現役時代をリタイアしたら、生きがいのある暮らしをするにはどうすればいいのか?
現役時代もおわり、遠かったゴールに最後の力を振り絞りようやく到達。
そして第2の人生がスタートしたとは言え、具体的にどう暮らすのが生きがいを感じるのでしょうか?
この様に感じる60代の方は少なくないといいます。
60代は現役時代の仕事クセがとれない
リタイアするまでの最後は結構仕事を頑張るものです。
「これが最後か・・・」などと悔いのないように仕事のやり収めをするのかもしれません。
まだ体力もあるし頭も「もの忘れ」は増えたものの、まだまだ元気な60才。
そしてリタイア(定年退職)しても、元気なので2年は雇用継続で契約社員で仕事をする。
体力の限界をもろに感じたから契約社員を退職して、いよいよこれから始まる年金生活に突入したのは62才の途中です。
全くの無職になってからも、なかなか仕事のクセが取れないのです。
その結果、どうしても「目標」「成果」「期限」などと言うのを生活の中に作ってしまい疲れるのです。
現役時代に別れを告げるには?
現役時代と別れを告げるのはそんなに簡単ではありません。
40年も仕事社会で生きてきたのだから、急にはブレーキがかからないし、右折も左折も急にはできない。
テールランプが後方を照らしているばかりで、ヘッドランプはボ~っとしている感じ。
走る先が良く見えない霧のようなもの。
しかし、ここまで走ってきた道の思い出はなかなか消えない。
もう過去のことなのに、思い出というかやってきたことへの未練はないものの、過去への執着がとれないのです。
時間はかかっても自然に消滅するのを待つことにしたのです。
それから3年がたって8割は無くなってきたこのごろです。
そこで60代の後半から「頑張らない生き方」を始めることにしたのです。
理由は、「頑張らばい生き方」という生き方に頑張れるからです。
そもそも頑張るという生き方がなかなか取れないのです。
そこで、「頑張らない生き方」をすることに頑張ることにしたのは、無理なくそのままできるから。
60代から「頑張らない生き方」にがんばる!
なにバカ言ってるのか?と思われますが、実はこの生き方は結構生きがいを感じるのです。
もともと頑張る性格だから、それを利用して「頑張らない」ことにがんばるのです。
その結果、本当にリラックスした生活になり、頑張らばくなるから不思議です。
それまで1日のことを詳しくノートに書いていましたが、これも「いいかげん」にゆるくしたのです。
べつに決まりをつけず、自由に書くことにしたら、こらが結構面白いのです。
ノートにも広がりができてきました。
頑張るという「生き方の枠」を取っ払ったら、気持ちがいいというか、軽くなって気持ちが良いのです。
ぼくが自由に生きることに頑張るのがおもしろくなってきたのです。
頑張ることを逆手に取った感じです。
頑張らない生き方には3つのメリット
人はなんのための頑張ってきたのでしょうか?
家族の生活のため、子どもの学費のため、ローンのため、仕事のため、会社の目標達成のため、親孝行のため・・・
どちらかといえば自分のためなどは、ほんの少しだけだったかもしれません。
60代からは自分のために「頑張らない」生き方をすることにしたのです。
実際に頑張らない生き方に切り替えたことで3つのメリットがありました。
- 日々の生き方が自由になった
- 生き方がとっても軽くなった
- 人生のテールランプが消えて、ヘッドランプがこうこうと前を照らし始めた
頑張るという固定観念がなくなると、とっても自由な世界が広がるのを肌で感じます。
枠にはめた目標や努力などを取り払い、自由に自分を解き放した時、そこには新たな生き方のスタイルが見えてきたことです。
新たな生き方「頑張らない生き方」がもたらしたエネルギーかもしれません。
その結果、過去ばかり照らしていたテールランプはどこかに消え、前方への希望を照らすヘッドランプがこうこうと道を照らし始めた感じ。
60代になったら仕事があっても無理しないで、「頑張らな生き方」、「自分に正直な生き方」という新しいスタイルの服に着替えてみると、いきいき、ワクワクしてきます。
「今日が人生最後の日」だと思って、思い切り自由に楽しく「晩酌」をすると、元気に長生きする。
年老いても若者のように元気なドクターが言っていたことを思い出しました。