2021年7月16日、気象庁は「関東甲信・東北南部・東北北部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
今年はどのように違うのかを、日本気象協会の発表をもとにまとめてみました。
また「熱中症警戒アラート」の見方も説明します。
東北地方の梅雨明け
東北地方を「東北北部」「東北南部」にわけて説明します。
その後に、関東・甲信越の状況を紹介します。
内容は、「日本気象協会(https://tenki.jp/)」の情報を参考にしています。
東北北部の梅雨明け
東北北部が、「四国、近畿、東海より早い」のは、実に24年ぶりになります。
平年の梅雨明け(7月28日頃)より12日早くなりました。
昨年の梅雨明けは、特定していません。
東北南部の梅雨明け
東北南部が、「四国、近畿より早い」のは24年ぶりで「東海より早い」のは20年ぶりです。
東北南部の梅雨明けは、平年(7月24日頃)より8日早く、昨年(8月2日頃)より17日早くなりました。
関東・甲信越の梅雨明け
関東甲信は、平年の梅雨明け(7月19日頃)より3日早く、昨年の梅雨明け(8月1日頃)より16日早くなりました。
梅雨が明けると、熱中症の注意も大切です。
熱中症警戒アラートの確認方法について、合わせて紹介します。
「熱中症警戒アラート」の確認方法
環境省と気象庁は熱中症予防対策のために「熱中症警戒アラート」を発表します。
その日の「熱中症警戒アラート」は、以下のサイトで確認ができます。
熱中症警戒アラートの基準とは
熱中症警戒アラートが発表される基準は「暑さ指数(WBGT)」を基にしています。
WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature
「暑さ指数(WBGT)」とは、湿度、日射・輻射、気温の3つの要素をもとに計算される指数で、単位は紛らわしいですが気温と同じく「℃」を使います。暑さの厳しさを表す指標です。
この指標が「33」を超えると予想された場合に都県単位で「熱中症警戒アラート」が発表されます。指標の値は次の通りです。
まとめ
ここまで「「東北北部の梅雨明け」24年ぶりに東海、近畿、四国より早い」について紹介しました。
高気圧の配置が例年と変わったことが原因と言われています。
今年は雨量が多かったことから、水不足は厳しくならいかもしれませんね。
急に暑くなるので、熱中症にも注意しましょう。