ベンジャミンの剪定は、通常4月から5月が最適な時期とされてきました。
しかし、近年の気候変動により、一足早い3月に剪定するのはどうかの疑問。
葉や枝が伸びたベンジャミンの剪定を3月ごろやってもいいのだろうか？
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2025年3月26日に実際にベンジャミンの剪定を行った状況とその結果を紹介します。
ベンジャミンの剪定時期について
これまで、ベンジャミンの剪定時期は、4月から5月が最適とされています。
そのため、様々な記事を参考にしても、やはりこの時期の説明が一般的でした。
しかし、3月下旬になり、ベンジャミンを観察すると、新芽があちらこちらに出ていました。
これなら、従来の剪定時期の4月～5月と同じ感じです。
そこで、3月中旬から下旬の剪定も検討の余地があるのではないかと考えました。
3月の剪定に挑戦した理由は「温暖化」
気候変動は植物の生育サイクルに大きな影響を与えており、いままでの常識を見直す必要性が高まっています。
ベンジャミンの剪定においても、地域の気象条件や植物の状態をよく観察して行うことが重要ではないかと考えています。
最新の気象データと植物の生育状況を综合的に判断し、3月での剪定に踏み切りました。
従来の剪定時期にとらわれず、ベンジャミンの状態を注意深く観察することが鍵となります。
剪定前の準備と注意点
剪定を行う前に、以下の点に注意を払いました。
まず、使用する剪定ばさみをよく洗浄して、植物に不要な病気を持ち込まないようにしました。
また、気温や湿度、ベンジャミンの状態をよくチェックし、最適な剪定のタイミングを3月26日と気まました。
この週は、気温が高く26℃前後と6月ほどの気温の高さが続いています。
ベンジャミンの健康と成長を最優先に考え、慎重に準備を進めることにしました。
剪定は植物にとってストレスを与えると言われているため、最適な環境と条件の下で行うことが大切です。
実際の剪定作業
剪定は午後に行い、気温が上昇して暖かい時間帯を選びました。
枝の状態を注意深く観察し、角度を考慮しながら剪定を進めました。
不要な枝や、込み合っている枝を中心に剪定を行い、植物の形状と健康を維持することを心がけました。
ポイントは、下向きの枝を剪定することをメインに行いました。
また、ヨコに広く伸びた枝も短く剪定し、スッキリしたイメージを頭に浮かべました。
約15分もあれば、完了です。
剪定前の写真
剪定後の写真
園芸専門家の指導では、ベンジャミンの剪定は神経質になる必要はなく、思い切って枝を落としても問題ないと説明しています。
ゴムの木の系統なので、どんどん枝葉が出てくるので、心配は不要だそうです。
また、太い幹から10cm以上のところで剪定するのが良いようです。
不要な葉も落としました。
剪定後のケア
剪定後は、植物に十分な水分と栄養を与えることに注意しました。
また、日光や風から保護するため、必要に応じて遮光や遮風対策も行い、適度な風通しの良い窓際に置きました。
3月の剪定の結果と考察
3月での剪定は、従来の常識とは違うアプローチでした。
3月26日に剪定したベンジャミンは、4月13日時点では、以下に写真の様に新しい葉が元気よく出てきました。
途中で観葉植物用の肥料を適量与えました。
4月中旬に入り、どんどん枝も葉も成長しました！
切り落とした枝を挿し木にしてみた
今回剪定したベンジャミンの枝を捨てずに育てることにもチャレンジしました。
挿し木にする方法
切り落とした枝の部分を斜めに切って水につけて、２～3時間おきます。
それから、土に挿して水を上げます。水は毎日あげることが効果的です。
ヨーグルトの容器で栽培したみた
ヨーグルトの空き容器に、観葉植物用の土を入れて６つ作りました。
こちらも同じ日程です。
4月13日時点、新芽が出てきて、しっかり成長しているようです。
暖かくなるまでは、部屋の日当りのよさそうな場所に置きました。
半年後、かなり成長したのには驚きです！
4月13日に植えた枝が2025年11月16日現在、こんなに大きくなりました。
3本をみつあみにしてみました。
2本の場合と並べてみました。
ベンジャミンがまだ若い時は、芯が柔らかいので、自由にみつあみすることが可能です。
好きなようにデザインして、剪定するとこんな感じになります。
来年の春にはもっと成長することでしょう！
まとめ
ベンジャミンの剪定において、3月での作業は慎重に行えば十分可能であると考えやってみました。
ただし、地域の気候や個々の植物の状態によって最適な時期は異なるため、自分の地域を調べてから行ってください。
ぼくは、ベンジャミンと日々対話してます。すると、愛着が沸いてくるものですね！
ベンジャミンの成長と健康を第一に考えることが、園芸の秘訣ではないかと思っています。
