老後になると、一人で過ごす時間が増えてきます。
仕事をしていた頃は、会社に行けば人がいて、仕事という予定もありました。
定年退職すると、その時間がなくなります。
すると、
「今日は何をしようか?」
と考えることがあります。
一人の時間をどう過ごすかは、60代、70代になってからの大きなテーマの一つなのかもしれません。
前回の記事では、
「一人でいること」と「孤独」は同じではない
ということについて考えてみました。
では、一人の時間をどう過ごせばいいのでしょうか。
ぼくの場合、一人で楽しめるものの一つがブログを書くことでした。

一人でできるブログは、意外とやることが多い
ブログを書くときは、一人です。
パソコンの前に座って、自分で記事を書いています。
でも、実際にやってみると、文章を書くだけではありません。
まず、
「今日は何を書こうか?」
と題材を考えます。
自分が経験したことを思い出したり、最近感じたことを考えたりします。
そして、
「これをどうやって記事にしようか?」
と構成を考えます。
最初に何を書くのか。
次に何を伝えるのか。
最後にどんなところへ話を持っていくのか。
文章を書きながら、何度も考えます。
さらに、記事に使う写真を選んだり、必要なら画像を用意したりします。
こうして考えてみると、ブログを書くことには、かなり多くの作業があります。
ブログを書くと、頭を使う
ブログを書いていると、自然に頭を使います。
「何を伝えたいのか」
「読んだ人にどう伝わるのか」
「この順番でいいのか」
などを考えるからです。
特に、自分の経験を記事にするときは、過去の出来事を思い出して整理する必要があります。
頭の中にあるものを、そのまま文章にすることはできません。
一度、自分の中で整理します。
その過程が、ぼくには面白いのです。
「そういえば、あのときはこんなことを考えていたな」
と、書きながら気づくこともあります。
ブログは、誰かに読んでもらうために書いているのですが、同時に自分自身の経験を整理する時間にもなっています。
手も使う
ブログは頭だけを使うわけではありません。
キーボードを打つので、手や指も使います。
記事を書いて、写真を選び、画像を調整し、パソコンを操作する。
一つの記事を公開するまでには、いろいろな作業があります。
もちろん、ブログを書くことが健康に良いと断言するつもりはありません。
ただ、ぼく自身は、文章を考えながら手を動かしている時間を楽しんでいます。
「今日はここまで書けた」
という小さな達成感もあります。
一人で書いているのに、誰かとつながっている
ブログを書いていて面白いと思うのは、ここです。
記事を書いているときは、一人です。
誰かと会話をしているわけでもありません。
ところが、記事を公開すると、その先には読者がいます。
自分の経験を書いた記事を、誰かが読んでくれる。
そして、ときにはコメントや反応が返ってきます。
その瞬間、
「ディスプレイの向こうに人がいるんだな」
と感じます。

これは、ぼくにとってブログを書く楽しさの一つです。
一人で書いている。
でも、完全に一人で終わるわけではない。
一人の時間から、人とのつながりが生まれる。
この感覚は、ブログを長く続けてきて感じるようになったことです。

時間が経つのを忘れることもある
ブログを書いていると、時間が経つのを忘れることがあります。
「少しだけ書こう」
と思ってパソコンを開いたのに、
気がついたら何時間も経っている。
そんなこともあります。
もちろん、いつでも楽しいわけではありません。
書くことが思いつかない日もあります。
文章がうまくまとまらないこともあります。
それでも、
「もう少し考えてみよう」
と思って続けていると、いつの間にか時間が経っています。
ぼくにとっては、こういう時間があること自体が、一人で楽しめるものを持っているということなのかもしれません。
ブログには「収入」という楽しみもある
もう一つ、ブログを書いていて面白いことがあります。
それは、広告収入です。
自分が書いた記事に広告が表示され、そこから収入が発生する。
金額の大小は別として、
「自分が書いた記事が誰かに読まれて、その結果として収入が生まれる」
というのは、ブログを続ける楽しみの一つになっています。
また、noteでは、自分で書いた記事を販売することもできます。
ブログとは違う形で、自分の経験や考えを届けることができます。
こうした仕組みがあることで、
「書くこと」
と
「誰かに届けること」
が、さらに面白くなります。
ただし、収入があるからブログを書くのが楽しい、ということではありません。
ぼくの場合は、まず書くことそのものが面白い。
その結果として、読者の反応や収入がついてくる。
そんな感覚に近いです。
「一人で楽しめるもの」は、人それぞれ違う
もちろん、誰にとってもブログを書くことが楽しいとは思いません。
読書が好きな人もいるでしょう。
散歩が好きな人もいる。
写真を撮ることが好きな人もいる。
料理をすることが好きな人もいる。
車で出かけることが好きな人もいる。
楽器を弾く人もいるでしょう。
何もしないで、ゆっくり過ごすのが好きな人もいると思います。
大切なのは、
「老後はこれをやるべき」
というものを探すことではないのかもしれません。
自分が一人でいても苦にならず、気がついたら時間が過ぎている。
そんなものを一つでも持っていることが、一人の時間を過ごすうえで役に立つのではないでしょうか。
一人で楽しめるものがあると、一人の時間が変わる
以前の記事で、
一人でいることと、孤独は同じではない
と考えました。
今回、ブログを書くという自分自身の経験を振り返ってみると、その違いが少し分かってきたように思います。
一人でいる時間があっても、
「やることがある」
「考えることがある」
「楽しみにしていることがある」
「誰かに届けたいことがある」
そんな状態なら、一人の時間そのものが楽しみになることがあります。
そしてブログの場合は、一人で始めた時間が、読者とのつながりにつながることもあります。
だから、
一人の時間と、人とのつながりは、必ずしも反対側にあるものではない。
今のぼくは、そんなふうに考えています。
ブログを書くことは「生きがい」なのだろうか?
ここまで書いてきて、もう一つ考えたことがあります。
それは、
「ブログを書くことは、ぼくにとって生きがいなのだろうか?」
ということです。
毎日必ず楽しいわけではありません。
書きたくない日もあります。
アクセスが少なくて、がっかりすることもあります。
それでも、題材を考え、文章を書き、記事を公開する。
そして、誰かが読んでくれる。
その反応を見て、
「また書いてみよう」
と思う。
こうした繰り返しが続いています。
今の段階では、これを「生きがい」と断定する必要はないと思っています。
ただ、
一人の時間を楽しみながら、誰かとつながることができる活動
であることは、ぼく自身の経験から感じています。
まとめ|ぼくにとって一人で楽しめるものはブログだった
60代、70代になると、一人で過ごす時間は増えていきます。
その時間をどう過ごすかは、人によって違います。
ぼくの場合、その一つがブログを書くことでした。
ブログを書くことで、
- 題材を考える
- 自分の経験を整理する
- 記事の構成を考える
- 文章を書く
- 手や指を使う
- 写真を選ぶ
- 読者に届ける
- 読者から反応をもらう
- 広告収入を得る
- noteで記事を販売する
など、いろいろなことが起きます。
そして何より、書いているうちに時間が経つのを忘れることがあります。
これは、ぼくにとっては大きなことです。
一人で楽しめるものを持っているからといって、孤独がなくなるわけではありません。
でも、一人の時間を「何もすることがない時間」ではなく、自分が楽しめる時間に変えることはできる。
ぼくにとって、ブログを書くことは、その一つでした。
これからも、ブログを書きながら、
「一人の時間とは何なのか」
「人とのつながりとは何なのか」
「そして、それは老後の生きがいとどう関係するのか」
を、自分の経験から考えていきたいと思います。
※この記事は「老後の生き方研究6070」の実践記録の一つです。
老後の生き方について、実体験をもとに継続して考えています。


