たまにはAMラジオでアナログな音を聴くと新鮮でもあり、懐かしさもよみがえってきます。
デジタルが普通になった現代社会で、アナログはどこか温かさを感じる音です。
AMラジオからアナログな音楽
今は製造が終了していますが、日本製のラジオをもっています。
レトロなラジオです。
音がとてもよく、AM放送をよく受信してくれる良いラジオです。
AM放送を好んできいています。何か手作業をしているときは、ラジオが一番いいです。
今日ラジオを着ていたら、「ホテルカリフォルニア」が流れてきました。
1977年のイーグルスの曲。
20代を思い出して、ついつい聞きほれてしまいました。
それもAM局から流していて、その音源はあえてアナログのレコードからでした。
ノイズがパチパチと入っているのが新鮮で邪魔にならずに70年代の良さを醸し出しています。
今、再びアナログがいい
アナログが若者に人気です。
レコード盤を見たことが無い若い世代は生まれたときからデジタルの音。
聞きたい曲をスマートスピーカー(AIスピーカー)に呼びかけると、聴かせてくれる世の中。
アナログ時代は1曲聞くだけでも、手間のかかります。
棚にしまってあるレコード盤を取り出してきて、ジャケットの中からレコード盤を取り出す。
レコードを聴くためにメインアンプとプリアンプ、それにレコードプレーヤーのスイッチをオンにします。
貴重なレコード盤がキズついたり、指紋で汚れないように、最新の注意を払って取り出します。
レコードクリーナーできれいにしてから、プレーヤーに乗せる。
そして、クルクルとプレーヤーが回り始めてから、アームの先に付いている針をレコード盤の上に置くのです。
LPレコードなら、聴きたい曲を円盤の上から目で探して、そこをめがけて針を置きます。
だから、この操作が慣れるまでは失敗がつきものです。
アナログの1曲を聞くために、これだけの作業があるから、その分たいせつに曲を聴いたものです。
レコードの一曲を聴くために、全身の五感をフル動員するのです。
アナログな音は雑音やノイズが温かい
アナログな音は安らぎます。
まろやかで透き通った暖かい音は、アナログだからだと思っています。
デジタルには及ばない音質です。
しかし、ノイズはつきもののアナログな音源は、その雑味が人間の耳に温かさを与えるのでしょう。
雑音も心地よいアナログの音楽
久々にレコード盤に収録したイーグルスの「ホテルカリフォルニア」を聴くと胸がジーンとしてしまします。
デジタルが珍しくて、どんどんデジタルな世界へと突き進んできた時代。
いま、年を重ねると「アナログな音楽」というか、アナログな機会を通して聞こえてくる音が、心地よいのです。
まるで蒸気機関車のボックス席に座って、煙をかぶりながら線路のつなぎ目の音で眠ってしまうようなアナログな世界に戻ってくるのは、やはり年のせいですね。
おわりに
生きてきた時代をちょっとだけ振り返ってみました。
アナログがこんなにも癒される音だと、最近あらためて気が付きました。