高級炊飯器よりおいしい!ごはんの炊き方

最近はお米を炊く炊飯器がどんどん高級化。ごはんがおいしく炊けるようになってきました。

しかし、その高級炊飯器をしのぐ味わいのごはん炊ける方法があるのです。

しかもとっても安価にできるのです。

どんな方法なのか説明します。

高級炊飯器の市場は?

炊飯器は生活に欠かせない家電のひとつですね。

炊飯器の市場を少し調べてみました。

炊飯器の売れ筋の値段は「約2万円~5万円前後」あたり。

中でも10万円を超える高級炊飯器の市場は1割ほどもあり人気となっています。

10万円もする高級炊飯器で炊いたごはんを試食すると、その味は実においしいのです。

日本の炊飯器メーカーの研究開発力はすごいと実感するのです。

ところが、その高級炊飯器を超えるようなごはんを炊く方法があります。

それも安価にできるから驚き。

ごはんをおいしく炊く方法とは?

結論から言うと「火で炊く」方法です。

な~んだ!と思われるかもしれませんが、そこには一工夫加えることで実現するのです。

火を使ってごはんを炊くときのよく知られた方法があります。

  1. 「はじめチョロチョロ、なかパッパ」
  2. 「赤子泣いてもフタとるな」

ぼくもそれまではごはんを火で炊く時にこの方法を使ってきました。

ところが、その後に分かったことがあります。

実は、この方法にはまだ知られていない項目2つがあったのです。

それは、つぎの2と3の手順です。

  1. 「はじめチョロチョロ、なかパッパ」
  2. 「ブツブツ言う頃、火をひいて」
  3. 「一握りにわらしべ燃やし」
  4. 「赤子泣いてもフタとるな」

初めての2項目も含めてごはんを炊く一連の流れを詳しく説明します。

(1)「はじめチョロチョロ、なかパッパ」

はじめチョロチョロは、冷たいところから徐々に火を入れていくこと。理由はお米の芯までしっかりと水を吸わせるため。

なかパッパとは、鍋のフタから水蒸気がふきだすまでしばらく沸騰させたままにしておくことです。

(2)「ブツブツ言う頃、火をひいて」

水蒸気が噴き出してきてブツブツ音がしてきます。

そしたら、いちばん弱い火加減にしてそのまましばらく火にかけておくことです。

(3)「一握りにわらしべ燃やし」

頃合いを見て、最後に「藁(わら)を燃やした火」のように強火で一瞬に鍋の温度を高めます。

(4)「赤子泣いてもフタとるな」

火を止めたら蒸らすのです。

赤子がまんまを食べたいと泣きじゃくっても、蒸らしている最中は鍋のフタを開けてはならない。

この手順でごはんを炊いてみた。

今まで火を使ってごはんを炊くときは、土鍋や圧力釜などを使ってきました。

今回は飯盒「メスティン」レギュラーサイズを使ってお米1合の缶詰ごはんを炊いてみました。

メスティンは定番の「trangia」でスウェーデン製です。

1.8合炊きのレギュラーサイズ(約1,500円前後)と3.5合炊きのラージサイズ(2,000円前後)があります。

このメスティンが一つあれば、パスタを茹でてもいいしラーメンや料理も作れます。

メスティンはズボラに使ってもおいしくごはんが炊けます。

(1)無洗米1合と水を入れて1時間ほど置く。

「trangia」でスウェーデン製1.8合炊き用。レギュラーサイズ
「trangia」でスウェーデン製1.8合炊き用。レギュラーサイズ

メスティンにお米を1合入れて洗い、水を内側のリベット(2つの丸いところ)まで入れ約1時間ほど置いておく。

(2)イワシの缶詰をその上にのせる

今回使ったのは100円のいわしのみそ煮の缶詰1缶。スープも一緒に使います。

いわしのみそ煮の缶詰1缶
いわしのみそ煮の缶詰1缶

いわしの缶詰を開けて、1時間浸したお米の上にスープごとのせます。

そしてフタをしてから、いよいよ火をつけます。

(3)火で炊く「はじめチョロチョロ、なかパッパ」

今回使ったバーナーはイワタニ・ジュニアバーナーCB-JCB。キッチンのガスコンロでもOK.

バーナーに火をつけます。はじめ火は弱めでスタート。

「はじめチョロチョロ」です。

(4)プチプチ音がして沸騰してくる

約10分位するとメスティンから蒸気が噴出してきますが沸騰してもそのままにします。

「なかパッパ」です。

そのまま続けると「プチプチ」を音がしてきます。

そしたら火加減を一番弱くします。

「ブツブツ言う頃、火をひいて」です。

(5)一気に強火にして火を止める

それから火一気に強火にして温度を上げて火を止めます。

「一握りにわらしべ燃やし」です。

この「プチプチ」と音がして早めに火を止めると、やわらかめのごはんの炊きあがりとなります。

プチプチ音がして時間を掛けるとおこげごはんの炊きあがりとなります。

この調整は、実際にやってみて体で覚えることがコツ。

早すぎても遅すぎても、それなりにおいしいくごはんが炊けるのでご安心を!

(6)タオルで包んでひっくり返して蒸らす

バーナーの火を止めたらタオルで包んでひっくり返し蒸らします。

「赤子泣いてもフタとるな」です。

この作業は炊きあがったごはんを蒸らしておいしくするためです。

約10~15分蒸らしたら出来上がりです。

高級炊飯器よりおいしいごはん!

火を使って炊いたごはんは、本当においしいものです。

今回はキャンプが趣味なので「メスティン」と「イワタニジュニアバーナー」を使いました。

基本的にフタのある鍋ならごはんは炊けます。

ぜひ、おいしいごはんを炊いて食べてみてください。

そのごはんのおいしさは高級炊飯器を超えるほどに実感できると思います。

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