60代になって気が付いた「夫婦の相性」、もともと合わないのでしょうか?
子育てとローン返済で無我夢中で働いた時代も終わり、今になって気が付くことがあります。
夫婦の相性ってなんだろう?
という疑問を掘り下げてみました。
相性がいい夫婦ってあるのかな?
こんな話題の記事を書くつもりはなかったのです。
ところが、コロナ禍で夫婦が一緒にいる時間がかなり増えたので、今までと、今と、これからの夫婦について考えてみました。
他のご夫婦は、はっきり言ってよくわからないし、夫婦のことを話してなんてくれませんよね。
なので、書くのも恥ずかしいのですが、ぼくたち夫婦を事例にして考えてみました。
新婚当時は、ものすごく夫婦ケンカをしました。
当時流行した「成田離婚」になるんじゃないかと言うほどでした。
女房は一向に「悪かったわね‥ごめんなさい」などとは、一口も言わない江戸っ子です。
どちらかと言えば「竹を割ったような性格」で、江戸っ子の「てあんでぇ!!」という、言葉がよく似合うのです。
ぼくは、どちらかというと自称「やさしくて、思いやりのある性格」と思っていたのです。
女房は頭を下げたぼくに
「自己憐憫(れんびん)の強い人ね!自分がかわいいだけじゃない!」
といいます。
だから、いつも本意ではありませんが「頭を下げる」のはいつも、ぼくの方からです。
すると「あやまるのは、自分がすっきりしたいからでしょう!」と一発食らうのです。
こんな調子で何十年も一つ屋根の下で暮らしてきたのだから、夫婦はお互いあきらめと愚痴のかたまりでした。
正反対の価値観
夫婦の危機を幾度となく乗り越えては、撃沈!の繰り返し・・・
夫婦って、こんな苦労やストレスばかりなら、いっそうのこと別れた方が自由になれる・・・
そんな日もありました。
が、腐れ縁というか、なぜか60代まで一緒に暮してきたのです。
そして、最近コロナの影響により、テーブルで顔を合わせる時間が激増したんです。
すると、「いまから分かれても、面倒だし、体力もないし・・・」といつになく弱気になった女房。
どうも、面倒なのが理由で別れないらしい・・・
さらに「性格が全く違うから、ここまで一緒にこれたかもしれないね!」とつけくわえました。
こんな優しい言葉は、ワクチンの副反応か・・・
思い通りにならない、お互いだからなのでしょうか?
「太陽と月」「プラスとマイナス」「陰陽」「でっぱり、引っ込み」「明暗」「男と女」「高気圧と低気圧」など、正反対の事象をもつ自然界。
だから、夫婦も「とんがっている女房」と「へっこんでいる旦那」の組合せで、調和がとれていたのかもしれません。
女房も旦那も「ものすごく几帳面で細かい性格」だったら、日々「細かさの追求」に明け暮れていたかも知れません。
一緒に掃除をしたら、終わりが見えなくてダウンしてたかもしれません。
うちは、女房が掃除が好きではないので、ぼくが細かい掃除を全てやることになってしまっているんです・・・
でも、その細かい掃除ができるのはぼくであり、掃除はきらいでも大胆な計画を練って実行できる「実行力のあるでっかい心臓」をもっているのは女房なのです。
もたもたしているぼくより、即決の女房がいるおかげで、いろいろ乗り切ってきました。
いっしょにこれから老後を乗り切ろうということになったのは、つい最近のことで60代になってからですね。
どう生きる60代からの夫婦
そこで、うちの夫婦は、お互いが平和に暮らせるように取り決めをしています。
- 朝昼夜のご飯だけは会話をして一緒に食べる。
- それぞれの生活に干渉しない。
- それぞれ自分だけの部屋を作り自由に過ごす。
それから、ケンカにならないように家事の分担をしました。
- 朝食の準備と後片づけは夫が担当
- 昼食と夕食の全ては妻が担当
- 風呂掃除・家の中の掃除機がけは夫
- トイレ掃除は妻
- 食料・日用品の買出しは妻(夫は決して一緒に行ってはいけない)
大まかな分担です。
これにより、スムーズな夫婦関係が保たれるようになりました。
女房は、にこにこして暮らしやすいと評価しています。
まとめ
60代から夫婦はどのように暮らしていくのが良いのか?
いま夫婦で取り組んでいることを紹介しました。
人生で、一番うまくいっている最中だと、思っているところです^^