お酒はやめようと思っても簡単にやめられるわけではありません。だれもが禁酒にチャレンジするのですが、成功率はどれ位でしょうか?
しかし、やめることができるのは『痛風』になって病院である通告を受けることかもしれません。
その効果は絶大で、一発でお酒をやめることができるかもしれません。
お酒が「痛風」を促進した?
お酒が大好きな人は、お酒をやめるなどとは考えた事もないのではと思うのです。
お酒を飲むと明るくなり気分も和らいでいい気持になり、今日の嫌なことも「何とかなるさ!」などと乗り越える力さえくれる飲み物です。
また、お酒は「飲めばわかる!」という仲間意識やアウンの呼吸をはぐくむ大切な飲み物でもあります。
ところが「人生の良薬」には毒も持っているのです。
肝硬変、痛風、高血圧、アルコール依存症など数えたらきりがない程、毒に変わると大きな影響を及ぼすのです。
ビールにはプリン体が多いから痛風を促進します。
痛風は足などの関節が赤く腫れ上がり猛烈に痛む厄介な病気です。そのままにしておくと腎臓などの内臓もやられてしまいます。
原因は体内に尿酸が蓄積することで発症します。血液1dlあたりの尿酸濃度が7mgを超えると「高尿酸血症」と言われる痛風の予備軍になります。
体質的な人もいますが大半は、肥満、脱水、食べ過ぎ、飲み過ぎなどの生活習慣が原因です。
プリン体カットのビールは大丈夫か?
ビールはプリン体が他のお酒より多いから「痛風にはビールはダメ」と言われます。そこでプリン体99%カットの発泡酒などがあり、それならばいいな!と買いに走ります。
しかし、アルコール自体にも尿酸値を上昇させる作用があるのでビール以外のお酒でも尿酸値は上昇します。プリン体が少ない焼酎ならいくら飲んでも大丈夫というわけではありません。
やはりお酒のアルコールは痛風のエサになっているのです。解決策は、アルコールをやめることしかありません。
医者が痛風に関してあることを言った
「このまま痛風を治さないと、最悪で腎透析になるかもね~」
昔から付き合っているホームドクターなのでお酒が好きなことは良く知っていました。
だから、脅かしたかもしれないと思ったのですが、まじめな命に係わる判断を冗談で患者に伝えるわけがありません。
「青くなりました・・・」
その一言で「禁酒決行!」決まりです。
人間は自分の身に来ないとお酒はやめられない
医者が言ったことから禁酒を初めて、すでに2年になります。
尿酸値は平常に戻り、血圧も平均以下まで下がり、コレステロールも標準、どこも悪いところはなくなりました。
もし、あのまま医者が腎透析の話をしなかったら、いまだにお酒をたっぷり飲んでいたでしょう。
煙草を2000年の元旦に禁煙した時も、発端は医者の発言でした。
女房が胆石でオペをすることになった時です。
正月にオペをするので年末に「最後の確認のためにご主人と一緒に面会したい」と話しがあったのです。そして面会になりました。
医者が女房に聞きました。「煙草を吸ってますか?」
私はヘビースモーカーだったので、もしかして奥さんも喫煙しているかどうかを聞いたのです。
その時に医者がいいました。
「もし普段から喫煙していると、麻酔から覚めたあとに呼吸が苦しくなって大変なことがあります・・痛いですから・・」
その一言を横で聞いていて青くなりました。
その年の元旦から禁煙を開始したのです。理由は「怖くなったから」です。
どんな強い男でも医者の言葉には弱い
どんな強がりを言っても「医者がひとこと脅かしてくれると」弱いものです。
タバコも酒も医者の一言によってやめることが出来たのは幸運だったかもしれません。
どんなに頑張っても駄目だったのに、医者の一言は大きいのです。
男は、自分の体が医者から危ないという警告を聞けば、一瞬のうちに禁酒でも禁煙でもしてしまうのです。