短歌は面白そうですが、どのように作る(詠む)のでしょうか?
頭を使い、ほとんどお金がかからない趣味の「短歌」は大人気!
そこで今回は気楽に短歌を作る方法(詠み方)とポイントをまとめました。
さっそく短歌を作ってみてはどうでしょう!
はじめて短歌にチャレンジ!
もしかして、短歌を始めようとお考えではありませんか?
短歌は紙と鉛筆1本あれば作れるメリットがあります。
- 時間や場所を選ばない
- 簡単に作れる
- 紙と鉛筆があればいい
- お金がかからない
- 思い出になるし楽しめる
誰でも作れ、場所や時間は自由です。
しかもお金がほとんどかからないので取り組みやすく、しかも奥が深いといえます。
老後の趣味としては取り組み安いと言えます。
この記事では短歌を「作る」と表現していますが、ぼくは「詠む(よむ)」という方が好きです。
短歌には奥深い作者の思いや情報がたっぷりつまっているのでとっても面白いです。
短歌を詠むのに3日もかかることも・・・
ここでは現代語で短歌を楽しむことを目指します。
短歌の作り方のポイントとは?
短歌の基本ルールは「5・7・5・7・7」の三十一音で季語は必要ありません。
短歌は意外と気楽に作ることができます。
季語の必要もなければ、無理に古い言葉を使う必要もなく、多少の字あまり、字足らずもOK。
短歌の基本ルールは?
簡単に説明します。
短歌は原則「5・7・5・7・7」の計31音で一首と数えます。
「5・7・5・7・7」は次のように呼びます。
- 「初句」5
- 「二句」7
- 「三句」5
- 「四句」7
- 「結句」7
のようになります。
さらに、2つにまとめて
- 「上の句」:最初の「5・7・5」
- 「下の句」後の「7・7」
と呼びます。
短歌の表現方法のポイント
短歌の作り方にはいくつかのポイントがあります。
- 読み手を意識してつくる
- 感情を表す言葉に頼らず話し言葉を使う
- オノマトペを使う
擬音語や擬態語のことを英語では「onomatopoeia」(オノマトペ)と言います。
擬音語とは、自然の音や生き物の声のことです。
例えば犬の鳴き声は「ワンワン」、雷の音は「ゴロゴロ」などと表現されます
短歌では、表現技法や句切れに心を払って作ると情景や感動を表現しやすくなります。
表現技法の主なもの
短歌を作るときには、表現技法や句切れに注意します。
表現技法を簡単にまとめると次の通りです。
- 対句法
- 倒置法
- 体言止め
- 反復法
- 比喩法
ひとつずつ簡単に説明します。
(1)対句法
対句(ついく)法とは、対(つい)になる言葉を並べてリズム感を持たせる表現方法です。
例えば「青い空と白い雲」。「青い」と「白い」、「空」と「雲」がそれぞれ対になっています。
(2)倒置法
倒置(とうち)法とは、言葉の順番を入れ替えてリズムをつけたりする表現方法です。
例えば、「雪がちらちら降っている」を倒置法では「ちらちら降っている、雪が。」で表現します。
(3)体言止め
体言止め(たいげんどめ)とは、終わりが体言(名詞)にすること。
その体言(名詞)を強調づけたりリズムを付けたり余韻(よいん)を持たせたりする表現方法です。
例えば、「そよそよと気持ちよくふく風」。風という名詞で終わっています。
(4)反復法
反復(はんぷく)法とは同じ言葉をくり返し使い強く印象付ける表現方法です。
例えば、「そこには、人、人、人、人」。
(5)比喩法
比喩(ひゆ)法とは、ある物事を別のものにたとえ具体的なイメージを与える表現方法です。
比喩法には
- 直喩(ちょくゆ):「~のような」など例えで表現する方法
- 隠喩(いんゆ):「~のような」を使わずに例える表現
- 擬人法(ぎじんほう):人間にたとえて表現する方法
の3種類があります。
直喩の例は、「太陽のように明るい人」など。
隠喩の例は、「ガラスの瞳」など。
擬人法の例は、「空が泣いている」など。
短歌を短冊に書く方法
作った短歌を短冊に書くときには、基本的な書き方のルールがあります。覚えておくといいですね。
短冊の上から3分の1あたりの位置から書き始めます。
つまり、短冊を3つに折ったときに、1番上の折り目に第1句の1字目が重なるように書きます。
はじめて短歌をつくってみた
ここまで短歌の作り方を確認しました。
とはいえ、短歌を始める時は細かいことはさておき、楽しみながら作るのがいいです。
そして、慣れてきたら徐々にレベルをアップして楽しみましょう。
では、今回の勉強をもとにド素人で超初心者のぼくがはじめて短歌を詠んでみました。
「朝方にはっと驚く孫の声添い寝で寝込んだ初孫サポート」
先日、初孫が生まれてサポートにでかけました。ママもパパも疲れたのでジイが添い寝でサポート。
気が付けは朝方孫がミルクを欲しがって泣いていたことを詠んだ短歌です。
短歌の作り方のまとめ
短歌作り方を専門家のノウハウをもとにご紹介いたしました。いかがだったでしょうか?
短歌は自由な作り方ができて面白くなってきました。これから続けてみたいと思います。
みなさんもいかがでしょうか!