1日たった10分の散歩で死亡リスクが18%も低下すると言われています。
つまり少しは長生きするということ。
では、どんな根拠があるのでしょうか?
そこで今回は1日10分の散歩がどのように効果があるのかを検証してみました。
1日10分の散歩で死亡リスク18%低下?
1日に10分の散歩とはどれほどのものか歩いてみました。
家の周りを10分散歩すると少し汗ばむ位です。
わたしの身長は165cmなので歩幅も短いです。
10分は距離にして600m、歩数で1129歩でした。
あっという間の距離です。
これで死亡リスクが低下するのだそうです。
その根拠は次の通りです。
米国疾病対策センター(CDC)の聞取り調査を分析
中国の山東大学公衆衛生学院のボ シ教授がある調査を分析したことからわかりました。
そのれは、米国疾病対策センター(CDC)が行った調査。
1997~2008年に全米における健康の聞取り調査があります。
「National Health Interview Survey」
です。
ボシ教授は、この調査を分析し結果を公表しました。
そして、
「ウォーキングなどの運動を週に60分間行うだけで、運動を全くしない場合と比べて死亡リスクは18%ほど低下する」
ということを突き止めたのです。
そのポイントは
「運動は少なくとも10分間は継続して行う必要がある」
ということ。
なんの死亡リスクが低下するのか?
1日10分程度の運動を続けて死亡リスクが低下するのは次の通りです。
- 心血管疾患
- がん
- 2型糖尿病など
死亡リスクの予防・改善効果が得られるというのです。
具体的な数字は、
- 心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患(CVD)による死亡リスク:12%低下
- がんによる死亡リスク:14%低下
とまとめています。
週に10分から60分の運動を目標に
60代以降は、あんまり頑張って運動をすると危険です。
体を動かすこととしては、散歩、ウォーキング、掃除、家事、ガーデニング、畑などいろいろあります。
無理せず普段の軽い運動でも効果がありますので、気軽に続けることが大切です。
1日10分の運動なら積みかさねれば週60分になります。
しかし、週に10分でもいいということは、週に1日だけしか歩くことでしょうか?
その通りで週に10分の運動でもいいようです。
全く歩かない人よりも死亡リスクが18%低下することには間違いないようです。
但し条件があり、10分間は運動を続けるということです。
1日10分の運動なら無理なくできる
人は不思議なもので、無理なくできると継続できるようです。
週に10分の散歩なら、どんなに出不精でもできる可能性はあります。
散歩は有料のジムに通うのとは違い無料です。
1日1,000歩、約10分を目安に運動できれば毎日続けることができますね。