マイナンバーカードは病院で実際に使えるのでしょうか?
そこで今回はかかりつけ医のクリニックでマイナンバーカードを使ってみました。
マイナンバーカードを健康保険証の代わりに使った結果も詳しく紹介します。
マイナンバーカードは病院で使えるか?
かかりつけ医のクリニックでは、2023年6月から健康保険証の代わりにマイナンバーカードが使えるようになったと教えてくれました。
そこで、6月から早速マイナンバーカードを持参して、実際にかかりつけ医のクリニックで受付しました。
はじめてなので、受付の方がマイナンバーカードの使い方を教えてくれました。
つまり、町のクリニックでもマイナンバーカードが使えるようになったのは予想以上に普及していると感じました。
処方箋の薬を出す薬局に行くと、2023年9月までにはマイナンバーカードが使えるように現在作業を急いでいるとのことでした。
マイナンバーカードを健康保険証として使うには、紐付けの設定が必要です。
以下の記事を参考にしてください。
健康保険証の代わりにマイナンバーカードを使ってみた
マイナンバーカードをどんなふうに病院の受付で使うのか説明します。
健康保険証は不要なので、マイナンバーカードがあればそれだけでOK。
ならば、今までの紙の健康保険証と同じではないのか?
いやいや、そこが後で大きく違うところなので、結果のところで説明します。
初めに、マイナンバーカードを専用の読み取り装置のトレイの上に置きます。
すると、ログイン画面になりマイナンバーカードに登録した顔写真をログインの認証で使うことができます。
ぼくの顔写真で画像認識でログインしてみました。
すると、名前がカタカナで表示されますので、あっていれば次に進みます。
3回ほど、確認画面がでるのでその都度チェックして受付終了となります。
この間、わずか20秒もかかりませんでした。
マイナンバーカードを保険証として使ってみた結果
マイナンバーカードを使って医療機関を受診すると、スマホアプリ「マイナポータル」を使って次の情報が閲覧できます。
医療機関を受診したら、データが反映するまでには時間がかかります。
ぼくの医療関連の情報は、1か月前の6月分がすでに反映されていました。
マイナンバーカードの機能の中で「医療」関連を見ると自分の医療に関する情報がスマホアプリ「マイナポータル」から閲覧できます。
ぼくが確認した医療関連の情報は次の通りです。
健康保険証情報
保険者名、被保険者証記号・番号枝番・当の健康保険証の情報がスマホアプリ「マイナポータル」から確認できます。
ぼくの個人情報は間違っていなかったので一安心!
医療保険通知情報
医療機関等を受診し、医療機関等で支払った医療費の情報がスマホアプリ「マイナポータル」で閲覧できます。
詳しい内容までしっかりと反映されています。
予防接種
自治体が保有する予防接種の実施に関する情報がスマホアプリ「マイナポータル」で閲覧できます。
ぼくの場合は、新型コロナウイルス1回目~5回目までの内容が反映されていました。
6回目は7月後半に接種予約しているため、まだ反映されていません。
診療・薬剤情報
医療機関・薬局における診療やお薬・処方・調剤の情報がスマホアプリ「マイナポータル」で閲覧できます。
クリニックの受信歴(2021年9月~)、処方されたお薬名や調剤数量(何日分か)、食前・食後など詳しく見れる。
またジェネリックに切り替えた場合の削減可能額なども表示されます。
特定検診情報・後期高齢者検診情報
ぼくは特定検診なのでその情報がスマホアプリ「マイナポータル」で閲覧できます。
以下の項目が詳しくチェックできるので、検診結果の紙の表が無くていいので便利です。
過去からの情報が閲覧できます。
- 基本情報:身体測定、血圧、血中脂質、肝機能、血糖、尿、
- 詳細項目:貧血、血清、心電図測定、眼底検査、メタボリックシンドローム測定
スマホアプリ「マイナポータル」の設定方法
マイナポータルをスマホにインストールして設定する方法は、以下の記事を参考にしてください。
60代の方でも、かんたんに利用することができます。
「マイナンバーカードは病院で使えるか?」のまとめ
何かとヒューマンエラーで問題となっているマイナンバーですが、実際に自分の情報が確認して正しければ、かなり使い勝手のいいシステムと言えます。
マイナンバーカードを持っていなくても、マイナポータルを使わなくても、実はこれらの「わたしの情報」はすでに国の様々な機関に登録されていることが分かります。
ならば、それが正しいのかどうかを自分でもしっかりチェックする必要があります。
そのためにスマホで使える「マイナポータル」を利用できれば、パッと簡単に確認できます。
ぼくは60代で普段からスマホやパソコンを使っているので垣根は高くなかったと感じます。
しかし、パソコンやスマホでマイナンバーカードの使い方を検索できない方にとっては、どうしていいのかやり方が全くわからないのではと心配です。
操作の難しい高齢者には難関です。
なので、使い方をしっかりサポートする担当者が必要ではないかと感じます。