工夫して涼しさを求めた方法を、現代によみがえらせてはいかがでしょうか?
まとめ
ここまで「暑い日をエコに涼しく過ごす!江戸の『涼』の取り方」を紹介しました。
エアコンと組み合わせて「涼」を工夫すれば、涼しさも一層効果的になるのでは?
五感で楽しむ江戸の涼の取り方で、涼しく過ごしましょう!