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『いつかやって来るその日』どう選ぶ?定年後の生き方と仕事

サラリーマンにいつか必ずやってくる定年。その日からどの様に生きていくのか、仕事はどうするのかを考えます。

やがて定年が来ることはわかっています。でも定年後は具体的にこれだというものがないのです。

資格があれば有利か、趣味を持たないと暇かもしれない、何か仕事をしないと生活が不安、でも再就職できるのか等、様々な課題はあるのですが想像でしかありません。

毎月もらっていた給料やボーナスはその日から無くなり、通勤定期も無くなり、管理職の肩書も名詞も無くなり、組織という居場所が無くなり、正真正銘の収入の無い60才の人になるのです。

しかし、失うものだけではありません。

60才から健康寿命の75才まではサラリーマン時代のしがらみを全て捨てて、自分が主役の時代としてなんでもできる人生最後の自由な15年間が待っているのです。

最高にやりがいもあり生きがいもある15年間をどの様に使うのか今から考えて置く事は大切だと思うのです。

理由はまだ体力も能力もあり健康な状態で自分のやりたいことが出来る最後に残された時間だからです。以下の3つに分けて考えたいと思います。

その1:必ずやってくる定年と仕事の選択
その2:定年の日からの生き方
その3:自由な15年間を設計する
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その1:必ずやってくる定年と仕事の選択

定年がそろそろかなと感じるのは50代半ば過ぎからではないでしょうか。年金がいくら出るかとか、定年後の税金や保険がどうなるかは一応知識として読んだりします。

しかしどこかよそ事のようで自分にはまだピンと来ないのです。定年後に仕事をどうするかも決める時がやってきます。

定年退職を控える50代サラリーマンの調査

定年退職を控える50代のサラリーマンを対象に「株式会社 ガネット」が公表した調査結果がありますので紹介します。

・調査実施期間:2019年12月9日(月)~12月11日(水)
・対象地域 :全国
・対象者 :定年退職を控える50代の男女 319名

以下にアンケートの結果と分析を紹介します。(株式会社ガネット調べ)

◆7割以上(70.5%)が「定年後も働きたい」と回答「継続雇用制度」の利用意向は約9割(88.9%)
7割以上(70.5%)が「定年後も働きたい」
7割以上(70.5%)が「定年後も働きたい」

初めに、定年退職を控える50代の男女319名について、定年後の就業意欲について調査したところ、7割以上が「定年後も働きたい」と回答しました。さらに、「継続雇用制度」の活用に関しては9割近くが活用したいとの意向があり、定年を超えても現在の仕事を続けたい意向がある方が多数派であることが明らかになりました。

◆定年退職後に再就職をするとしたら「定年前と同じ仕事をしたい」6割(59.6%)と回答
「まったく別の業種・業界の仕事をしてみたい」は全体の約2割
定年退職後に再就職をするとしたら
定年退職後に再就職をするとしたら

また、定年退職後の再就職について聞いたところ、約6割が「定年前と同じ仕事をしたい」と回答。定年後に新たな挑戦をすることにはやや抵抗があるようで、「まったく別の業種・業界の仕事をしてみたい」と回答した方は約2割にとどまる結果となりました。

◆定年退職後、働かないことに関して、8割以上(80.6%)が「不安」と回答
不安要素 トップは「老後の生活資金」(91.8%)、次いで「社会とのつながりが絶たれる」(34.6%)、「生きがいを見失ってしまう」(23.3%)
定年退職後、働かないことに関して
定年退職後、働かないことに関して

続いて、定年後に働かないことについて不安に思うか聞いたところ、8割以上が「不安に感じる」と回答しました。

定年後に働かないことについて不安
定年後に働かないことについて不安

不安要素としては「老後の生活資金」が最多、次いで「社会とのつながりが絶たれる」、「生きがいを見失ってしまう」に票が集まりました。老後の生活資金は言わずもがな、仕事によって「社会とのつながり」や「生きがい」を感じていることが分かります。

◆約5人に1人(19.4%)が“老後2,000万”以上の貯蓄!約4人に1人(24.1%)は「貯蓄していない」!?
約5人に1人(19.4%)が“老後2,000万”以上の貯蓄
約5人に1人(19.4%)が“老後2,000万”以上の貯蓄

 自身の老後に向けた貯蓄については「100万以上300万未満」が最も多く、次いで「500万円以上1,000万円未満」、「1,000万円以上2,000万未満」の順に票が多く集まりました。昨今話題となった「老後2,000万」をクリアする貯蓄がある方は約5人に1人という結果に。

また、「貯蓄していない」と回答した人も約4人に1人と比較的多く、老後の生活資金に不安を覚えるのはこのためかもしれません。

その2:定年の日からの生き方

定年を迎えた朝は、もう通勤電車に乗って職場に行かなくていいのです。この時に味わう解放感は一生に一度の経験かもしれません。

そして継続雇用制度を使い同じ職場で仕事を続ける人、新しい職場に行く人、仕事をしない人に分かれます。

試練の継続雇用制度

仕事を同じ職場で継続する人には現状の日本社会では様々な試練が待ち受けています。

昨日まで部長でしたが今日からは一人の特別社員や嘱託として働くのです。中には優秀な成績を上げた社員はそのまま継続して役職に就けますが多くの定年社員は役職が無くなったアルバイト同然の仕事が待っているのが通常です。

そして昨日までの部下が上司となるのです。

他社に再就職した場合は前職を知られていないためそれほどはショックを受けないかも知れませんが、仕事内容はやはり自分が采配を振るっていた時とは全く違いアルバイト並みの仕事となります。

大手航空会社を定年して引き抜かれた友人は部長待遇で最就職しましたが1年後に退職しています。多くは語りませんが現実を見たと言ってました。

今後検討しされているのは役職をそのまま引き継いて雇用延長する考えです。つまり業務は今まで通り管理職で60才定年後も継続する考えです。

これが無いと体力が無くなっている上に目も老眼になって若いアルバイトと同様にデータ入力や倉庫の在庫管理等の仕事が与えられたら午前中しか持ちません。

お金がもらえるスポーツジムか

そこはアルバイトあるいはお金がもらえるスポーツジム等と割りきって延長期限の65才まで働くか、ある程度働いたら途中で退職して自由に暮らすか、或いは最初から60才で仕事をやらないかです。

働かない場合収入が無くなるという不安があると思います。以下の記事では実際にいくら年金がもらえるのか紹介していますので設計の参考にしてください。

■年金の受給開始年齢「65才と70才」どちらがお得?かしこい選び方

基本的に年金だけで生活できるプランをベース作っておくと後が楽になります。

その3:自由な15年間を設計する

さて話が重くなりましたが実は明るい未来もあることに気付きます。定年60才で仕事を全てやめて自由に暮らすことです。あるいは割り切って継続雇用で働きながらでも自由に暮らすことです。

健康寿命になるまで意外と長い

健康寿命とは誰の介助もなく一人で健康に暮らせる寿命で平均寿命から男性は9年、女性は12年を引いた年齢です。日本人の2018年の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳です。

なので男性は75才までが健康寿命となり、60才から75才までは理屈上健康で元気に暮らせる自由な時間なのです。

職場で朝のオフィス清掃をしていたシニアの男性に声をかけて世間話をしたことがあります。元銀行で管理職をしていたのですが、今は朝の3時間週3日だけ体調管理のため清掃のアルバイトをしているのです。その他の自由な時間は趣味の自然を撮影したり温泉の旅をして楽しんでいるのだそうです。

私の同期の1人は役員として定年後も会社に残りました。仕事の責任はそのまま継続ですが給与は6割まで下がりました。ただ、プライドを維持しているので元気ですが様々な問題解決に頭を悩ませて夜も寝れないと健康を気にしていました。

自分が主役の未来予想図

さてこれからの15年間はどの様な未来図を描くのでしょうか?

考えとしては人の本来の寿命は38才という研究結果があり医学の進歩や生活スタイルの変化で100才近くまで生き延びることになっています。本来の年齢ならもう60才は隠居ですね。江戸時代の寿命は60才だったから大体あっているようです。

■『人間の本来の寿命は38歳?』オーストラリア研究機構CSIROの推定

ここからは自分の環境や目標に併せて作り上げるのは自分です。サラリーマン時代の様に「右向け右」で会社の指示で生きてきた人生から自分で選ぶ人生へと舵を切る事になります。

前例の無い定年後の道に正解はない

人生で選んだことに正解などあるとは思っていません。どんな道を選んでもそれはだれにとっても前例の無い正解が存在しないのが人生だと考えます。つまりみんな素人なのです。

自分に与えられた定年後の15年間は人生最後のプレゼントならば、大いに楽しんで枠にとらわれず堂々と生きる事です。

おわりに

サラリーマン時代にこびり付いたどす黒い垢が取れるまで少なくとも1年はかかります。

これから定年を迎える方は、新型コロナが落ち着いたらゆっくりと一人旅でもして本来の自分を取り戻し今から将来15年間のワクワクする人生設計をしましょう。

最後に一言、お金はその笑顔についてきますよ!

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