「ひとり暮らしの高齢になった親の見守り方法を知りたい」
「遠く離れた高齢の母が毎日元気ですごしているか心配・・」
この様な不安や心配を解消してくれる民間の「高齢者見守りサービス」を調べてみました。
仕事の都合で高齢になった親と離れて暮らしていたり、ひとり暮らしになった親が元気でいるかどうかが心配になります。
親世帯と同居する割合が低くなった現代社会では、さけられない不安の一つです。
そのような時代背景もあり、民間の「高齢者見守りサービス」が進化しています。
民間の「高齢者見守りサービス」
人生100年時代を迎え、年々増え続ける高齢者を対象とした新しいビジネスが増えています。
その中でも親世代と別居が当たり前の時代だからこそ発展しているビジネスがあります。
それが民間企業が参入している「高齢者見守りサービス」です。
民間企業が独自の得意とする技術を使って様々な種類の見守りサービスを提供しています。
「高齢者見守りサービス」の種類
高齢者見守りサービスは大きく分類すると次の2種類のサービスに分かれます。
・センサー型の見守りサービス
実際に「担当者が訪問する」サービスと「通信回線を使って24時間見守る」サービスです。
見守り訪問サービス
担当者が自宅に直接訪問して安否確認するサービスです。
「見守り訪問サービス」:日本郵便
・月1回、郵便局社員または委託者が直接訪問。
・結果を指定先に連絡します。
・生活状況は「7項目+選べる3項目」で確認できます。
「 みまもり電話サービス」「駆けつけサービス」もあります。
公式サイト:日本郵便
「見守りサポート」:ヤマト運輸
ヤマト運輸が既存の宅急便ネットワークを活用して展開する「見守りサポート」です。
公式サイト:ヤマト運輸
センサー型の見守りサービス
インターネット回線や電話回線を使ってセンサーによる見守るサービスです。
リモートで家に設置したセンサーによって24時間切れ目なく見守るサービスが可能となっています。
見守られる側にも配慮された設計となっています。通信インフラを持っている企業が強味を発揮しており、参入も多くなっています。
コロナ禍の中でも非対面で見守ることができます。
代表的なサービスを紹介します。
「親の見守りプラン」:セコム
生活動線(トイレなど必ず通る場所)にセンサーを設置します。
一定の時間動きが確認できない場合は異常と判断し、自動的に異常信号をコントロールセンターに送るしくみです。
初期費用:工事料48,400円(税込)
保証金20,000円(非課税・契約満了時返却)
(金額は2021年3月16日現在)
*オプションサービス
「救急通報(マイドクター)」「安否見守り」を追加した例
公式サイト:セコム
「くらしの見守りサービス」:東京ガス
開け閉めセンサーを冷蔵庫やトイレドアなどに設置します。
扉の開閉をセンサーが感知してご家族のスマホに通知する仕組みです。
センサー購入代金:5,000円~9,000円(税込)/個
契約事務手数料:3,000円(税込)
(金額は2021年3月16日現在)
公式サイト:東京ガス
「みまもりホットライン」:象印
通信機能をもった電気ポット「iポット」を使う見守りサービスです。
電気ポット「iポット」の使用頻度を1日2回メールで報告します。
サービス利用料:月 3,300円(税込) ※iポット1台につき
(金額は2021年3月16日現在)
契約料、利用料の中には、 iポットのレンタル料(送料含む)、 iポットからシステムセンターまでの通信料が含まれています。
公式サイト:象印
「goo of thingsでんきゅうAI」
AI(人工知能)を使ったサービス「goo of thingsでんきゅうAI」があります。
インターネットで有名なgooのサービスで最新の技術を使っているため注目を集めています。
使い方は、通信機能とセンサーが内臓されたLED電球「goo of thingsでんきゅうAI」をトイレの電球と交換します、
高齢者の行動をセンサーが読み取りAI(人工知能)が学習しつつ、異変があれば知らせてくれるサービスです。
依頼者は、スマホで行動の確認ができます。
このサービスは、特殊な工事やインターネット設備が不要で、単に今までの電球をセンサーLED電球に交換するだけです。
初期費用:なし
LED電球:キャンペーン期間 3,278円(税込)
*キャンペーン期間は公式サイトで確認してください。
(金額は2021年3月16日現在)
公式サイト:goo of thingsでんきゅうAI
見守る側は、スマホで確認できる最新のテクノロジーです。
ランニングコストが安く、電球を差し替えるだけで簡単にできるので、おすすめです。
おわりに
高齢者が一人で生活する時代となり、さらに新型コロナの影響で人に会うことも少なくなりました。
そんな時に、「見守りサービス」は遠くの高齢者の安否を確認できるので、今後はさらに進化すると思われます。