60代から衰える身体で100才時代をどう乗り切るのか?
最も簡単に健康寿命を延ばせるのが軽い運動習慣です。
60代は運動習慣を身に着ける最後のチャンスです。
健康寿命を延ばすことができ、寝たきりの老後を回避することを目指せます。
簡単にできる運動習慣を紹介します。
60代から急激に衰える身体と健康維持
高齢化はどんどん進むなかで「平均寿命」の話題が多くなりました。
2020年7月31日に厚生労働省が発表した2019年の平均寿命は次の通りです。
男性:81.41歳
女性:87.45歳
前年に比べ男性は0.16歳、女性は0.13歳延びて男女とも過去最高を更新しました。
しかし、「健康寿命」は、2016年の厚生労働省調査では次の通りです。
男性:72.14年
女性:74.79年
「健康寿命」とは、寝たきりや介護を受けずに日常生活を健康な状態で過ごせる期間のことです。
この結果から分かることがあります。
それは、日常生活を健康な状態で過ごせない期間が以下のようにあることです。
男性:約9年間
女性:約13年間
この期間が短くなれば、健康でいられる期間「健康寿命」が長くなるのです。
「平均寿命」と「健康寿命」の違いとは?
ここで改めて「平均寿命」と「健康寿命」の違いを確認しておきましょう。
「平均寿命」とは、0歳時点で今後何歳まで生きられるかを統計から予測した「平均余命」のことを言います。
簡単に言えば、生まれてから亡くなるまでの寿命を言います。
「健康寿命」とは、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のことを言います。
つまり、寝たきりになったり介護を受けなくとも日常生活を健康な状態で過ごせる期間のことを言います。
「健康寿命」は運動習慣でのびる?
60代からの人生を楽しめるかどうかは「健康寿命」がどれだけあるかにかかっています。
健康寿命が長ければ、60代からの第二の人生を楽しむ年数ものびます。
そのためには運動が重要なのです。
筋力のピークは20代が最も高く、30代、40代と徐々に筋力は低下していきます。
そして、筋力は60代を過ぎる頃、劇的に低下します。
同時に骨ももろくなるので、転倒や骨折などちょっとしたことで起こってしまうのも60代からです。
健康維持は60代からの運動習慣が大事
この筋力低下と骨のもろさを予防するのに効果的なのが運動習慣となります。
60代から軽い運動習慣を身につけることが大事になってきます。
無理のない運動習慣としては、ウォーキング、階段を使う、スクワッドなど自分にあわせて行うことです。
しかし、ウォーキングで歩数自慢になったりすると逆に体を壊すことにもなりますので、60代ではほどほどの運動を継続していくことが大事です。
軽く泳いだり、筋トレなどが体に合わせて行えるスポーツジムを利用する方も増えています。
長い人生をいかに寝たきりや介護がいらない人生を過ごすかは、劇的に体が衰える60代が大事です。
まとめ
60代は劇的に体の筋力や骨が弱くなる年代です。
適度な運動習慣を身につける最後のチャンスが60代かもしれません。