年金生活を楽しむにはどのようにお金を使ったらいいのでしょうか?
定期的な年金収入とわずかばかりの貯蓄でも楽しめるのでしょうか?
今回は年金と貯蓄でプチ贅沢の楽しみ方を考えます。
60代から生活はシンプルになる
現役をリタイアして数年は元気で体力があるので、それまでの生活とはそれ程大きな違いはないでしょう。
自由な時間が増えたことで、それまでできなかったことにチャレンジする方も少なくありません。
しかし、60代でも65歳を過ぎて70歳に近づくほど、体力や筋力の低下が進んできます。
いくら若作りをしても、老化による機能低下は止まりません。
そこで、生活もシンクロしてシンプルになっていくでしょう。
理由は、腰やヒザが痛くなり、重いものを持てなったりして、なるべく面倒なことから離れていきます。
つまり、なるべくシンプルで軽い生活へとシフトしていく方も少なくありません。
まだ体が何とか動く60代前半で、断捨離してシンプル化を図る方もいます。
その結果、60代後半からは生活が変化します。
食事やお酒は減ります。
海外旅行から国内旅行へと変わります。
自家用車を使った旅行から、公共交通を使った旅行へと変わります。
スーツなどは着なくなるので、衣料品も減ってきます。
身の回りがどんどんシンプル化していきます。
生活は年金と貯蓄
年金が支給される65歳からは、まさにこのような状況が始まる次期と言えます。
現役時代に考えていた老後と現実は相当違っていることに気が付くでしょう。
つまり現役時代と同じ金額がかかるとイメージするため、お金がもっとあった方がいいと思うのでしょう。
年金額や貯蓄額はそれぞれ違うので、だれでも当てはまるとは思いませんが、一般的に年金で生活している方は次の様に使っているようです。
- 年金は毎日の生活費に充てる
- 貯蓄は旅行や孫のお祝いなど特別な時に使う
参考:朝日新聞朝刊2024年9月8日(日)Reライフ
では順番に説明します
年金と貯蓄の使い方
年金と貯蓄の使い方を説明します
年金は日常生活に使う
2024年に65歳の場合、夫婦二人のモデル年金は22万6千円。この年金額は40年間平均的な賃金で働いた会社員の夫と、40年間専業主婦だった妻を元にしています。この額は時代によって変動します。
夫婦二人なら月22万6千円で、なんとか日常生活はカバーできるといいます。
しかも、終身で受け取れるので100歳になっても金額は減りますが受取れます。
つまり、日常生活だけなら、なんとか頑張って年金で暮らせると言えます。
貯蓄はプチ贅沢に使う
問題は、旅行費用や孫の節目のお祝いなどは、出費が大きいため、年金からは難しいといえます。
つまり、退職金などの貯蓄から出すことになります。
お楽しみやお付合いに費用は、どうしても年金から充当するのは難しい。
とは言え、だんだん旅行の回数は減り、付き合いも減ります。
結論は、旅行や外食などの贅沢は、残った貯蓄をしっかり計算すれば、その範囲で不安なく楽しめるといえます。
まとめ
年金生活では、年金と貯蓄を使い分けて日常生活することで、多少はプチ贅沢が楽しめるかもしれません。
あとは、お財布と相談して計画的に検討しましょう。