住宅ローンと一緒に加入した火災保険は、ローン完済とともに契約満了を迎えることが一般的です。
長かった住宅ローンが完済されると、これ以上は火災保険の加入はしなくても良いと思うことがあります。
これ以上、支出を増やしたくないことも、その要因です。
火災保険が満期になった後に、契約を更新しないとどうなるのかを事例も含めて紹介します。
火災保険の契約が満期になる住宅ローン完済時
住宅ローンが無事に完済した場合は、火災保険も満期を迎え更新しなければ補償は終わります。
住宅ローンが完済すると、今後の火災保険を更新するかどうするかの書類が送付されてきます。
この時に今後の火災保険の更新について選択肢は3つあります。
2・保険会社を乗り換えて契約する
3・火災保険に入らない
通常は火災保険を同じ会社で更新したり、保険会社を乗り換えて更新するのです。
火災保険の更新をしなかった場合
住宅ローンを完済して時点で、十分な資産があり火災保険が必要ない場合は更新しないこともあります。
それは、一般にはまれな場合ではないでしょうか。
火災保険の完済後に契約更新しなかった事例があります。
火災保険を更新しなかったために、その後の生活の明暗を分けたことが報道されました。
火災保険を更新しなかったために、もとの家に住めなくなったというのです。
近年は体験をしたことのない自然災害が世界中で多数発生しています。
2019年の台風15号では強風と豪雨のために家屋が倒壊、一部破損等の被害が発生しました。
一方台風19号では前例の無い強烈な勢力を持った台風で、堤防の決壊による水害、竜巻により倒壊した家屋等、多数の被害が発生しました。
当時のTVで災害の被害者をインタビューした報道がありました。
台風の災害で被災し家を修理して再建し住み始めた方がいた一方で、家を再建する資金が無く、その土地を離れてアパート暮らしになったという方がいたことです。
理由は、住宅ローン完済後に火災保険を更新して加入していなかったのです。
修繕用の資金が用意でずに家の再建ができなかったのです。
明暗を分けたのは、まさに住宅ローン返済後に火災保険を更新したかどうかだったのです。
前例のない自然災害のリスクと火災保険
100才以上生きていても、たぶん遭遇しなかったような自然災害が発生しているのですから、日本中の人は、みんな前例のない災害に出会ったということです。
「今までは大丈夫だったので、今後も自然災害で家が壊れることは無いだろう」というように、自分だけは大丈夫という最も危険なバイアスがかかるのです。
災害にあわれた方々の貴重な体験とお話から、火災保険の加入は重要だと改めて確認しました。
まとめ
温暖化により今後は大きな自然災害が普通に発生すると言われています。
我が家は台風でベランダと屋根が破損して修繕を2回しました。
お見舞金と見積り額が支払われました。ラッキーにも火災保険の更新後3か月目のことです。
自分の財産と命を守るためには、住宅ローン返済後も火災保険を更新して加入することをおすすめいたします。