新型コロナの影響による国の支援策として国民一律に10万円の「特別定額給付金」を支給しています。
いち早く受け取るには「マイナナンバーカード」を持っているとすぐに入金されるとアナウンスされています。
そこで昔もらった「マイナンバー通知カード」があることを思い出しました。するとマイナンバーカードとマイナンバー通知カードが違うことがわかりました。
その結果、マイナンバー通知カードでオンライン申請ができないというのです。
いったいどうなっているのでしょうか?
分かりやすく以下の3つのポイントで説明します。
その②:オンライン申請にはマイナンバーカード
その③:マイナンバーカード発行には時間と手間
その①:マイナンバー通知カードとは?
マイナンバー通知カードとマイナンバーカードの2種類がありますので最初に違いを簡単に説明します。
マイナンバー通知カード
このカードは役所から最初に簡易書留で送付されてきた紙のカードです。プラスティックのカードではありません。
自分の「マイナンバー」が記載されていることには間違いないのですが、単に番号を通知するためだけに使われた紙のカードです。
券面にはお住まいの市区町村の住民票に登録されている「氏名」「住所」「生年月日」「性別」と「マイナンバー(個人番号)」等が記載されています。
身分証明用として使うには
マイナンバーカード
マイナンバーカードは公的な身分証明書となります。
マイナンバーカードは 改めて交付の申請をしないと発行されないプラスティックのカードです。正式な場面でマイナンバーを使う時に使用できるカードです。
署名用電子証明書の暗証番号
このカードが身分証明書としても効力を発揮する理由は、「署名用電子証明書の暗証番号」というパスワードが登録されていることです。
このパスワード(暗証番号)はマイナンバー申請の時に自分で設定する番号で英数字6文字以上16文字以内です。
実はマイナンバーカードでオンライン申請するときに「署名用電子証明書の暗証番号」を使うのです。
つまり「マイナンバー通知カード」には「署名用電子証明書の暗証番号」が登録されていないためオンライン申請では利用できないのです。
マイナンバーカードで出来ること
マイナンバー(個人番号)の提示が必要な様々な場面で利用できます。
・各種行政手続きのオンライン申請
・本人確認の際の公的な身分証明書
金融機関における口座開設・パスポートの新規発給等
・各種民間のオンライン取引
・様々なサービスを搭載した多目的カード(公的カードを1本化)
・コンビニなどで各種証明書を取得
その②:オンライン申請にはマイナンバーカード
パソコンやスマホから「特別定額給付金10万円」を申請するためにはマイナンバーカード(プラスティックカード)が必要であることが理解できたと思います。
オンライン申請ではパソコンやスマホから専用ポータルサイト「マイナポータル」から申し込みます。又は記事末にある総務省の公式サイトからご覧ください(最初の画面が少しちがいます)
特別定額給付金のオンライン申請にあたり、マイナポータルにログインする必要はありません。
ログインせずにマイナポータル上の「ぴったりサービス」から下の画像「特別定額給付金の申請手続き画面」にお進みください。
すると、現在オンライン申請をしている市町村が確認できます。準備できたところからオンライン申請をします。
申請に必要な入力項目は下方スクロールすると表示されます。そこから自分の市区町村を選んで入力します。
以下に総務省の公式サイトを参考にリンクしました。申請では詐欺サイト等に十分注意・確認の上ご利用下さい。
安全のため総務省の公式サイトを紹介しましたので、読み進むと説明したページを閲覧することができます。
*直接申請用のサイトもリンクしました。
その③:マイナンバーカード発行には時間と手間
マイナンバーカードをお持ちでない方が、これから申請をするとカード発行までに約1カ月が必要と説明しています。
パソコン、スマホ、まちなかの証明写真機、郵送の4つの方法で申請ができます。詳細は以下のリンクからご確認下さい。
オンラインによる特別定額給付金の申請手続きはオンライン関連の窓口相談やシステム不具合もあり時間がかかるとのことで、なるべく郵送での申請をすることを自治体が要請しています。
まとめ
マイナンバー通知カードでは新型コロナ関連の「特別定額給付金10万円」のオンライン申請が出来ないことがわかりました。
まだ、マイナンバーカードを持っていない場合は郵送で申請した方が早いようです。
新型コロナ感染拡大が落着いたらマイナンバーカードを申請して発行してもらいましょう。