昔から速読の方法があることは知っていました。
しかし、その効果は半信半疑だったので、やってみようとは思いませんでした。
ところが定年退職後に図書館で本を借りて読むようになり、その中に速読の方法がありました。
読んで実際にやってみたら、その効果に驚きました。
速読の方法は様々なので紹介はしません。
今回は、初心者でもできる速読には、どんなメリットがあるのか体験をもとに紹介します。
速読とは早く読むこと
1行ずつ丁寧に本を読むのは大切なことです。
ところが、同じように本を読んでも、そのスピードが速いと読める本の量も増えます。
そこで、本などを速く読む方法が生み出されました。
速読とは、本の読み方を従来とは違う方法を使うことで劇的に黙読速度を向上させることなのです。
そもそも速読の研究が始まったのは19世紀末ごろと言われています。
当時の改善方法は、眼球の動きや視覚的認識速度を上げることでした。
その後、速読トレーニングの様々な手法が開発され、コンピューター技術の進歩の後押しもあり、効果的なトレーニング方法が確立されています。
速読の種類は様々あった
速読を調べてみると「ななめ読み」「拾い読み」「飛ばし読み」などの代表的な方法がありました。
斜め読みは、目を斜めに動かしてページ全体を見渡し、欲しい情報を素早く見つける方法です。
拾い読みは、見出しや太文字から、全体の内容を素早く把握する方法です。
飛ばし読みは、重要な部分だけを拾って読む方法です。あらかじめ文書構成を知っておくことが前提となります。
この他にも、写真を見るように1ページまるごと見て情報を脳に送る方法があります。
スキャナーなどで読み込んだ情報を脳に送るので画像認識に似ています。
【参考】:日本速読解力協会
速読のトレーニング方法
速読するには眼のトレーニングが必須です。
眼のトレーニングと言っても、多種多様な方法が確立されているようです。
よく知られているのは「眼筋トレーニング」です。
眼を動かす筋肉を鍛えて、眼球を素早く動かすトレーニングで、眼を上下左右に速く動かして情報をインプットします。
この方法は、数回やっただけでも読書スピードが2倍〜3倍になります。
速読は眼を使うことから、眼の筋肉を鍛えることが前提ですね。
また、ページ全体を見て、ページの構成や段落をサッと把握して、読むトレーニングがあります。
つまり、眼の視野を広げて一気に読む速度を上げるためです。
これらの方法は、各種書籍でも公開されています。
またインターネットやYouTubeでも公開されているので自分に合った方法を見つけましょう。
トレーニングすると、劇的に詠む速度が速くなるのを実感できるはずです。
トレーニング後の速読の効果
トレーニング前に、普段通り本を読んでみました。
1分間で何字読めるか記録しておきます。
この時点で、ぼくは1分間に438字でした。
スマホのアラームを利用して計測しました。
次に、教本に基づいて眼の運動を20分程度やってみました。
上下左右に眼を動かす方法で、詳細は著作権があるので割愛いたします。
普段そんなに眼球を動かすことはないので、かなり運動になりました。
次に、初めに読んだ本を再度読んでみます。
すると、眼の動きが速くなっているので、結果1,324字となりました。
これは、約3倍の文字数です。
速読とは、こんな感じで特別なものではありませんでした。
つまり、眼球速度を上げることと、ページ全体をいかに早く視野に入れるかをトレーニングすることで、初心者でもある程度、速読ができてしまうのです。
読書が好きになった
速読ができるようになると、図書館で借りる本の冊数が1回3冊だったのが、5冊、10冊と増えていきます。
同じ時間で、たくさんの本が読めることは、読書が面白くなってきます。
いまでは、速読のおかげで、新聞、雑誌なども一気に読めるようになりました。
速読は、年齢に関係なくトレーニングでできるようになります。
これは、68歳のぼくが身体で体験したことが理由です。
速読ができると、人生はもっと楽しめますよ!