若い時は、明日は来ないかもしれないなどとは一瞬も思いませんでした。
60代は、このまま流れてもいいのだろうか・・・
「60代も半ばになったから思うのか・・・」
「先々の時間が残り少なくなったからなのか・・・」
これから先の生きる年数をかぞえてみたら、先は短いのです。
お正月ならあと何回くるのでしょうか?
これは、うかうかダラダラと過ごしていたらもったいない!
生き方を見なおそうと思ったのです。
やりたいことは、今しかできない?
「来年はこんなことしよう!」
と思ってもはたして来年生きているのだろうか・・・
明日がまたくることは、なんの保証もありません。
確実なことは、いまは心臓が鼓動して息を吸っているし、目も見えるし耳も聞こえる
今、生きているのは紛れもない事実です。
ほんの一瞬の積み重ねですが。
だから、やりたいことができるのは「今、生きている瞬間だけ」は確実にできるということです。
「いつやる?」から「今やろう!」
本当は65才まで働いたら慰労もあり「イタリア旅行」に行こうと女房と話していました。
しかし、60才の定年を迎えると仕事の酷使の影響で体力が落ちていくのがわるのです。
不安もありましたが決断して62才で仕事を退職して無職・無給になりました。
そしてお金は無くても収入は無くても、ゆっくりと過ごすことにしたのです。
その時に、念願のイタリア旅行に行くのは今しかないと決意しました。
女房とありったけのお金をかき集めてすぐ申し込んでイタリアに12日間行ったのです。
その2年後に新型コロナのパンデミックが始まり、海外旅行は行けなくなってしまいました。
もし計画通りなら今年2021年がイタリアに行く予定の年でした。
60代は「黄金時代」今がその時です。
60代はあっという間に過ぎていきます。
体力もまだ少しは残っているし、お金も少しは何とかなるという60代。
先の心配するよりも、今を満足して生きることです。
やりたいことは一生涯やるにしても、できるなら今やることが幸せにつながる気がしています。
60代は、第二の青春時代かもしれませんね。
小さなことでもやりたいことは今のうちにやっておきたいものです。