お酢を取ると血圧が高い人に降圧作用があることは古くから知られています。
最近、酢そのものに降圧効果があるというエビデンスが公開されています。
ではお酢が血圧にどれくらいの降圧作用があるのでしょうか?
そこで今回は6カ月間お酢を取り続け血圧が変化する記録をお伝えします。
高血圧はお酢で改善?
お酢が高血圧の改善に有効だという研究があります。
簡単にまとめると次の通りです。
正常高値血圧者と軽症高血圧者がお酢(1日当たり酢酸750 mg含む量)を10週間摂取。
その結果、2~6週目以降10週まで有意な低下がみられたとしています。
具体的には、「141/83 mmHg」➡「129~135/77~78mmHg」に低下。
*「正常高値血圧」とは、高血圧の一歩手前で注意が必要なレベルのこと。
これらの報告からお酢は高血圧の改善に有効なことがわかります。
お酢を6か月取り続けた記録
そこで本当に血圧が下がるのかを自分の血圧測定をして確かめてみることにしました。
ぼくは高血圧なのでお薬を飲んで調整しています。
なので通常は「132-70」あたりで推移しています。
毎朝取ったお酢の量は、食酢を大さじ1~2杯程度。
料理やサラダにかけて食べます。
(1)2020年2月の血圧「132-70」
いつもの血圧でスタートです。
お酢をキャベツの千切りサラダにかけて食べ始めました。
(2)2020年3月の血圧「130-70」
お酢を取り始めて1ヶ月経過。
全く変化はありません。
ひたすら毎朝キャベツサラダにお酢を掛けて食べます。
(3)2020年4月の血圧「128-66」
気候が暖かくなったこともあり血圧が徐々に下がり始めます。
お酢の影響なのか気温の影響なのかわかりませんが、下がり始めました。
(4)2020年5月の血圧「110-65」
血圧が大きく下がり始めました。
この時点で、かかりつけのドクターはそろそろ血圧の薬の強さを半分にすることを検討。
お酢の降圧作用をドクターにも伝えました。
(5)2020年6月の血圧「100-60」
6月に入ると上が100近辺まで下がり、下は時々50台になるので逆に心配になりました。
6月下旬にドクターに1ヶ月血圧圧データを見せました。
ドクターに血圧が下がったのか、時々眠くなることがあると報告。
血圧の薬を半分にする
「毎日お酢を取っているのはいいことですね」とドクターが言いました。
ここでドクターは血圧の薬の強さを半分にする決断をしました。
でも、お酢の効果についはノーコメントでした。
(6)2020年7月の血圧「109-54」
血圧の薬を半分にしても血圧は低い数字です。
これはお酢の効果が出ているということなのでしょうか?
実はこの段階ではお酢と血圧の因果関係がよくわかり分かりません
でも確実に今までにない低い血圧まで下がりました。
毎朝続けたお酢の取り方
ここまでで説明したようにキャベツの千切りにお酢を掛けて毎日食べています。
朝食では「べジファースト」。
キャベツの千切りにお酢とオリーブオイルと岩塩を少々かけてパンやヨーグルトよりも先に食べています。
6か月間お酢を取り続けた感想
6か月間「お酢」を取り続けていると血圧が低くなる実感を自分の血圧測定で経験しました。
この記録は2020年に行ったものですが、現在も続けていて毎朝お酢を取っています。
血圧は年齢とともに高くなると言います。
ぼくはお薬が無いと朝の血圧は「150-90」と高いです。
でも2023年4月の朝の血圧は「124₋73」なので年齢の割にはまあまあですね。
毎朝大さじ1~2杯位のお酢ですが結果として血圧が少し下がりました。
お酢は適量を取ることで健康にもよいと言われています。