歳を重ねて低下し続ける記憶力を改善する方法はないのでしょうか?
実は、高齢になったら記憶方法を変えることによって記憶できるようになるのです。
今回は高齢になっても記憶できる方法を解説します。
この方法で記憶すれば、覚えられるように思い出せるように改善が期待できます。
ぜひチャレンジしてみてください。
若い人の記憶方法とは?
若いころは記憶が良くてすいすいと覚えたものです。
でも40才過ぎたころから記憶が悪くなってきます。
物をどこに置いたかわすれたり、さっきあった人の名前を思い出せなかったりします。
人は年取ると当たり前に記憶が低下するのが一般的です。
若い人はどのように記憶するのでしょうか?
まだ若い人がどのように記憶していくのか説明したいと思います。
例えば何かを覚えるとします。
物事を覚えるとき脳は情報を一度バラバラにしてそれぞれ別の引き出しに格納するのだそうです。
物事を思い出すときはこんな感じ。
バラバラに分解されてあっちこっちの引き出しにしまって置いた情報を寄せ集めてもとの記憶を思い出させるというのです。
インターネットのパケット通信みたいですね。
情報をぶつぶつに切り分けてパケットに分解。
そして相手の住所にネットでバラバラに送り現地で元に組み立てて戻すところが似ています。
若い人はこのように記憶することが分かりました。
では、なぜ年を取ると記憶力が低下するのでしょうか?
高齢で記憶が悪くなる原因とは?
年を取るとなぜ記憶が悪くなるのか解説します。
脳科学者によれば、バラバラにしまい込んだ情報を元に戻すときに原因があります。
戻すために情報を集める機能が老化で弱ったことです。
そのため上手く集められないから思い出せなくなるというのです。
決して、バラバラにしまった情報が消えたのではないのです。
しばらくすると思い出すこともありますよ。
つまり、バラバラに格納した記憶を元に集まめる機能が弱くなったことが原因だったということです。
では、その弱くなった集める機能を取り戻すことはできるのでしょうか?
高齢で記憶力が低下しても記憶できる方法
その記憶方法とは「キーワード検索」です。
どんな方法なのか簡単に紹介します。
年を重ねると覚えたいことを全部覚えるのでは大変ですし現実的ではありません。
そこでどうすればいいのか紹介します。
覚える手順としては、一応覚えたいことを一通り覚えます。
その中で特に記憶に残したい「気になるキーワード」を一つだけ覚える方法です。
実際にどんな方法なのか実例を紹介します。
ぼくが外国語で初めて学ぶ「韓国語」の単語を覚える時に記憶した方法です。
全く読めないし話せないし聞いたこともない外国語が「韓国語」でした。
初めての言語「韓国語」なので覚えにくいのです。
その中ですぐに覚えた単語を紹介します。
「一生懸命」という単語を韓国語で覚えました。
その方法は次の通り。
韓国語は分かりやすくカタカナで表記しますね。
日本語で「一生懸命」は韓国語で「ヨルシミ」です。
ぼくの場合、韓国語の単語「ヨルシミ」を聞いたときに、頭に浮かんだことは「夜」と「シジミ」で自然にでてきました。
そこで「夜にシジミを一生懸命食べる」というイメージにしました。
夜に食卓でシジミを一生懸命たくさん食べている姿を一瞬だけイメージしながら記憶します。
ここで覚えた単語は「夜」だけです。
後日「一生懸命」って韓国語でなんていったけ?と記憶を戻してみます。
すると一番覚えやすいキーワードだった「夜」が思い出すこすぐに出てきました。
簡単に出てくるのです。
そこから「そうだ!夜に大好きなシジミを一生懸命食べる」だった。
となり、「一生懸命」は「ヨルシミ」だったとイメージからとっさに出てくるのです。
説明すると長いのですが記憶を思い出す時間は、ほんの数秒です。
ぼくはこの方法で数百の単語を記憶に残すことができました。
57才から始めた韓国語会話ですが、使う単語は10年経っても、この方法で覚えた単語や会話はすぐに出てきます。
高齢者の記憶のコツは少ない情報で!
年を重ねたての記憶方法と思い出す方法のコツ。
それは、少ない情報で記憶させること。
つまり人間の脳に記憶させる負担を減らすためです。
それはもともと持っている記憶を利用。
そして新しく記憶させたいことをそれまでの記憶にリンクさせることがコツなのです。
その結果、覚えたい新しいことを最小のビット数で脳に記憶。
すぐに思い出すことができる理由です。
おわりに
年を重ねると若い時の様に記憶できない原因がわかりました。
覚えたい情報をバラバラに別の場所にしまいます。
それを寄せ集めて元の情報に戻す機能が老化のため低下するのが原因です。
その対処方法は、キーワードで関連付けて覚える方法。
すぐに記憶できて思い出すことが簡単になることを紹介しました。