60歳代のみなさん、夜はしっかり眠れていますか?
最近こんなことが増えてきました。布団のなかで「もう朝だな!」と思って時計をみると、なんとまだ22時ごろだったりして・・・
今や睡眠ブームだから夜眠れないとなにかマイナス点が付いたようで不安になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回60歳代でも多い「眠れない夜」にどう対処したらいいのかご紹介いたします。
眠れない夜がある?
本当に年をとると眠れない夜の回数がどんどん増えていく気がしています。
60歳を過ぎると、早寝早起きという健康的なサイクルを通り越して「早寝、夜中起き!」という現象が出てきます。
布団に入る時は問題なく、あっという間に眠りにつくのです。
ところが、夜中に目が覚めてしまうと、そこから「眠れない夜」のスタートになることです。
寝ようにも眠れず、暗い部屋の中でいろいろ考えたりすると、さらに眠れなくなってしまうことが多くなります。
そして「どうにかして眠ろう!」と思えば思うほど寝返りも多くなり眠れない。
詳しい原因はいろいろあるようで、専門的な原因は医学の先生方におまかせするとして、素人でもできる対処方法を調べてみました。
こんな「眠れない夜」に遭遇したとき、どんな行動をしたらいいのでしょうか?
無理に「寝よう」することが問題?
質の高い睡眠は人間にとって重要なことだと言われています。
分かっていても眠れない夜があり、睡眠の理屈を知っていいても眠れないのです。
そこで無理に寝ようとすると、実は心に大きな負担をかけると言われています。
理由は、眠れないことが脅迫観念となり自分の心に余計な負荷をかけてしまうこと。
「眠れないと病気になってしまう・・」などと心配するのは体に良くないようです。
その原因は無理に寝ようと思うことから緊張感が増して交感神経が優位になるといいます。
その結果、どんどん眠りから遠ざかってしまうという眠りの逆効果を生んでしまうと言われています。
だからと言って、夜中にお酒を飲んで寝ようとするとさらに状況は悪化してしまいます。
これは経験したからこそ言えることですが・・・
お酒には覚醒水準調節作用があり興奮している人には鎮静効果を与える作用が知られています。
なのでお酒を飲むと寝つきがよくなることは事実あります。
たまには夜中のお酒も悪くはないと思います。
しかし、お酒は飲めばどんどん進んでしまい、結局、睡眠の質を下げてしまうと言います。
その理由は、お酒を飲んだ時は一時的に眠ることができても、実は時間が経つと深い眠りを妨げてしまうようです。
その結果、睡眠の質を低下させることになります。
眠れない夜は、寝なくてもいい?
ここまで説明したように眠れない夜に無理して寝ようとしたり、お酒を飲んだりすると、かえって心身共に悪影響があることがわかりました。
そこで一つの解決策があります。
「眠れなかったら寝なくてもいい」ということ。
理由は、人間は生命体として生きるために絶対に眠らざるを得ないから。
つまり、そんなに何日も眠らないで生きることは絶対不可能だから、どこかで必ず寝てしまうということです。
眠くなったら寝るのが人間です。
眠れない夜は「起きちゃえ!」というメリット
そこで夜中に目が覚めて寝れなくなってしまったら、無理に寝ないことです。
では布団の中でもじもじして起きていることがいいのでしょうか?
それはお勧めできません。暗闇の中で、余計なことを考えてしまうからです。
そこで眠れない夜の解決策は「起きちゃえ!」ということです。
部屋の電気をつけて明るくして、本を読んだり、ラジオ深夜便を聞いたり、趣味に没頭したりと自由に好きなことをしてリラックスする方が、よほど体にも心にもよいと実感しています。
夜中に目が覚めてなかなか寝れないという方が、実は寝入りばなの早い時間帯で睡眠をよくとっているという事実もあるようです。
眠れな夜は事実を受け入れて、逆に起きてしまったほうがメリットが多いといえます。
夜中に一人で誰にも邪魔されずに、静かに自分の時間を持つことも気分的に前向きになれると思います。
そして、どこかで眠くなったら無理せずに寝ましょう!
どうしても習慣的に眠れないようであれば、早めにかかりつけの医師に相談することも考えましょう。