60代になると体のあっちこっちが痛んできて、若い時のようには動きません。
とはいっても、まだまだ先の長い人生100年時代となりました。
第一線を退いても、先の長~い人生が残っております。
せめて頭だけでもボケないようになりたいものです。
そこで今回は、60代で激しくなりつつある「もの忘れ」をも改善するスペシャルレシピを紹介したいと思います。
もの忘れに効果?ニンニクとオリーブオイル
ニンニクとオリーブオイルの組み合わせは、脳とってすごい効果があるというのです。
ニンニクをすりおろして、2時間常温で空気にさらして、オリーブオイルに5日間浸した「ニンニク油」のことです。
このニンニク油の効果について、都立駒込病院脳神経外科部長の篠浦伸禎(しのうら・のぶさだ)先生のご著書では、その効果について説明をされています。
その本は、ボケない脳をつくる「ニンニク油」というタイトルです。
Amazonでも手に入れることができます。
ニンニク油の効果とは?
ニンニク油にはどれだけの効果があるのかまとめてみました。
ニンニクとオリーブオイルだけで簡単につくれるのがポイントです。
西浦先生のご著書を参考にしてまとめると次のような効果が期待できるといいます。
これだけの効果がニンニク油にあるとすれば、使わない手はありませんね。
この効果についてニンニク油は「脳の特効薬」と言っても過言ではないとも。
その理由は、ニンニクから生成される有効成分「アホエン」にあるといいます。
アホエンは脳血流をアップさせるので、認知症改善や脳梗塞予防効果も期待できるのです。
ニンニク油の効果は、ご本人が十数年にわたり自分で飲んでみて実感したため、患者さんに勧めているそうです。脳の手術を行った後に、患者さんに飲んでもらっているくらいおすすめのニンニク油だといえます。
特に術後の感染症の防止や体力の回復、放射線療法や化学療法の副作用の軽減に大いに役立っていると説明しています。
ニンニク油の作り方
ニンニク油の作り方です。
材料は適当ですが、目安を書きます。
・ニンニク…3片
ニンニクに含まれる成分「アホエン」をニンニクから引き出すコツがあると説明しています。
(1)はじめに、ニンニクをすりおろします。
それを皿で2時間放置します。
アホエンはニンニクを粉砕して空気にさらすことで生成されるので、ニンニクをすりおろして2時間程度室温で放置するのです。
(2)すったニンニクをオリーブオイルに浸す
アホエンは油に溶ける性質があるのでオリーブオイルに入れて溶け出すのを待ちます。
密閉容器にオリーブオイルとニンニクを入れて待ちます。
その期間は、「5日間」です。
アホエンが体に良いと言われているオリーブオイルに溶けだすのに5日はかかるようです。
(3)5日経ったら完成
5日間が経ったら、ニンニクのすりおろしが入ったオリーブオイルをこして密閉容器で保管します。
わたしは、ニンニクのすりおろしが入ったまま保管しています。
保存期間は密閉容器を冷暗場所で約1カ月を目安にし使い切りましょう。
ニンニク油の使い方
オリーブオイルは酸化しにくく、動脈硬化を防ぐオレイン酸やビタミンEが豊富なのでそれだけでも体にいいのです。
そこにニンニクから溶け出した「アホエン」が含まれるので抜群の効果が期待できるのです。
ニンニク油の使い方を紹介します。
調理などに使う時、加熱するとオリーブオイルに溶けだしたアホエンが壊れてしまいます。
なので、加熱しない料理に使うのが鉄則で効果的になります。
(2)パンにぬって食べる
(3)サラダのドレッシングとして使う
(4)玄米にニンニク油を少し混ぜておにぎりにするとおいしい(西浦先生のおすすめ)
使い方は加熱さえしなければいいので、工夫のしどころです。
1日のおすすめの摂取量は、ティースプーン3~4杯程度だそうです。
元気でスタートしたい朝などに食事でとるのも効果的ですね。
おわりに
すりおろしたニンニクを空気に2時間さらすことで生成される「アホエン」の効果はすごいですね。
60代のボケ防止、もの忘れ予防、認知症予防、脳梗塞予防と、頭に良い「アホエン」です。
簡単なので自分で作って毎日ニンニク油をとりましょう!